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地域応援ブランド  |    2024.02.15

システム会社が地方創生?地域にも社内にもメリットをもたらすZooops Japanの『人創り』とは【後編】

2014年からすでにテレワークやワーケーションなどの取り組みを通して地方創生事業を行ってきた「株式会社 Zooops Japan(ズープスジャパン)」。

前編】では「システム会社がなぜ地方創生を行うのか?」をテーマに、Zooops Japanが今までに行ってきた地域創生事業やそのきっかけについてお伺いしました。

【後編】では、システム会社であるZooops Japanだからこそできる地方創生について深掘りしていきます!【前編】に引き続き、コーポレート本部の内山一生さんにお伺いしました。

システム会社だからこそできること

新入社員と北見工業大学生によるオンラインインターンシップ

ーーZooops Japanというシステム会社だからこそできる地方創生とは何だと思われますか?

「実際にそこに住んでいる人たちの身になると、やはり『雇用を創出すること』だと思います。

代表は特に、大震災の後に働ける場所がないという状況を目の当たりにしているので」(内山さん)

ーー地方にはどのような課題があると感じていますか?

雇用の面でいうと、地方ではシステム関連業務をこなせる人が見つかりにくいことが挙げられます。

関東圏で働いている弊社の社員を移住させて教えるというのが一番手っ取り早いとは思うのですが、北見や斜里、宮城県に移住してといってもなかなかできない…。

だから、例えば地方出身のエンジニアをやりたいという人を採用して、ある程度関東圏で仕事を覚えてもらう。そして、地元に戻りたいという人には積極的に戻ってもらうようにしています」(内山さん)

来年の4月に入社する新卒採用では、北見市出身の大学生を初めて採用することができたそう。

また、結婚を機に婚約者の地元である宮城県石巻市への移住を考えていた社員には、退職せずに石巻拠点で働いてもらうことを提案。

石巻へ移住しても問題なく業務遂行できることが実証され、現在はリモートワークを続けながら2ヶ月に1度の本社出勤という勤務をされています。

「現地で舵を取れる社員を送り込み、地域の雇用の創出につなげていくこと」は、「働く場所にとらわれない社員の自由な働き方」にもつながりそうです。

Zooops Japanの「人創り」

鳴子温泉での湯治ワーケーション

ーー地方創生をすることで社内にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

「正直、弊社が地方創生をしているからという理由で入社を希望した社員はいませんが、付加価値としての要因にはなっていると思います。

また、従業員50名弱のうち2割が北見工大出身なので、若手コミュニティの形成にも役立っています」(内山さん)

その他、チームでワーケーションを行うことでチームワークが向上したり、家族の仕事に対する理解度がアップしたり、離職率が低下したりといった成果も実感されているとのこと。

ーーずばり、Zooops Japanにとって地方創生とは?

「地方創生にモノ創りと人創りがあるとしたら、弊社は『人創り』をするためにやっていると思います。

今後も地方創生を大きく前に打ち出してなにかするというよりは、関東圏で経験と実績を積んだ社員が、生まれ故郷に戻ってノウハウを提供するというのを一つの働き方にすることで、地方に貢献できる人材を送り込むということをやっていきたい。

それが『人創り』につながっていくんじゃないかと思います。そして、その裏テーマとして地方創生があるというイメージです」(内山さん)

「もちろん地方創生のために地元に帰れと強要するつもりではない」と内山さんは続けます。

Zooops Japanで働いているからこそ、地元に帰っても仕事があるし生活基盤も守れるというところにつなげたい。そしてそれが、各地方都市の雇用のプラス1にもなる」と。

働く場所にとらわれない働き方と地域での雇用創出の両立。

これこそ、人材を大切にしながら地域活性化を後押ししたいという想いをもったZooops Japanだからこそできる地方創生なのではないでしょうか。

まとめ

鳴子温泉での湯治ワーケーション

Zooops Japanは、テレワークの先駆けとして北見市や斜里町で地方創生事業を行ってきました。

『大自然とIT企業』という一見無関係な2つの要素を組み合わせたものが、まさにテレワークやワーケーションだったのです。

地域での活動を通して地元の人たちと交流するだけでなく、「人創り」として積極的に地方出身者を採用したり、社員のUターンを応援する。

ITの力やテレワークとによって雇用や産業を生み出し、地域活性化につなげていく。

このような「人創り」が全国に広まれば、過疎化や地域格差といった課題を解決する糸口にもなりそうです。

Zooops Japanはこれからもテレワークやワーケーションなどを通して地域と交流しながら、その地域で新たな雇用を生むという取り組みに挑戦していきます。

※当記事に使用している画像は株式会社 Zooops Japanに提供していただきました。

株式会社 Zooops Japan (ズープスジャパン)

所在地:〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1番地12-15 O・Sビル4F
TEL:03-5809-2668
URL:https://www.zooops-japan.co.jp
お問い合わせ:https://www.zooops-japan.co.jp/contact/

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この記事を書いた人

endang

房総生まれ房総育ちのWEBライター。 ライター名の「endang(えんだん)」とは、大学で専攻していたインドネシア語クラスで名付けられたニックネーム。 国内外問わず旅行やお出かけするのが好きだったおかげで、地元の良さを再発見できました。 生まれ育った場所だからこそわかる、木更津市・君津市エリアの魅力や想いをお届けします!

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