Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンをキュレーションする地方創生メディア

もの・こと  |    2023.11.27

朝から夜まで違った楽しみ方ができる!おやまバルーンフェスタ|栃木県小山市

第30回おやまバルーンフェスタのポスター画像(写真提供:おやまバルーンフェスタ実行委員会)

第30回おやまバルーンフェスタが、11月11日、12日の2日間にわたって開催されました。コロナ禍を経て約4年ぶりに通常開催されたとあって、当日はたくさんの人が会場を訪れました。イベントでは、熱気球の競技フライトの見学や体験搭乗が楽しめるほか、さまざまな飲食店などが出店したマルシェも。夜には花火と気球のバーナーを使った点灯式、ナイトグローも行われ、見どころ満載の2日間となりました。

秋の空を彩る色とりどりの熱気球

色とりどりの熱気球がはらっぱに立ち上がります(写真提供:おやまバルーンフェスタ実行委員会)

おやまバルーンフェスタの朝は早いです。7時には、熱気球の競技フライトが始まります。県内外から集まったチームが一斉に離陸し、主催者が定めた目的地へ目がけて飛んでいきます。

今年は強風の影響で、競技フライトは残念ながら2日間とも中止となってしまいました。例年の様子を写真でお楽しみください。

一斉に離陸を始める熱気球(写真提供:おやまバルーンフェスタ実行委員会)
気球から見た小山総合公園の眺め(写真提供:おやまバルーンフェスタ実行委員会)

中止となった競技フライトの代わりに、マーカー投げなどが行われました。トラックの荷台に設定されたバスケットから、マーカー(砂袋)を投げ、ターゲットの中心に投下できるかを競う競技です。

ターゲットに狙いを定めて、マーカーと呼ばれるリボンのついた砂袋を投げます(写真提供:おやまバルーンフェスタ実行委員会)

子どもから大人まで楽しめる熱気球体験搭乗

ロープで係留されているとはいえ、かなりの高さがありなかなかスリリングです(こちらは、9月に行われた体験搭乗の様子)(写真提供:おやまバルーンフェスタ実行委員会)

イベントでは、実際に熱気球に乗ることができる体験搭乗も行われました。朝7時から整理券が配布され、大人2000円、小人1000円、幼児無料(要大人同伴)で参加できます。

体験搭乗も、予定されていた時間の途中に強風の影響で中止に。熱気球は天候に左右されるとてもデリケートな乗り物だと実感

体験搭乗では、ロープで係留された熱気球に乗って、空の旅気分を味わう貴重な体験ができます。以前に筆者も参加したことがありますが、繋がれているとはいえ迫力満点、眺めも最高でした!

気球を楽しんだ後はマルシェでお腹も心も満腹に

ポスター裏面にはイベント詳細について記載されています(写真提供:おやまバルーンフェスタ実行委員会)

会場では競技フライトの時間に合わせて早朝からマルシェも開催していました。16の飲食店のほか、紙音芝居や熱気球のお絵描きコーナー、小山工業高等専門学校によるブースも。夕方になり寒くなってきたので、温かい飲み物をいただくことにしました。

スウェーデンのドリンクとスープを提供しているcafe måne(カフェモーネ)さん
りんごのコンポートが入った「ホットアップル」をいただきました

その他にもさまざまな食べ物を売るテントやキッチンカーが並んでいました。

カレー、揚げパン、クレープなどなど。行列のできている店舗も

温かい飲み物でひと息ついたらお腹も空いてきました。子どもたちと何を食べようかと会場をウロウロした結果、「全国優勝」の文字とベーコンの焼けるいい香りに惹かれてこちらを購入。

小山自慢株式会社さんの、小山市のブランド豚「おとっぺ」を使ったベーコン串
わが家の双子もベーコン串の取り合いに。なんと見本写真よりベーコンの数が多い…?!

しょっぱいものを食べたし、次は甘いものも!ということで、こちらも購入しました。

くすみカラーがかわいいキッチンカーは、バタークレープ専門店の「crepe Adorer」さん
チョコレートバターをチョイス。食べる前からバターのいい香りが漂います

他にも目移りしてしまいましたが、子どもたちが夕食を食べられなくなってしまうのでこの辺で我慢……!

花火と熱気球の共演!夜空を照らすナイトグロー

早朝から始まったバルーンフェスタ、実は夜にも来場者が楽しみにしているイベントが残っていました。それが例年好評のイベント「ナイトグロー」。これは熱気球を固定した状態でバーナーに点火し、バルーンを内側からライトアップする点灯式のことです。 暗闇の中、バーナーの炎に照らされた熱気球は幻想的で昼間とは違った姿を楽しめます。

本来は、熱気球の球皮と呼ばれる膨らむ部分を取り付けた状態で点火します。しかしあいにくこちらも強風の影響で実施が難しく、バーナーのみのバージョンで行われました。

昼間よりさらに多くの来場者で埋め尽くされる会場

とはいえ、バーナーだけでも迫力は十分!近くで観ると、炎が上がっている間はほんのり温かさも感じられます。

イベント司会者の「スリー、ツー、ワン、バーナーON!」のかけ声に合わせて来場者もカウントダウン。ゴーッという音と共に一斉にバーナーが点灯する様は圧巻です。そして夜空に次々と上がる花火との共演はとても幻想的でした。秋の夜空に花火と炎が上がる光景はほかではなかなか見られないのではないでしょうか。

自然相手のイベントなので計画通りにいかないことも多いですが、そこも含めて臨機応変な楽しみ方ができるといいですね。来年はお天気にも恵まれて競技フライトでたくさんの熱気球が大空に浮かぶ姿を観られることを期待して、楽しみに待ちたいと思います。

イベント情報

おやまバルーンフェスタ(毎年11月第2土・日曜日に開催)
公式サイト https://www.oyamaballoon.com/
公式Facebook https://www.facebook.com/oyamabaloonfiesta
公式Instagram https://www.instagram.com/oyamaballoon_festa_official/?hl=ja

<会場>
小山総合公園 多目的広場「森のはらっぱ」
住所:栃木県小山市外城371番地1
https://www.city.oyama.tochigi.jp/shisei/shisetsu/sports-park/page003009.html
駐車場 第1~第3駐車場 計約900台駐車可 イベント時は臨時駐車場あり

記事をシェアする

この記事を書いた人

那須あさみ

山口県出身→東京都→栃木県→長野県在住4児の母。日々、子どもたちに翻弄されながらもライターとして活動中。趣味は読書、映画鑑賞、ヨガ。お店も人も自然も、まだまだ知られていない地元の魅力をみなさんにお届けしたいと思います。

関連記事