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フード  |    2025.05.13

【代々木八幡ランチ】土鍋ごはん×熟成阿波尾鶏のチキン南蛮!ごはんが主役の贅沢定食を堪能

お店の入り口横の壁に掛かった看板

地域に根付き、長年親しまれてきた「ネクストバッターズサークル」。オープンから7周年を迎えた2025年、夜の居酒屋営業時は「heyhey(ヘイヘイ)」、ランチ営業時は「米平平(コメヘイヘイ)」と店名を変更し、新たな挑戦をスタートさせました。

挑戦のひとつとなっているのが、今回ご紹介する「米平平」。熟成阿波尾鶏のおかずに土鍋ごはんをいただける、こだわりの定食を提供しています。

店主の髙月さんのお話を交え、米平平の魅力をお届けします。

徳島のブランド鶏「熟成阿波尾鶏」を使った定食を堪能

阿波尾鶏チキン南蛮定食:1,500円(税込)

以前から代々木公園近辺でランチを食べることが多かったという店主。「素敵なお店はたくさんあるけれど、定食屋さんは意外と少ない」と感じていたそうです。そこで「せっかくランチ営業をするなら」と、定食スタイルでの提供を始めたといいます。

そんな米平平で人気を博しているのが「阿波尾鶏チキン南蛮定食」。土鍋で炊いたお店自慢の白いごはんと、熟成阿波尾鶏を使ったチキン南蛮を堪能できる贅沢な定食です。

土鍋ごはんでお米本来のおいしさに気付く

お米は厳選された銘柄米を日替わりで炊いています。取材日は「ゆうだい21」でした。

ふっくらモチモチの食感なのに、お米の粒感がしっかりと残っている絶妙な炊き加減。土鍋で炊くことでお米の持つ自然な甘さが引き立っています。「ごはんってこんなにおいしいんだ」と、あらためて知ることができました。

粒が立ったツヤツヤの土鍋ごはん

「土鍋で炊いた白いごはんが主役の定食屋をやりたかった」と語る店主。

信頼できる農家さんのお米を使った、米平平の土鍋ごはんには、“定食の主役”にふさわしいおいしさと魅力が詰まっています。

しっとり&ジューシーな阿波尾鶏のチキン南蛮

熟成阿波尾鶏のチキン南蛮はしっとりとしていて絶品!

メインのおかずは、ドンッと存在感のある大きなチキン南蛮。ピクルスの食感と卵の風味が引き立つ、自家製のタルタルソースがたっぷりとかかっています。料理を目にするだけで、自然と食欲が湧いてくるようです。

熟成阿波尾鶏のむね肉を使用しています。

チキン南蛮をひと切れ持ち上げると、箸越しに伝わってくる弾力と重み。ひと口頬ばると、しっとりとした食感とともに、タルタルソースに負けない熟成阿波尾鶏のジューシーな旨味が口いっぱいに広がります。ジューシーさがあるにもかかわらず、あと味は驚くほどさっぱり。

食べ慣れた鶏むね肉とはまったく異なるおいしさは、ぜひ一度体験してほしい味わいです。

『自分が知っているものをお客さんに食べてもらいたい』──店主が語る、料理へのこだわり

「heyhey」と「米平平」の店主 髙月さん

新たな挑戦のひとつとして米平平を始めた店主の髙月さんに、店名の由来や料理のこだわりを伺いました。

── お店のオープンから7周年を迎えるタイミングで、店名を「ネクストバッターズサークル」から「heyhey」、「米平平」に変更した理由を教えてください。

髙月さん「前の屋号も気に入っていましたが長かったので、短くてキャッチーなものにしたいなと考えていました。僕自身もそうですが、お客さん同士で仲良くなったり、気軽に挨拶できる関係ができていったりする景色を見ていたので、挨拶の『Hey』じゃないですけど、なんかそれが良いなって。それと僕の下の名前が『太平(たいへい)』というのですが、下の名前で呼ばれることがほとんどなので、(heyheyは)言いやすいんじゃないかなって思ったのもあります」

お店の入っているビルには、ネクストバッターズサークル時代の面影が残っています。

── ランチ営業は「米平平」として営業されていますね。

髙月さん「お昼は土鍋で炊いた白いごはんを主役にした定食屋をしたかったというのがあります。ごはんが主役なので和をイメージして、太平の“平”を使って『米平平』として営業しています」

── お米の銘柄はなにを使用されていますか?

髙月さん「今日(取材日)は『ゆうだい21』です。農家さんとの相談や在庫にもよるんですけど、なるべく変えながら、ただの白ごはんにならないように。お客さんにも今日の品種を伝えながら提供できたらと考えています」

── 米平平とheyheyで熟成阿波尾鶏を使った料理を提供されていますが、髙月さんは熟成阿波尾鶏のどういったところに魅力を感じていますか?

髙月さん「むね肉はパサパサしたイメージが強いと思うのですが、熟成阿波尾鶏のむね肉は本当にジューシーでおいしくいただけます。夜はシンプルに鶏天としてお出ししているのですが、一番の人気メニューなので、お客さんにとても喜んでもらえていると感じています」

店前に並んだ空き瓶。夜は「heyhey」の店名で、お酒と料理を楽しむ居酒屋として営業しています。

── 定食を食べてみて、最初に口にした野菜のおいしさに「おっ!」てなりました。汁物や小鉢に使用している食材にもこだわっているのでしょうか?

髙月さん「お客さんから聞かれたときに『どこどこの野菜ですよ』と言えるように産地の分かるものを使っています。食材に対して“もうひとつの奥行き”をお客さんに伝えられたら、食べていることに楽しさが生まれるんじゃないかなって」

定食の汁物と小鉢は日替わり。お店に訪れる度に違った味覚に出会えます。

── 熟成阿波尾鶏を知るために徳島の工場に行かれたと伺っています。

髙月さん「徳島の工場や福島の米農家さんに見学に行きました。なるべく、自分が知っているものをお客さんに食べてもらいたいという、ちょっとアナログなイメージでお店をやっています。便利な時代に逆行している感じはありますけど。でも、アナログな方が僕自身も楽しくお店ができます」

米平平をはじめたことで、「ようやくやりたいことが形になってきた」と語る髙月さん。

現在はheyheyの営業がメインのため、米平平の営業が不定期になってしまう点を挙げ、今後は米平平をオープンできる頻度を増やしていけるよう、仕組みを考えていきたいと教えてくれました。

“ごはんを食べに行く定食屋”「米平平」で味わう至福の昼食

カウンターキッチンで調理をしている店主

米平平の定食は、土鍋ごはんや熟成阿波尾鶏はもちろん、手間を惜しまない副菜のひとつひとつにまで店主の想いが詰まっています。和食の基本である一汁三菜を基本とした定食を提供している米平平。“ちゃんと白いごはんが食べられるお店”を探している人にこそ、ぜひ訪れてほしい定食屋さんです。

店舗情報
  • 店名|ランチ:米平平、居酒屋(ディナー):heyhey
  • 住所|東京都渋谷区富ヶ谷1-9-20 リンデン代々木公園 2F
  • 電話番号|03-5738-8159
  • 営業時間|12:00~13:30、17:00~23:00
  • 定休日|不定休
  • リンク|FacebookInstagram (heyhey)Instagram (米平平)

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この記事を書いた人

大橋とおる

【神奈川県公認Mediallライター】 東京都出身。関西出身の両親の影響でたまに出てしまう方言が玉に瑕。旅行と音楽が大好きなWEBライターです。Mediallを通じて、「久しぶりに地元に帰ってみよう」「週末に出かけてみよう」など、読者の皆さまの行動に繋がる地域の魅力を発信します!

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