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フード  |    2025.02.17

本格薬膳で自分自身に「お疲れさま」を。中国で鍛錬を重ねた料理人が営む仙台の薬膳料理店「蓮めぐり」

自分を優しく労るひと時を、中国で修業を重ねたシェフが営む薬膳料理店で過ごしませんか?


2022年に宮城県仙台市でオープンし、毎日訪れるファンも多い薬膳料理店「蓮めぐり」。青葉区本町にお店を構え、白を基調としたカジュアルでリラックスできる空間で、心身を癒す薬膳スープと蒸籠ご飯を提供しています。

今回は、日本にいながら中国広東省や香港の本場の薬膳を味わえる、魅力たっぷりの料理店「蓮めぐり」についてご紹介します。

本格薬膳を仙台で味わおう

薬膳料理とは、中国伝統医学の基本理論にのっとり、食事療法を兼ね備えた料理方法のこと。薬膳スープは、中国広東省や香港では季節や体調に合わせて日常的に飲まれているそうです。

蓮めぐりオーナーシェフの小川典久さんは、都内中国料理の有名店やミシュラン店数店、中国広州の広東料理専門学校で修業を積み重ね、留学後には「国際中医薬膳師」の資格を取得しました。

『中医学』とは、日本でいう“東洋医学”とほぼ同じことです。しかし厳密にいえば、東洋医学には、東洋の範疇となるインド医学、チベット医学などが含まれるため、あえて『中医学』という名称を使っています。中医学は、中国伝統哲学(つまり日本でいうところの“東洋哲学”)が基本となって発展してきた医学です。西洋医学(現代医学)が、解剖学から発展した医学であることに対し、中医学は哲学理論にのっとって発展してきた医学です。つまり哲学で人間の身体の仕組みを考え、病気の状態を解明し治療していく医学なのです。(引用:日本中医食養学会https://www.syokuyou.jp/

そして、国際中医薬膳師とは、薬膳師として最上位の資格と言われています。

オーナーシェフの小川さん

小川さんがこれまで培った知識と経験を活かし、仕込みからトータル10時間超の時間をかけ丹精込めて作り上げる、中国人も「故郷の味」と称賛する薬膳。

蓮めぐりでは、丁寧に煮出した清湯(チンタン)をベースに「中医薬膳理論」を基に組み合わせた食材をいれて、長時間じっくり蒸しあげた、身体にスッと染み渡るわたる薬膳スープを味わうことができます。

おひとりでも複数人でも心地の良い空間

店内にはカウンター5席と、中央に8人まで座れる大きなシェアテーブルが1つあり、おひとりでも複数人でも利用できます。ランチタイムには大きな窓から光が差し込み、白を基調とした店内を明るく照らしています。

白を基調としたカジュアルでリラックスできる店内

ランチメニュー

蓮めぐりのメニューは週替わり。三種類の薬膳スープと二種類の蒸籠ご飯からお好みの組み合わせをオーダーします。
サイドメニューには「白キクラゲと桃の樹液美容スイーツ」や、美肌・安眠・リラックスにおすすめの「薬膳酒(ソーダ割り・ロック・お湯割り)」も用意されています。

薬膳ランチを実食!

今回いただいたのは冬の滋養強壮にピッタリな「杜仲、黒豆、胡桃、くこの実、ナツメ、豚軟骨」が入ったスープと「柔らか鶏と干し金針菜のセイロご飯」。
食材のうま味がぎゅっと詰まった、やわらかな味わいで、じんわりと心もからだ温まる、満足感満点の健康的なランチでした。「お疲れさま、いつも頑張っているね。いつもありがとうね」と自分自身のからだに声をかけてあげられた気分になりました。
サイドメニューの「白キクラゲと桃の樹液美容スイーツ」も、蜂蜜とナツメの優しい甘みが口いっぱいに広がり、自然と笑顔になれる逸品でした。白キクラゲのコリコリとした不思議な食感もクセになります。

薬膳スープと、柔らか鶏と干し金針菜のセイロご飯
白キクラゲと桃の樹液美容スイーツ

午後のやわらぎ薬膳茶の時間(午後2時以降)

ランチメニューに加え、午後2時以降には「薬膳茶(ポット)」「豆花(冷・温)」「薬膳茶+豆花セット」も楽しめます。

豆花は中国伝統豆腐のヘルシースイーツ。柔らか食感で、小豆と黒糖シロップの優しい甘さのハーモニーが楽しめます。温かい豆花も、冷たい豆花も注文が可能です。

中国伝統豆腐のヘルシースイーツ「豆花」

皆さんもぜひ、蓮めぐりで心穏やかな時間を過ごしてみてください!

インフォメーション 広東薬膳スープと蒸籠ご飯「蓮めぐり」

住所:宮城県仙台市青葉区本町2-5-14加藤ビル1階
℡:022-200-6156
駐車場:無し
営業時間:平日(月~金) 11:30~20:30
     土曜日 祝日 11:30~18:00
     日曜日 休み


営業日・予約など、詳しくはInstagramをチェックしてみてください!
HPはこちらhttps://www.hasumeguri.com/

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この記事を書いた人

今野 花菜

宮城県出身・宮城県在住。「人の心が通じ合うこと」が社会に笑顔を増やすために必要なことのひとつと考え、「想いは別の誰かの力になる。人々の想いを繋ぐ仕事がしたい」と、自分も幼いころ新聞に取り上げていただき、想いをつないでもらえた経験から、記者として地方新聞社に勤務後、フリーライターとして活動を開始。

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