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アクティビティ  |    2024.04.29

謎の赤牛伝説が残る「一碧湖」の遊歩道を歩く|静岡県伊東市

静岡県伊東市にある、日本百景にも選ばれた伊豆の観光名所「一碧湖」の遊歩道を散策しました。一碧湖は伊豆急行線「富戸駅」から車で約8分の場所にあり、周りを森で囲まれた湖です。40分ほど歩けば1周できてしまうほど小さな湖ではありますが、四季折々の景観が楽しめるうえ、白鳥ボートや釣り、周辺のおしゃれなカフェで優雅なひと時が楽しめます。

一碧湖の遊歩道のスタート地点は複数ありますが、おすすめはここ。絶品のお食事やスイーツが堪能できるカフェ「TERRACE CAFE IPPEKIKO」と「Mahana feat. 木梨サイクル」の間を通り抜けたところで、白鳥ボートが仲良く岸側を見つめています。

一碧湖の遊歩道を散策

すぐ右を向くと、お手洗いと「一碧湖周遊歩道」と書かれた看板があるので、矢印で示された先を進みましょう。太陽の光に照らされた森の中へ入っていく瞬間、ちょっとしたワクワク感が得られるはずです。

静かな木々の間を伸びる遊歩道をゆっくり歩いていきます。運がよければ野生のリスが横切ってくれることがあります。春にはウグイスの上手な歌を聴くこともできるでしょう。

遊歩道を散策しながら湖の方を見ると、近くのホテルや水面を進むボートなどが見られます。

途中には年季の入った休憩スペースが。坂道の上り下りで疲れたときにはここで一休み……。

湖のうえにポツンと赤い鳥居が……。

さらに進むと、湖のうえに赤い鳥居が建っているところが見えます。近くまで寄れるでしょうか?

さらに鳥居に近づいてみました。小さな陸地に隠れるようにして建っている鳥居は、パワースポットのような不思議な雰囲気を醸し出しています。水深は浅いものと思われますが、濡れずに近づくことは難しそうです。遊歩道の入り口で借りられるカヌーや白鳥ボートであれば、くぐることができるでしょう。

少し先へ進んだところに「一碧湖神社」が建っていました。小さ目の鳥居と本殿があります。

そばの石碑には、一碧湖神社で祀っている4体の御祭神の名前が記載されていました。

・天八大龍王大神(あめはちだいりゅうおうおおかみ)
・天五色辨天大神(あめごしきべんざいてんおおかみ)
・御守護水神(ごしゅごすいじん)
・八岐龍王大神(やまたりゅうおうおおかみ)

さらに進むと、木々が少ない広い場所に出ました。気温が高くて天気が良ければ、レジャーシートを敷いてピクニックをすると気持ちが良さそうです。

近くには、一碧湖が誕生した経緯と、湖に伝わる民話「大池の赤牛」に関する物語が記されていました。さきほど見た赤い鳥居は、神様によって一碧湖に封じられた赤牛そのものなのかもしれません。

一碧湖の自然

湖には、ところどころで美しく咲いたお花が見られます。今回は、少し春に差し掛かったであろう4月に散策しました。一碧湖は季節により見られる景色や植物が大きく異なるため、これから暖かくなるにつれて、見られるお花の種類が増えてくることでしょう。

湖の水に触れられそうなほど岸に近いところでは、ピカピカに輝くコイたちがゆったりと泳いでいます。偶然にも2匹が仲良く寄り添って泳いでいるところを発見。近くの売店でコイのエサが売っており、エサをあげることができます。

ゴール地点が見えてきました。テラス席からコーヒーの香ばしい香りがただよってきます。

ゴール地点の桟橋です。スタートからここまでの所要時間は、写真を撮りながらゆっくり歩いて約45分ほどでした。長すぎず短すぎない一碧湖の遊歩道は、早朝のお散歩や、観光途中に立ち寄ってゆったり自然を感じたいときなどに最適です。

まとめ

別名「伊豆の瞳」ともよばれ、日本百景に選ばれた「一碧湖」には、周辺に遊歩道が完備されており、四季折々の湖の自然が楽しめます。急な坂道などもなく、歩いて1周するには約40~50分ほどのちょうどよい距離であるため、手ぶらで手軽にお散歩ができます。「大池の赤牛」が封じられたとされる赤い鳥居は、どこか神秘的な雰囲気が感じられました。ぜひカヌーや白鳥ボートで近づいて、正面でお参りをしてみてください。

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この記事を書いた人

奥村 奈央

伊豆とスキューバダイビングが好きすぎて東京から伊豆へ移住しました。伊豆の魅力を伝えつつ、47都道府県のダイビング制覇と世界中の秘境を潜りつくすことを夢見ているさすらいのダイバー!グルメ・観光スポット・隠れた観光スポットなど愛する伊豆については誰にも負けません!

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