宮城県仙台市にあるお寺「愛子大佛 佛國寺」。
前編に引き続き、後編では本堂の様子や住職の想いをお届けします。
本堂にも仕掛けが…!
佛國寺の本堂には、七色の照明があります。
筆者がお邪魔した際、住職さんが本堂へと案内してくださり、実際に照明を付けて見せてくれました!
照明は阿弥陀経のお経に関わる色で、阿弥陀経に登場する、それぞれの色を放つ蓮の花をイメージしたそうです。
阿弥陀経のお経にもある、極楽世界は美しいところというイメージを再現した本堂。
昨年のクリスマスイベント「おてらディスコ」では、照明を付けたこの場所が、子供たちの「遊び場」そして「ダンス会場」として開放されたのです。
オリジナルキャラ・愛子(アヤシ)くんが可愛い♡
「愛子大佛 佛國寺」には、可愛らしいマスコットキャラもいます。
イラストレーターなどは頼まず、すべてお寺の皆さんで制作したキャラクター「愛子(アヤシ)くん」は、愛子(あやし)という地名にちなんだ名前です。
↑愛子くんのInstagramアカウントはこちら
愛子地区は、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが誕生した際、同じ漢字ということから話題になった場所でもあります。
愛子くんキーホルダー
ご利益があると話題の愛子くんキーホルダー。
このキーホルダーを付けた人から「彼氏ができた♡」「良いことがあった!」など、嬉しい報告をもらうことも多いそうです。
幸福感いっぱいのお顔。可愛いですよね!
ラインスタンプも!?
住職さんより、愛子くんのラインスタンプもあると教えていただきました!
第三弾まで販売しています!
https://store.line.me/stickershop/product/22698670/ja
ゆるキャラ的な愛子くんのスタンプ。
本当に可愛らしいので、お寺好きさん・仏像好きさんはもちろん、ゆるキャラ好きさんもぜひ♪
住職の想い
女性住職である東和林妙(とうわりんみょう)さんは、5年前に先代が亡くなってから跡を継いだとのこと。
このような活動を始めたきっかけはあるのでしょうか。
自身を “お話好きのお坊さん” と表現する林妙さんにお話を伺いました。
後を継いですぐの頃、世の中が“コロナ禍”となってしまい「何かできることを…」と考え、まずは『おてらおやつくらぶ』といった寄付活動を始めました。
本来、お坊さんはもっと親しみやすくあるべきだと思っています。
とても気さくで、まさに地域に寄り添うお寺の住職さんといった印象です。
例えるとしたら、愛子大佛は、まだ “夜明け前” のような状態。
明日、夜が明けるかもしれない。
いつ夜が明けても良いように、なにか起きた時に「こんなものもある!こんなことをしている!」と話せるよう、常に先を見据えています。
明日、ニューヨークタイムズが来るかもしれない…!
突然、天皇陛下がくるかもしれない……!
人生は、なにが起こるか分からないですから。
と、真っすぐな笑顔で話す住職・東和林妙さん。
佛国寺のユニークな活動を知り、林妙さんのお話を聞き、本当にお寺に対するイメージが変わりました。
天気の良い日は、大仏様の姿もさらに美しく、見ているだけで心が晴れやかになります。
誰でも気軽に立ち寄れるお寺「愛子大佛 佛國寺」。
そこには、地域を想い、新しいことに挑戦しつづける住職の姿がありました。
施設情報
愛子大佛・浄土霊廟 佛國寺
住所:宮城県仙台市青葉区芋沢字大竹原49-1
寺院Instagram:https://www.instagram.com/ayashi_daibutsu/?hl=ja
愛子くんInstagram:https://www.instagram.com/ayashikun7676go/?hl=ja