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フード  |    2023.12.16

日本茶と月餅でほっこり、日本っていいなぁ…札幌市白石区「日本茶カフェ若葉」

記録的な猛暑を過ぎたと思ったら最高気温がマイナスの日々、一気に冬がやってきた札幌市。

寒さに慣れた札幌市民とはいえ、今年の寒暖差に身も心もクタクタになっている人がちらほら。

疲れた体と心をあたたかく、ほっこり癒してくれる空間が札幌市白石区の住宅街にありました。

お茶と手作り菓子の店「日本茶カフェ若葉」

2020年9月にオープンした日本茶カフェ若葉は、日本茶インストラクターが淹れるお茶を気軽にいただけるお店。

店主の理惠さんは、子供のころからお茶とお菓子作りが大好きだったそうです。

理惠さんの大好きが詰まったこの空間、一度足を踏み入れるとほっこりまったり、笑みがこぼれます。

明るい店内は圧迫感のないテーブル配置、そしてかわいいフォルムのストーブがお出迎え。

お店に入ったお客様のほとんどが経由する場所。

ストーブを見るとまず手をかざすのは道民の性?

温かい空気を堪能したり、曇ったメガネをかざしたり…。

ひとりでお茶を楽しむお客様が多い印象です。

こだわりの日本茶

お茶が好きすぎる理惠さん、高校生のころ煎茶にはまり、茶道部で抹茶の魅力に気づいたそう。

「もっと日本茶の良さを知ってほしい、身近に感じてほしい」

日本茶インストラクター取得でさらに知識を深め、自らお茶専門店へ足を運び、試飲を重ねて提供するお茶を決めています。

急須で丁寧に淹れる「煎茶」

ペットボトルやティーバッグのお茶は手軽さが魅力ですが、理惠さんの淹れてくれるお茶は別格!

初めてお店に伺ったのは取材の1週間ほど前。この日の煎茶は4種類、自分の好みを理惠さんに相談しながら選んだのが「狭山(さやま)茶」です。

抹茶のような濃い緑、香ばしさの中に甘さのある香り、ほんのり苦くて心地よい渋みの中にある深い甘み…なに?この幸せ体験!

急須の中には一度煎じたお茶の葉、お湯を追加して二煎目も頂けます。

日本のお茶農家さんで栽培された「和紅茶」

アンティークなティーカップがお店の雰囲気に溶け込みます。
おうちでも楽しめる和紅茶のティーバッグ。

日本で栽培された紅茶「和紅茶」は流通量も少なく、カフェで提供しているお店はごく少数。

日本茶カフェ若葉では、貴重な和紅茶も楽しめます。

なじみのある紅茶のティーバッグとは、また違うおいしさ、いや別物!

なんども深呼吸したくなるフルーティな香り、ほんのり苦みと甘さがある紅茶だけど日本茶のような渋みも感じます。

日本茶と一緒に楽しめる「月餅」

月餅は日替わりで4種類、何があるかは来てのお楽しみ。
取材当日は「ほうじ茶いちじく」「抹茶」「ココア&ラズベリー」「珈琲チョコナッツ」

「月餅」は中国生まれ。小麦粉で作った皮の中にごま油やラードを混ぜ込んだ食材を包んだ、ずっしりと重い食べ物でした。

日本に月餅が伝わったのは昭和初期で、老舗の食品メーカー「新宿中村屋」さんが日本人の口にあうよう和菓子として発売したのが最初と言われています。

日本茶と一緒に楽しめるあんこのお菓子を出したい、そう思っていた理惠さんに月餅の存在を教えてくれたのは札幌市中央区にある「ぴあのぴあのカフェ&スタジオ」の店主、渡辺典子さん。

渡辺さんの元で月餅の作り方を習い、どんどん楽しくなっていったといいます。

試行錯誤を繰り返し、ついに理惠さんのオリジナルレシピが完成。

日本茶カフェ若葉のオリジナル月餅「りえ月餅」その種類は21種類。今後も増えるかもしれませんよ。

素材のほとんどが北海道産「りえ月餅」

シンプルで味の想像ができそうな月餅から、珍しい組み合わせまである「りえ月餅」。

理惠さんオリジナルレシピ「白あん」「抹茶」「ココア」「コーヒー」などの餡をベースに、製菓材料店で材料をみながらアレコレ組み合わせを考えるのが楽しいとのこと。

原材料はできるだけ国産で保存料・着色料を使わないものように意識していると、気づけばほとんどの材料が北海道産だったといいます。

月餅の皮に使用する小麦粉はもちろん北海道産で、餡に使うベースの豆は十勝産の「手亡豆(てぼうまめ)」。白いんげんの一種です。

実食レポート

今回の注文は迷いに迷って抹茶の月餅と、和紅茶に決めたところ「珈琲チョコナッツが今できたよ」と理惠さん。

…選べなくて両方注文しちゃいました。

かわいいウサギの月餅、左が抹茶で右が珈琲チョコナッツ。

和紅茶は「牧之原」とてもいい香りです。

できたての珈琲チョコナッツの断面。

チョコもしっかり感じることができて、ほんのり温かい。

アーモンドがゴロゴロ入っていて食感も楽しい。

そして抹茶の断面。

鮮やかな緑、抹茶の色そのものです。

口の中でホロホロとろけます。

しあわせ~~

おいしくてふたつでも足りないくらいで、和紅茶との相性も抜群でした。

そして、画面では分かりにくいですが、りえ月餅の最大の特徴は「ボロボロこぼれない」こと。

撮影のため月餅を手で割りましたが、ポロポロ落ちたのはこの程度。

お口の中でホロリと崩れる、絶妙なホロホロ加減はぜひ一度体験してみてください。

まとめ

ちょこんと座るシマエナガ。このコも理惠さんの手作り!

日本茶を身近に感じてほしい、という思いでスタートした「日本茶カフェ若葉」のお客様の中には、初めて「急須で淹れるお茶」を飲んだという若い人も多いのだとか。

今回注文したメニュー以外にも、理惠さんが点てた抹茶やほうじ茶、各種ラテメニューも豊富です。

土日は月餅のほか、理惠さん手作りのシフォンケーキも登場しますよ。

今日は何があるかな?と気になったら日本茶カフェ若葉さんのSNS(InstagramまたはFacebook)をチェックしてくださいね。

日本茶カフェ若葉

住所:北海道札幌市白石区栄通12丁目5-15

アクセス:地下鉄東西線南郷13丁目駅 徒歩5分

駐車場:3台(車種による)

営業時間:木~日 12:00~18:00

定休日:月~水、年末年始(2023年最後は12/24まで、年始は1/4から)

決済方法:現金のみ

お店の情報はInstagramまたはFacebookにて!

取材のご協力ありがとうございました。

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この記事を書いた人

マミ

札幌うまれ札幌育ち。 音楽大好き、ドライブ大好き。 ラジオ好きすぎて、コミュニティFMのパーソナリティになっちゃっいました。 楽しそうな場所へふらりと出現します。 基本的にひとり行動が大好き。ひとりでも楽しめる場所・人・モノを紹介します。

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