宮城県名取市にある館腰神社は、知る人ぞ知る、日本で唯一の珍しい祈願が行えるという神社です。
誰もが知っているような有名な場所だったり、一度は訪れてみたいと思うような素敵な場所だったとしても、残念ながら県外だったり遠かったり・・・など、様々な理由で訪れる機会がないという方もいるのではないでしょうか?
しかし、何か目的があるとすればどうでしょう?
遠方でも、機会を作ってでも「行ってみようかな」と思うのではないでしょうか?
今回は、そんな珍しい祈願もできるという館腰神社の魅力についてご紹介させていただきます。
館腰神社の歴史
まずは、館腰神社の歴史からご紹介させていただきます。
この館腰神社、実は日本三大稲荷と呼ばれている、おとなり岩沼市にある竹駒神社の姉神として崇敬されている由緒正しき神社なのです。
館腰神社の歴史はとても古く、9世紀前半に弘法大師空海が開いたと伝えられています。
祀っている神様は、倉稲魂神・大宮姫神・猿田彦神の3神で、江戸時代には仙台藩より寺領2貫文を与えられました。
館腰神社の名前の由来
境内の後ろの高台が館の腰といわれていたことから「館腰神社」と呼ばれるようになったそうです。
ちなみに、館腰神社の境内は奥州街道沿いにあるので、当時は多くの参拝者が訪れていたとのこと。
そして、この寺の界隈の植松という地名は、かつて寺の門前にあった弘法大師が植えた由緒ある松にちなんだものだと言われているようです。
真言宗の古寺、弘誓寺(ぐぜいじ)
館腰神社に隣接する弘誓寺は、金剛遊山と広く知れ渡っている真言宗のお寺です。高い格式を持ち、旧名取郡内には末寺が多数あったと言われています。
元々館腰神社は、古くから神仏習合(日本にもとからあった神道と仏教が混ざり合ったこと)を行っており、隣にある弘誓寺が祭祀をしていたとのこと。
しかし、明治時代初頭の神仏分離令により、明治2年に弘誓寺と分離し、明治7年6月に県から神社に列せられたそうです。
館腰神社のご利益
館腰神社のご利益は、学問、農業、五穀豊穣、無病息災、厄除け、開運などと言われています。
日切地蔵尊ってなんだろう?と思って調べてみたところ、「日を切って願をかけると願いが叶う」と言われているものだそうです。
隣にお寺もあるので、神社とお寺一度に参拝できるというのも良いですね。また、今回は紹介していませんが、周りの目を気にせず1組ずつ行えるという七五三詣もとても人気があるようです。
日本で館腰神社だけ!ソフトテニス必勝祈願
タイトルに書いてある、館腰神社が日本で唯一行っているという祈願はソフトテニス必勝祈願です。
館腰神社では、ソフトテニスの祈願を受けた方限定で
- ・祈祷札
- ・ソフトテニス御守
- ・「見て強くなる!ソフトテニス塾」様とのコラボ Tシャツか「fratto」様とのコラボ Tシャツ
を授与しています。
そして嬉しいことに、遠方の方には必勝祈願祭後に授与品を郵送してくれるそうですよ。(事前予約)
(祈願人数や玉串料により授与品は異なります。また、郵送対応についても詳しくは公式HPをご覧ください)
知り合いや、本人がソフトテニス関係者でしたら、ぜひ祈願してみてはいかがでしょうか?きっとご利益があると思います。
御朱印とお守り
訪れたときは残念でしたが、社務所は閉まっており、御朱印は書置きのみの対応になるという張り紙がしてありました。
全部で7色あるこの開運厄除けお守り。ストラップ型で通常のお守りよりも小さめでかわいいので、初詣に行く度に色違いを買っています。
館腰神社のもみじ
館腰神社の紅葉は直接見る価値あり!燃えるように真っ赤に紅葉したもみじは本当に【素晴らしい!】の一言でした。そしてこのもみじを眺めながら散策ができるという遊歩道もありますよ。
館腰神社に何回か訪れたとき、私は何人かのご近所の方とお会いしました。そのとき、
「ここのもみじすごいでしょ?真っ赤になるとそれもまたとてもきれいなのよ」
「良い眺めでしょ?眺めが良いからよく散策に来るの」
と言っていたのを聞きました。
館腰神社は地域住民にとても愛されているのですね。
まとめ
日本で唯一のソフトテニス必勝祈願ができるという館腰神社。そして、祈願した方のみがもらえる御守などを郵送もしてくれるということです。
しかし、境内にある立派なもみじの木や、参拝して帰るとき、高台にある階段から見下ろす景色は実際に体感してほしいなと思いました。
ぜひ近くに寄った際には参拝に訪れてみてくださいね!
館腰神社の詳細情報
住所 〒981-1226宮城県名取市植松4-2-16
電話番号 022-382-3610
アクセス JR館腰駅西口から徒歩約5分
駐車場 あり
公式HP https://tatekoshi-jinja.com/