Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地方創生メディア

もの・こと  |    2023.12.08

子どもの安全を守る飛び出し坊や、とび太くん発祥の地~滋賀県東近江市

写真の「飛び出し坊や」は、交通安全啓発看板として知られています。
いまでは日本中で見られますが、実は滋賀県東近江市が発祥の地と言われ、誕生から50年になるんです。
同じく東近江市にある「久田工芸」さんが作製・販売をされており、東近江市の前身であった八日市市のときに社会福祉協議会に依頼されて作られました。

子どもの安全を守るため、いまでも日々道路にたたずんでいる飛び出し坊やの「とび太」くん。
いまでは進化系も続々と増えて、町の平和だけでなく笑顔も生んでいるのです。

そんなとび太くんを、1日かけて追ってみました。

◆日本一大きいとび太くん

1枚目の写真、実はこんな風に並んでいるんです!!

発祥の地である滋賀県東近江市の永源寺という地域に、3人のとび太くんは居ます。
真ん中は顔出しパネルになっていて、これもまた撮ると記念になりますね。
一番奥のとび太くんは、日本一大きいとび太くんとして有名に。
3人のとび太くんは永源寺地域にあるグラウンド横から、町の安全を守っているんですよ。

グラウンドには大きな駐車場もあるため、ゆっくりとび太くんと触れ合うことも可能。
気になる方は、とび太くんと背比べしてみてください。

◆女の子バージョンも存在

町中を車で走らせていると、交差点や横断歩道付近にとび太くんはいます。
何人兄弟なんだろう…

と思っていたところ、女の子を発見しました!!
これは、とび太くんのお姉ちゃんか妹か!?
蕎麦屋さんの玄関で、町の安全を守っていました。

蕎麦屋さんの向かいには、お店の駐車場がありました。
「お客さんが渡るかも知れないから、運転手さん気をつけてね」
といったところでしょうか。
もちろん、お客さんも気をつけてね。

◆滋賀のアニキも存在!!

滋賀のアニキこと「西川貴教」さんの飛び出し坊やがあるとの情報を受けて、彦根市へと向かいました。

どんなところにアニキが居るのか…
出会いは突然でした。

田んぼが広がる町の一角、突然視界に入ったのは自動車修理工場です。
お仕事の邪魔にならないよう、とび太くん化したアニキを撮ります。
とある漫才師に「琵琶湖の風を浴びてるんか」と言われていたミュージックビデオを思い出し、頭の中ではHOT LIMITのサビの部分がエンドレスでなり続け…

こちらは取材された経緯もあり、知っている方も多いのでは?と思います。
コロナ禍にうまれたとび太くんと一緒に、早く飛び立てる日が来ますように…
と、アニキも公認しているのでした!!

実は、アニキバージョンのとび太くんは、他にもあるんです。
ぜひ、他のとび太くんもチェックしてくださいね。

◆医院にも、とび太くん

東近江市のお隣にある近江八幡市を走っていると、今度は白衣姿のとび太くんを発見しました!!
こちらは白衣にも名前が入っている通り、医院の出入り口で働いているとび太くんなのです。

目の前を走る道路は、1日をかけて交通量が多い場所。
付近に横断歩道がないため、危険と感じて設置されたのだと思われます。

◆パン屋さんの玄関にも

こちらも、近江八幡市を走っていて見つけたとび太くんです。
「壱製パン所」の玄関でも、町の平和を見守っていました!!

エコバッグを下げてお買い物でしょうか。
近くに交差点があって横断歩道もありますので、向こうに渡るには心配いりませんが、お店が住宅地の入り口にあるんです。
急いで曲がると危険ですよ!!
というシグナルのために立ってくれているのでしょう。

◆グッズも販売中

とび太くんグッズも販売されています。

ファイルやノート、付箋など文具のほか、エコバックもあるんです。
滋賀県内の平和堂では、文具売り場に置いてあることも。
気になる方は行ってみてください。

ちなみに写真は、「豊郷小学校旧校舎群」のお土産屋さんです。

◆とび太くんに会うためには

とび太くんが活躍している場所は、見通しのよい場所だけではありません。
交通量の多い道路沿いや、住宅地の中だったりします。
そうです、とび太くんが活躍している場所には、常に危険が潜んでいるのです。

とび太くんに会いたいと思われたなら、危険な路上駐車はせず、必ず駐車場に停めてください。
ウォーキングやサイクリングを兼ねて会いにいく、というのもいいですね。
みなさんの安全も、とび太くんは願っています。

記事をシェアする

この記事を書いた人

あおき りえ

滋賀県在住の看護師webライター。旅とお酒と猫が好き。地元である滋賀をメインに、「こんなところがあったんだ!」と感じてもらえる記事をお届けします。

関連記事