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地域応援ブランド  |    2024.06.21

泡盛は日本酒の後に飲む!?|手軽に手に入るおつまみと泡盛の相性徹底比較

この記事に目が止まった方は、日本酒好きかお酒好きの方ではありませんか?

この記事では、泡盛と日本酒の❝新しい飲み方❞を提案しています。

きっと、『そんな合わせ方があるんだ!?』と、驚いてもらえることでしょう!

加えて、手軽に手に入るおつまみと泡盛との相性を、徹底比較してみました。

なぜかというと、泡盛と沖縄料理の相性は言うまでもないですが、泡盛を飲むために沖縄料理を出してくれるお店を訪れるのは、ハードルが高すぎると感じるから。

そこで、比較的手に入りやすいおつまみと泡盛の相性を徹底検証してみました。

きっと、わたしと同じように、泡盛の楽しみ方を理解してもらえるはずです。

この検証を一緒にしてくれた方のご紹介

泡盛の酒造メーカーである、有限会社 神村酒造 中里迅志(なかざとはやし)社長です。

神村酒造の主力ラインナップ、「守禮」「暖流」をオンラインで体験を共有しつつ、ああでもないこうでもない、とやり取りさせていただきました。やり取りさせていただいた本記事の筆者は、料理歴23年の現役調理師で、筋金入りのお酒大好き人間です。
以上2名で、次の3つの泡盛を使わせていただき、検証・提案を行いました。

神村酒造 中里迅志(なかざとはやし)社長

神村酒造の主力ラインナップ、「守禮」「暖流」をオンラインで体験を共有しつつ、ああでもないこうでもない、とやり取りさせていただきました。やり取りさせていただいた本記事の筆者は、料理歴23年の現役調理師で、筋金入りのお酒大好き人間です。
以上2名で、次の3つの泡盛を使わせていただき、検証・提案を行いました。

暖流(だんりゅう) 出典:神村酒造HP

日本で初めてウイスキー樽(オーク樽)で貯蔵した泡盛で、ウイスキーのような甘い香りがするのが特徴です。検証時は、暖流ハイボール「暖ボール」をつくって試しました。

守禮(しゅれい) 夏泡盛 出典:神村酒造HP

夏野菜との相性を最優先させてつくり上げられた泡盛が、この「夏泡盛」です。

季節を区切って、合う食材までも区切ってつくられた泡盛。写真にあるようにゴーヤーチャンプルーとの相性は抜群なのだそう。検証時は、夏泡盛オンザロックで試しました。

守禮 おきなわ県産米泡盛 出典:神村酒造HP

普段はタイ米でつくられる泡盛を、沖縄県伊是名島(いぜなじま)産の長粒種米を原料にしてつくった泡盛です。タイ米の風味とは異なる、優しい香りが特徴の泡盛。
検証時は、県産米オンザロックで試しました。

泡盛を日本酒の後に飲むことをオススメする理由

さっそく本題に入ります。
泡盛を日本酒の後に飲むという新しい「お酒のリレー」を、ここで提案させていただきます。
「お酒のリレー」とは、例えばワインの飲み進め方などが理解しやすいでしょう。
乾杯はスパークリングワイン、食中酒として魚料理で白ワイン、肉料理で赤ワイン、食後酒にデザートワイン、という「リレー」をします。
このように、同じ主原料(ぶどう)で作ったお酒を「リレー」していくのです。

また、イタリアでは「グラッパ」、フランスでは「マール」と呼ばれる、ワインを作ったぶどうの絞りかすから作ったアルコール度数が高いお酒を食後酒として楽しむとのこと。ぶどうを主原料としたお酒を「リレー」していることがわかります。

泡盛の原材料を知っていますか?

前述したように、ヨーロッパなどでは、同じ主原料のお酒をリレーしています。
日本では、食中酒として「日本酒」が圧倒的に人気があるのだとか(中里社長談)。

日本酒のあとに飲む「食後酒」としてふさわしい存在が、「泡盛」です。
なぜなら、日本酒と同じ主原料である❝米❞を使って作られているから。そうです、泡盛は米から作られています。サトウキビではありません。
※以前筆者はそう思っていました(笑)

日本酒の喉越し、舌触り

ここで日本酒の特徴である喉越しや、舌触りを確認してみましょう。口に含むと、まず米の甘みや香りを感じ、舌に絡む印象はありませんか?
喉越しは、大きな余韻を残しつつ、飲み込んだ後もお酒の香りや味が残っている状態ではないかと思います。
これが特徴的な、日本酒の喉越し、舌触りと言えるでしょう。

泡盛の喉越し

泡盛の喉越しは、『余韻をあまり残さずスッとスッキリ流れていく』、そう感じました(筆者体験談)。食材の脂を口内からスッキリ流してくれるため、例えば豚の脂を食べた後も、口内をさっぱりとさせてくれます。
上記で紹介した、3つの泡盛に共通する喉越しでした。

結論

諸説あるとは思いますが、中里社長と筆者が感じた「お酒のリレー」として成立する組み合わせは、

  • ワイン→同じ主原料であるデザートワインもしくはグラッパ
  • 日本酒→同じ主原料の泡盛

と言えます。

※次の「おつまみとの相性を探る」では、実際にリレーさせた感想を載せています

泡盛のタイプ別、おつまみとの相性を探る!

今回、神村酒造 中里社長より泡盛体験ならびに「おつまみとの相性判定」のために3つの泡盛を提供いただきました。

相性判定にあたり、以下の凡例を適用します。

  1. 夏泡盛
  2. 県産米泡盛
  3. 暖流

すべてのおつまみに対して比較を行い、その相性を『最適』『適』『可』で判定してみました。

今回試した❝おつまみ❞は全7種類です。※検証を行った順です

  • キムチ
  • きゅうり
  • スルメイカ
  • 柿の種
  • 納豆
  • チーズ
  • 豚の角煮

特に入手困難でもなく、沖縄料理店に行かずとも手に入るおつまみを揃えました。

「おつまみで準備する料理は、日頃食べている料理で構いません。その料理に対し、どの泡盛が美味しく感じるか一緒に体感できたら良いな〜と思っています」。おつまみを選定する際、事前のやり取りの中で、中里社長から上記の提案をいただいた経緯がありました。

このため、特に珍しくないおつまみ(家の冷蔵庫にあったもの含む)で検証しています。
それでは、検証スタート!!

※以下画像はすべて、筆者撮影のものです。

キムチ

日本国内であれば、スーパーやコンビニなら、まず手に入らないことはないであろう、キムチ。お腹に溜まらないおつまみとして、またご飯のお供としても認知度が高いですね。オンラインで乾杯の後、一番最初に手を付けたおつまみです。画面の向こう側の中里社長は、夏泡盛に最も合うおつまみのひとつ、ゴーヤーチャンプルーを試されていました。
今回は白菜キムチですが、白菜の甘みを引き立ててくれる「夏泡盛」が、最も合うと感じました。カクテキ(大根キムチ)やオイキムチ(きゅうりキムチ)にも合うと思います。

泡盛別相性判定
  1. 最適(夏泡盛は野菜との相性抜群だと確認できます)
  2. 適(県産米泡盛はすっきりした香りだからでしょう)

きゅうり

夏野菜のきゅうりですが、現代では季節を問わずに手に入れることができます。

高知産のきゅうりをよく目にするのではないでしょうか。当日我が家にあったきゅうりも、高知産でした。

きゅうりには、マヨネーズをつけてみました。この組み合わせも珍しいものではないでしょう。

白菜キムチに続いてきゅうりを試しましたが、野菜自体の甘みを引き立てるのが「夏泡盛」の特徴、ではないかと感じました。

泡盛別相性判定
  1. 最適(夏泡盛はきゅうりの甘みをサポートし、甘みを引き立ててくれます)
  2. 適(日本酒の香りと似た県産米泡盛は、きゅうりとの相性はGood)

スルメイカ

❝乾き物❞おつまみの代表格といえるのが、この「スルメイカ」。

軽く炙ってから食すと、一層風味が増してお酒がどんどん進んでしまうこと請け合いです。
中里社長いわく、沖縄だと「さきイカ」のほうが数多く出回っており、スルメイカはそれほど流通していないのだとか。
画面の向こう側で、中里社長は「かまぼこ」を試していらっしゃいました。
魚や魚介類に合うのは「県産米泡盛」ではないか、という印象。雑談ですが、沖縄で穫れる魚で、美味しい脂ののった魚と言えば、キハダマグロとのこと。
沖縄の近海で穫れ、一度も冷凍せずに出荷されるキハダマグロは新鮮で、とても美味しいそうです。

間違いなく、「県産米泡盛」に合うでしょうね。

泡盛別相性判定
  1. 最適(スルメイカは県産米泡盛が一押しで、他の魚介類にも合うと思われます)

お酒リレー検証

スルメイカでは、日本酒→泡盛のリレーの検証も行いました。

日本酒の後に、泡盛を飲む。

なんの変哲もないスルメイカでしたが、スルメイカをかじって日本酒を飲み、そのあと泡盛を流し込むと、味はもちろん、味わった時間というか、飲んだ満足感が高かったです。

日本酒の余韻を、泡盛でスッキリ洗い流す。

新しい発見に歓びを感じ、食事の時間が楽しくなります。

「お酒のリレー」とは、もっと食事が楽しくなるひとつの提案、と感じました。

柿の種(柿ピー)

柿の種はスルメイカ同様、おつまみの❝乾き物❞の代表選手とも言えます。

柿の種(せんべい)とピーナッツを別々に食べて検証してみましたが、泡盛との相性判定は両方との相性が良い「県産米泡盛」が『最適』という結果になりました。

泡盛別相性判定
  1. 適(夏泡盛がピーナッツと合うのは「豆」だから?)
  2. 最適(県産米泡盛は両方とも相性良かったです)
  3. 適(暖流はコクがある「柿の種」と合います)

納豆

加熱など手間いらずで、混ぜるだけですぐに食べられる❝おかず❞として認知度が高く、また栄養価も高い納豆は、おつまみとしてお酒に合わせてもGoodです。

納豆は、県産米泡盛が最も合うと判定しました。

納豆を試している時、中里社長と海苔の話になり、納豆と海苔は合うからきっと泡盛と合わせて味わっても美味しいだろう、と試してみることに。

しかし、結果は想像とは違い、海苔と納豆の組み合わせでの泡盛は、あまり合いませんでした。それぞれ単体で味わうほうが、より美味しく感じます。これはこれで、ひとつ学びがあったと言えるでしょう。

ちなみに、海苔は夏泡盛に合うと感じました。

泡盛別相性判定
  1. 適(薬味のネギとの相性が印象に残っています)
  2. 最適(ネギ、納豆とも相性良かったです)
  3. 適(暖流は、コクがある食べ物には合う、という印象)

茄子(揚げ浸し)

この日のために準備しました!

『夏泡盛には夏野菜が合う』とのことで、当初ゴーヤーチャンプルーを作ろう!と意気込んでおりましたが、関東でこの時期に購入するとなると、大変高級野菜になるため断念致しました。(笑)

そこで茄子をチョイスし、揚げ浸しに調理しました。

泡盛別相性判定
  1. 最適(やっぱり野菜との相性抜群で、野菜の甘みを引き立ててくれます)
  2. 適(夏泡盛ほどの相性を感じなかったために優劣を付けましたが、合います)

チーズ

お手軽なおつまみとして、またはおやつとしても需要があるとされるチーズは、結果として暖流に合いました。

今回はプロセスチーズを試しましたが、フレッシュチーズや白カビチーズ(カマンベールなど)、青カビチーズ(ゴルゴンゾーラなど)でも同じ印象じゃないかと感じます。

泡盛別相性判定
  1. 適(県産米泡盛は、乳製品にも合うことが判明)
  2. 最適(チーズのコクに最も合うのは、暖流だと判定しました)

豚の角煮

こちらも、当日に合わせて調理しました!

沖縄料理「ラフテー」をイメージして調理したのが、こちらの豚の角煮です。

中里社長から「脂質を持った食材と❝暖流❞は合うよ〜」とのお話をいただきました。チーズでも感じましたが、脂質を含む食材と合わせるのは「暖流」が最適だと思います。

泡盛別相性判定
  1. 最適(上述のように相性最高です)

お酒リレー検証

豚の角煮でも、日本酒→泡盛のリレーを検証してみました。
かなりコクのある豚の角煮をひとくち、まず日本酒と共に楽しむ。
自作の料理なので、自分好みの味に仕上がっているのを確認できました。やはり美味です。
そのあと、「県産米オンザロック」で口の中をスッキリと洗い流す。そして次のひとくちへ。
豚肉の脂と日本酒の余韻を、泡盛で切り替えるという、お酒の新しい楽しみ方と言える方法です。

中里社長がおっしゃる、「お酒の楽しみ方がわかって人生が豊かになる」そんな感覚を抱けたことが印象的でした。

美味しく泡盛を飲む秘訣

まとめたいと思います。
泡盛を飲む楽しさは、食材や料理に合わせて泡盛を選べること。同じ食材をおつまみにして、タイプの違う泡盛を試すことで、より相性の良い泡盛を探ることができました。
本記事の検証で行ったように、野菜や魚介類、肉などの食材に合わせて泡盛を変えることが、より美味しく泡盛を飲む秘訣だと確信しています。これによりわたしは、いつもの食事における楽しみ方のレパートリーが、増えたと感じました。

また泡盛の特徴のひとつとして、氷や水・炭酸水などとよく馴染むことが挙げられます。

水割りをしても、薄っぺらく水っぽくなりません

アルコール濃度は薄まったとしても、味や香りの変化を楽しめる、例えればブランデーをオンザロックで飲むのと同じ感覚。ブランデーも、オンザロックでゆっくり飲むことで、氷と馴染んで香りや味が変化するのを楽しみながら飲むお酒です。

泡盛もブランデー同様に、ゆっくり味や香りの変化を楽しみましょう。

最後に

美味しく泡盛を飲む秘訣は、次の3点です。

  • 食事に合わせて泡盛を変えていくこと
  • 氷や水と馴染んでいく泡盛の変化を楽しむこと
  • 日本酒との「リレー」に驚くこと

わたしはオンライン検証を通じ、泡盛の魅力に気付くことができました。

検証用に送っていただいた泡盛も、すでに底を突きそう(笑)で、そろそろ神村酒造のショッピングサイトを訪問予定です。

今夜は、あなたも食事に合った泡盛を一献、傾けてみるのはいかがでしょうか?

会社情報

・会社名:有限会社 神村酒造
・所在地:沖縄県うるま市石川嘉手苅570番地
・アクセス:石川ICから車で5分(県道6号線沿)
・電話:098-964-7628

 ※商品に関するお問い合わせは、0120-841-628まで(9:30~17:00 日曜休)

・お問い合わせメール:info@kamimura-shuzo.co.jp
・公式HP:https://kamimura-shuzo.co.jp/
・公式Instagram:https://www.instagram.com/kamimurashuzo/
・公式YouTube:https://www.youtube.com/@kamimurashuzo

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この記事を書いた人

TomokazuYamaoka

湘南に移住し3年。 コミュティに馴染み、つながり、地域のオンリーワン・ナンバーワンを執筆させて頂いております。 いち早く良好なコミュニケーションを築きあげるのが得意。 "取材"の概念より、もう一歩踏み込む「ここでしか聞けない話」を記事にするのがモットーです。 太い"サーフィンつながり"は、余すことなく駆使します。 また、料理経験で舌が肥えました。 能登半島への思いを込めて、能登&加賀料理作りました。

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