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もの・こと  |    2023.08.19

鹿児島に行かないと手に入らない限定のお土産ブランド「kagomania(カゴマニア)」

鹿児島を訪れたら、自分や家族、友人に、ぜひ買ってほしいお土産がある。株式会社BARIPAが企画・デザイン・販売を手掛けるアパレルブランド「kagomania(カゴマニア)」のグッズだ。

鹿児島の偉人・西郷隆盛や島津斉彬、名産・桜島大根や焼酎、白くま、独特の方言などを面白おかしくデザインしたグッズがどれもユニークで、とっても可愛い。

鹿児島にゆかりがあったり、ロケなどで鹿児島を訪れたりする著名人たちもkagomaniaのTシャツを身につけている姿がSNSで発信されている。

今回は、鹿児島がもっと好きになるkagomaniaを紹介したい。

kagomaniaの前身はアジアン雑貨店

お店の前の花壇に立てかけられた小さな看板

kagomaniaを運営する株式会社BARIPAは、もともとアジアン雑貨を取り扱うショップを手掛けていた。しかし、ある百貨店のバイヤーの「鹿児島に特化した商品を作ってみては?」という提案にヒントをもらい、ブランド「kagomania」を立ち上げた。

鹿児島の偉人や方言などを面白おかしく表現したデザイン

商品に添えられたオリジナルカードには方言を説明していることも

商品を手にした人が鹿児島を身近に感じたり、興味を持てたりするような「かごんま(鹿児島)感」溢れるデザインを大切にしているという。県外の人にも伝わるように、鹿児島の方言や県民にとっての常識を解説した説明書も商品に添えられている。

kagomaniaでお買い物

西郷隆盛の愛犬・ツンがガラス越しでお出迎え

kagomaniaの店舗は鹿児島の玄関口・鹿児島中央駅の西口から徒歩5分ほどのところにある。観光客にとってもアクセスが良く、立ち寄りやすいのが嬉しい。

お店の前には2台分の駐車スペースがあり、車でお越しの際にはそこに駐車できる。

「kagomania」と書かれた暖簾や看板が目印で、西郷隆盛の愛犬・ツンがガラス越しでお出迎えしてくれているのが可愛い。

店内の中心にあるkagomaniaオリジナルの大きな提灯がインパクトある
提灯の背面には西郷隆盛の愛犬・ツンのイラストが描かれている

店内の壁面にはTシャツや手拭い、トートバッグなどがずらりと掛けられており、お買い物のワクワク感が一層高まった。

kagomaniaオリジナルのTシャツサイズ表

Tシャツのサイズ表も独特で、鹿児島の方言を使った説明がクスッと笑える。せっかくなので、意味を一つ一つ説明させていただくと、

90cm▶︎「いちばんモゼころ(=一番可愛い頃)」

110cm▶︎「目の中に入れても痛くなかころ(=目の中に入れても痛くない頃)」

130cm▶︎「ちった大人になってきたどんまだまだモゼころ(=ちょっと大人になってきたけど、まだまだ可愛い頃)」

レディースM▶︎「標準的な体格のおなごんし(=標準的な体格の女性)」

レディースL▶︎「ポチャッとかわいいおなごんし(=ポチャッとした可愛い女性)」

メンズM▶︎「標準的な体格のおとこんし(=標準的な体格の男性)」

メンズL▶︎「体格のよかおとこんし(=体格の良い男性)」

メンズXL▶︎「わっぜぇ太かおとこんしまたは腹の出たおじさん(=とっても大きな男性またはお腹の出たおじさん)」

といった意味だ。

鹿児島ならではのイラストと方言が描かれた手拭い

また、手拭いに描かれたイラストと方言も面白い。

「こいで手を拭いてくいやい。(=これで手を拭いてください。)」

「ヨイヤサーヨイヤサー(※鹿児島の民謡・おはら節で発する掛け声)」

「チェスト!(※戦や剣流の稽古で発してきた掛け声。自分自身に喝や気合いをいれるためにも使われてきた。語源は「知恵を捨てろ」だといわれている。)

「ズボンで拭んな!ハンカチを使わんか!!(=ズボンで拭くな!ハンカチを使いなさい!)」

「涙(なんだ)を拭っきゃんせ(=涙を拭きなさい)」

「うんまか(=美味しい)」

「ダレヤメ(=晩酌)」

「ンダモシタン(=あらあらまあ)」

「オヤットサァ(=お疲れ様)」

鹿児島愛強めの夫に息子とお揃いのTシャツを

購入したTシャツの正面には「HUNTER ツン」(メンズL :2,750円/90cm :2,530円)
購入したTシャツの背面には「BLACK タカモリ」(メンズL :2,750円/90cm :2,530円)
メモ帳やマスキングテープなどの文房具も販売されている

ずっと居ても飽きないこの空間で、私はつい10,000円近くの大量買いをした。なかでもお気に入りは、夫と息子がお揃いで着られるTシャツ。夫は「体格のよかおとこんし」なのでメンズLを、1歳の息子には「いちばんモゼころ」なので90cmを購入。

試着せず購入したのでサイズが合うか不安だったが、二人ともピッタリサイズで安心。休日に二人がサイズ違いの同じ服を着て出かける姿が愛らしい。

デザインは正面に「HUNTER ツン」、背面に「BLACK タカモリ」と書かれたものを選んだ。さまざまなデザインのTシャツがあり、どのデザインも可愛かったのだが、ブラウンのカラーに惹かれ、これにした。

外出先で「これって西郷隆盛とツンですか?」「親子で面白いTシャツ着てますね」と声を掛けられることもしばしば。kagomaniaがコミュニケーションを生んでいる。

著名人も愛用しているkagomaniaのグッズ

kagomaniaのインスタグラムを見ると、テレビで観たことのある著名人や鹿児島にゆかりのある人たちとの写真や、その人たちがお店を訪れている写真がたくさん投稿されている。

特に、kagomaniaがブレイクするきっかけとなった俳優の鈴木亮平さんがTシャツを着用している姿は印象的だ。しかも、たまたま夫と息子に買ったTシャツと同じだと知って、鈴木亮平ファンとしては大変嬉しい。

店主の「鹿児島でしか買えないお土産にしたい」という思い

ヨカダイガーキャップ
どのグッズもデザインの種類はさまざま
店内にいるだけでワクワクが止まらない

2018年にNHK大河ドラマ「西郷どん」が放送された反響で、kagomaniaのグッズは問い合わせやお取り寄せが殺到したというが、店主は「鹿児島に来たからこそ買える商品にしたい」「鹿児島に来ないと手に入らない商品にしたい」という思いを大切にしており、現在でも通販は行っていない。ただ、現在はこのショップに限らず、鹿児島空港でも取り扱っており、県内外の百貨店や美術館などでの催事で限定販売することもあるようだ。

鹿児島を訪れる際には是非kagomaniaに立ち寄って、お気に入りのグッズを買ってほしい。

そして、kagomaniaのグッズを鹿児島以外の場所で見かけたときには「鹿児島が好きな人」「鹿児島にゆかりがある人」「鹿児島を訪れたことがある人」のいずれかだと確信して間違いないだろう。

店舗情報

住所:鹿児島県鹿児島市西田2丁目10−13−1F
TEL:099-259-8008
定休日:毎週水曜日(祝日の場合、営業)
営業時間:10:00〜19:00
駐車場:あり(店舗前に2台)
Instagram:https://www.instagram.com/kagomania_/

お取り扱い店

山形屋(2号館 5F What)
鹿児島空港(2F Sky shop)
ハンズ鹿児島店 5F
鹿児島ロフト
奄美空港(2F まえだ屋)
維新ふるさと館
かごしま遊楽館(東京)
※2023(令和5)年7月31日現在の情報です。

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この記事を書いた人

きゃんまり

鹿児島出身、関東在住。広告代理店に勤務し、ライターとしても活動中。取材ありの記事執筆やイベントレポートの作成が得意。一歩鹿児島を出ると、「鹿児島の本当の魅力が知られていない」「鹿児島と無縁の人が多い」と痛感しています。大好きなふるさと鹿児島を一人でも多くの人に知ってもらい、ファンになってもらうために、鹿児島のモノ・コト・ヒトに関する情報をお届けします。

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