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もの・こと  |    2024.03.07

パラパラで介護予防と地域活性?みんなで踊って笑って健康に!ダンサー谷口華苗さんを訪ねて|札幌市

引用:Instagram

バブル時代に大流行したダンス「パラパラ」

懐かしく思うアラフォー、アラフィフ世代がいる反面、YouTubeのショート動画やTikTokでパラパラを知った若い世代も増え、再流行の兆しがあるとか。

そんな懐かしくて新鮮なパラパラを、介護予防と地域活性に取り組むダンサー、谷口華苗(たにぐちかなえ)さんは富良野市出身。今は札幌市を中心に活動しています。

懐かしくて新しい、そして斬新な切り口に興味津々、早速お話を伺ってきました。

パラパラダンサー「谷口華苗」さん

13歳の時に出会ったパラパラが今も大好きだという谷口華苗さん。足掛け20年にわたり踊り続けるパラパラに出会ったきっかけや、エピソードを紹介します。

パラパラの出会いは深夜番組

華苗さんがパラパラと出会ったのは、13歳のときに観た深夜番組でした。夜更かししているワクワク感と眠気と戦いながら観た番組の最後のコーナーにくぎ付け。

ガングロのお姉さんたちがパラパラを踊る姿を見て「かっこいい」と一瞬でファンになり、お小遣いを貯めてDVDを購入。

バレーボール部だった華苗さんは、毎日部活が終わると寄り道もせず家に帰ってパラパラを踊ることがルーティーンだったといいます。

家族の理解が大きかった

毎日のようにパラパラを踊りまくっていた華苗さん、好きなことを続けさせてくれた家族の理解は大きいといいます。

富良野市にある華苗さんのご実家は当時、DVDを観られる場所はリビングと和室でした。リビングには家族がいるため隣の和室で踊りまくっていたある日、お父様から呼び出しが…

怒られる?と思いお父様のもとへ話を聞きに行くと「畳がすり減るから、場所を少しずつ変えなさい」とひとこと。

華苗さんがいつも踊ってる場所を確認すると、明らかにすり減った畳。それから少しずつ場所をずらしながらパラパラの技術はメキメキ上達していきます。

天職だと思ったバスガイド

バスガイド時代の華苗さん(本人提供)

高校を卒業した華苗さんは地元、富良野市でバスガイドとして就職します。人と接することが大好きな華苗さんは、バスガイドの仕事が楽しく、天職だと感じていました。定年まで働き続けるだろうと、趣味のパラパラを続けながら充実した日々が続きます。

バスガイド時代は、富良野市から1時間ほどかけて旭川市にあるクラブへパラパラを踊りに通っていましたが、残念ながら閉鎖。通っていたクラブの閉鎖に伴い、華苗さんの生活からパラパラの存在が徐々に消えていきます。

「やっぱりこれだ」

パラパラから離れた生活をしながら、バスガイドとして多忙な日々を送っていた華苗さん。気づけばパラパラから離れて7年くらい経過していました。

華苗さんがパラパラと再会したのは、古くからのダンス仲間から誘われたクラブイベント。懐かしい顔ぶれと踊りたくなる雰囲気に「やっぱりこれだ」と原点回帰。それから札幌のクラブイベントへ参加するため、毎月1〜2回のペースで富良野から通うようになりました。

コロナで無期限休暇

富良野でバスガイドとして働きながら、札幌のクラブイベントでパラパラを楽しむ華苗さんですが、2020年4月のコロナ感染拡大における緊急事態宣言で状況が一気に急変します。バスガイドの仕事は無期限休暇で外出禁止。華苗さんは部屋に閉じこもり、誰にも会えないストレスで体調を崩し、なんと10キロも太ってしまいました。

もともと食べることが大好きだという華苗さん、ストレスもあり食生活が乱れ過食気味に。こればまずいと、食生活を見直し2か月かけて体質改善、体重も徐々にもどっていきました。

農家のお手伝いをきっかけに札幌へ

引用:Instagram

体調がもどると色々なことに興味が湧くようになった華苗さん。誰かに会いたい思いが強くなりますが緊急事態宣言が明けてもバスガイドの仕事は休業状態。そこで農家をやっている友人のもとへ農業のお手伝いに行くことに。

ほんの数回のお手伝いでしたが、農家の仕事の重要さと丁寧さに感銘を受け、フードロスの活動をしたいと考えるようになったといいます。

今いる環境を変えて活動の幅を広げようと一念発起した華苗さんは、18年務めたバスガイドを退職し拠点を札幌に移します。札幌に移り住んだ当初は、農家コーディネーターやフリーのバスガイドとして活動していました。

パラパラで生きていく!

パラパラプレゼンイベントの様子

札幌に移住し、農家コーディネーターとしてフードロス削減の活動しつつ、フリーのバスガイドとして生活していた華苗さん。シニア世代のバスツアーガイドとして同行する機会も多く、ふと「シニア世代の方と踊ったら楽しいのでは」と思いつきます。

「シニア世代とパラパラ」というアイディアを色々な人に相談したところ、介護予防教室を企画運営するNPO法人の耳に留まり「パラパラ健康ダンス」がスタートしました。

パラパラ健康ダンス

パラパラ健康ダンスレッスンの様子

地区センターや介護施設で開催される「パラパラ健康ダンス」は、年齢性別に関係なく楽しめると好評。一度参加した人から楽しいと口コミで広がり、あっという間に定員に達することもあるのだとか。

聞き馴染のある楽曲を使うので、初めての人でも楽しめます。

シニア世代の雇用を生むのが将来の目標!

これからが楽しみなパラパラ健康ダンスをメインに活動の幅を広げてる華苗さん。今後の目標は「シニア世代の雇用を生むこと」と力強く話してくれました。レッスンを通じて「踊る技術」より「楽しむこと」を伝えるパラパラ講師を育成し、派遣したいのだとか。

パラパラ健康ダンスは「踊れる場所」さえあれば、道具は一切必要なし。踊るスペースさえあればどこでもできることが強み。

健康で楽しく長生きを目標に、一般の人に対応したレッスンも定期的に開催したいと意欲をみせる華苗さん。地域のお祭りやマルシェイベントに積極的に参加して、パラパラで笑顔を大量生産中です。

まとめ

引用:Instagram

本格的な活動にむけて屋号は「カナエテクレール」に決定。踊ることの楽しさと健康をパラパラで伝えて地域貢献という発想は、斬新でした。

実は日本が発祥のパラパラは、演歌や歌謡曲とも相性抜群。好きな音楽にあわせて踊れるパラパラの魅力をどんどん広げていってほしいと思います。

谷口華苗さんの活動はこちらをチェック!

Instagram:https://www.instagram.com/kanae_t21/
X:https://twitter.com/ka721nae
Facebook:https://www.facebook.com/kanaliyah
リンク集:https://lit.link/nanaka21

取材のご協力ありがとうございました。

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この記事を書いた人

マミ

札幌うまれ札幌育ち。 音楽大好き、ドライブ大好き。 ラジオ好きすぎて、コミュニティFMのパーソナリティになっちゃっいました。 楽しそうな場所へふらりと出現します。 人の輪に入っていけないコミュ障。 基本的に一人行動な私でも楽しめる場所・人・モノを紹介します。

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