こんにちは、千葉県や茨城県を中心に活動している取材ライターのくまです。
石岡市では、2020年より地域経済の活性化や市の魅力を発信するために石岡セレクトの取り組みをはじめました。石岡セレクトとは、特に優れた市の産品を認証する事業です。
石岡セレクトの第1回認証は、2020年11月17日に審査会が行われ食品や醸造品、工芸品など石岡の産物17品目が選ばれました。
石岡セレクトを担当している石岡市役所の大林様(認証品の募集・選定担当)と小松崎様(PR・販路拡大担当)に、取り組みや思いなどについてお話を伺いました。
左:大林様(認証品の募集・選定担当)
右:小松崎様(PR・販路拡大担当)
石岡セレクトに関連する事業者様をサポートする大林様や小松崎様
–それぞれどのようなことをされているのですか。
大林:私は認証品の募集から応募した事業者様が石岡セレクトに選定されるためのサポートをしています。
「石岡セレクト認証品のご案内」に記載している各事業者様の紹介文を作ることもあります。
事業者様に対して「このようなところをアピールしてはいかがでしょう」と提案することも。
小松崎:私は石岡セレクトのPRや販路拡大が主な仕事です。市役所で行っている認証品一斉販売会や、茨城県アンテナショップ「IBARAKI sense」など、市内外・県内外でのPR販売会等のサポートをしています。
また、大林さんと情報交換をしながら、事業者様が認証されたり販売したりする場合のお手伝いも行っています。
商品紹介以外に、事業者のバックグラウンドや取り組みなどを周知することで市のPRにもなるので、やりがいがありますね。
石岡セレクト認証には基準を満たして審査に通る必要がある
石岡セレクトに認証されるためには、次のような基準があります。
(1) 市内で生産又は製造されるもの
(2) 一次産品ではないもの。ただし、ブランド化が可能な一次産品は除く。
(3) 食品衛生法(昭和22年法律第233号)、食品表示法(平成25年法律第70号)及び酒税法(昭和28年法律第6号)等の法令基準を満たしていること
(4) 製造物責任法(平成6年法律第85号)上の責任を対象とする保険に加入している生産者又は事業者の産品であること。ただし、一次産品の生産者は除く。
上記の条件を満たしている産品で、なおかつ審査に通った場合のみ石岡セレクトに認証されます。
–石岡セレクトに選ばれるためには、どのようにすればいいのですか。
大林:石岡セレクトに選ばれるためには、事業者様に応募していただき、審査に通ることが必要です。
市役所では事業者と審査員を仲介する立場として、事業者の取り組みがより伝わるようなアドバイスをする場合もあります。
2024年が石岡セレクト初の更新年となりました
–-石岡セレクトには認証の有効期間がありますか。
大林:石岡セレクトは3年間の認証期限があります。2021年から始まっているので、2024年ははじめての更新年となりました。
今後どのような取り組みをしていくか、試行錯誤をしながら進めている状況です。
「事業者の思いを伝えたい」「認証されるようなサポートをしたい」
–普段から心がけていることはありますか。
小松崎:産品の特徴以外にも、事業者様の思いを伝えるようにしています。
石岡市の事業者様は「体に良いものを作りたい」「石岡市を大事にしたい」と考えている方が多く、多くの方に生産者の思いを知って欲しいです。
大林:事業者様がどのような背景で、石岡セレクトに申請しているかを把握するようにしています。
事業者様のバックグラウンドを知ってこそ、より良いサポートができると考えています。
–石岡セレクトに携わる仕事をしていてどのような時にやりがいを感じますか。
小松崎:石岡セレクトを通じて、多くの方に石岡の良さを知っていただいた時です。
また、自分も石岡の良さを再認識できるのが嬉しいですね。
「石岡市の良さを知って欲しい」「事業者さんのサポートをしたい」
–最後に読者の方にPRがあればお願いします。
小松崎:市外に住んでいる方に石岡セレクトを通して石岡市の良さを知ってもらい、多くの方に来ていただきたいです。
また、市内に住んでいる方に石岡市に住んでいることを誇りに思っていただけると嬉しいです。
大林:石岡市内の事業者さんに、どんどん石岡セレクトに応募していただきたいと思います。
–お二人の話から、市役所全体として事業者様のサポートをしながら地域貢献につなげたいといった気持ちが伝わりました。事業者様も市役所の方々と同じ方向を向いて取り組んでいるのではないでしょうか。
本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございました。