Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地方創生メディア

アクティビティ  |    2024.02.07

地域の生活を彩る空間!歩いて楽しい元住吉の商店街|川崎市:ブレーメン通り/オズ通り

東急東横線元住吉駅を中心に、東西に伸びる2つの通りがあります。東側を「オズ通り」、西側を「ブレーメン通り」というこの通りは、タワーマンションが立ち並ぶ武蔵小杉から一駅の場所にありながら、昔ながらの雰囲気を感じさせる商店街となっています。

ブレーメン通り商店街の入り口には音楽隊のレリーフが

名称の由来

こちらの通りは、実は30年ほど前までは普通の商店街でした。しかし1990年頃、それぞれ童話『オズの魔法使い』と『ブレーメンの音楽隊』をモチーフにした名称に変更され、飛躍的な発展を遂げてきました。前者には「夢と希望のある商店街にしたい」、後者には「高齢者にも優しい商店街をつくりたい」、という思いが込められています。1

商店街の特徴

実際に通りを歩いてみると、店舗数の多さに驚かされます。昔ながらの魚屋さんや八百屋さん、地域の名産品を扱うお土産屋さん、近年人気のチェーン店など、その種類も様々です。
昨今、日本全体では所謂シャッター商店街が社会課題となっておりますが、所狭しと店が立ち並ぶ様子は、そのような課題を微塵も感じさせません。加えて、日常に溶け込んだ商店から、少し贅沢をしたいときに使えるレストランまで、多種多様な店舗が揃っているので、老若男女問わず楽しめる空間になっています。

私自身、何度も商店街を訪れておりますが、仕事帰りのサラリーマンや、地元の方同士で交流を楽しむおじいちゃん・おばあちゃん、買い出しに来た主婦の方など、常に様々な年代の方が行き来しています。どの時間帯でも人通りが多くあり、活気に溢れた商店街となっていることも魅力の一つです。

オズ商店街の入り口。有名チェーン店も多く、絶えず多くの人で賑わっています。

歩いて楽しい商店街

さらに商店街では、歩いて楽しい工夫が施されています。商店街の数カ所に、音楽隊のレリーフがあるのです。街灯の柱や、店と店の間の壁など、ところどころにいる動物の姿を探すのも、楽しみの一つではないでしょうか。
また、季節ごとに様々なイベントも開催されており、ハロウィンやクリスマスには、商店街をあげた盛り上がりを見せます。その中でも、特に大きなイベントが、毎年10月に開催される「フライマルクト」です。本場ドイツのブレーメンで開催されているお祭りを模したイベントで、毎年10万人の人出を誇るそうです。私も昨年お邪魔しましたが、バンドの生演奏や移動式遊園地などが見られ、非常に盛り上がっていました。ぜひとも、10月の商店街も訪れてみてください。

音楽隊のレリーフが埋め込まれた壁も!

【モトスミ・ブレーメン通り商店街/モトスミ・オズ商店街】

〒211-0025  神奈川県川崎市中原区木月1丁目29−18 元住吉コミュニティーセンター

営業時間:11:00‐20:00

TEL:044-422-3626

HP:https://bremen-st.com/ https://www.oz-doori.com

  1. 商店街HPより ↩︎

記事をシェアする

この記事を書いた人

moe

岩手県出身、神奈川県在住。現在大学4年生の駆け出しライターです。大学で地方創生を学んでいるほか、地域住み込み型のインターンなどもしております。これまで見てきたもの・学んできたものを共有したいと思い、昨年12月からライターを始めました。将来の夢である、誰もが住みたい場所に住める社会の実現の為に、「ローカルから革命を」を合言葉に活動しています。

関連記事