千葉県のほぼ中央に位置する「市原市」
JR誉田駅から車を10分ほど走らせたところに、気になる看板を発見しました。
市原みつばち牧場。
季節ごとに姿を変える広大な景色と、地産地消の貴重なはちみつを楽しむため、日々多くの人が訪れるスポットです。
「地元の人が、庭感覚で来てくれる場所」
みつばちと共存し、地域住民に支えられながら、いまも進化を続けている牧場の秘密を探りました。
オープンカフェではちみつを堪能
高台にあるオープンカフェには、はちみつを使ったメニューが盛りだくさん!
はちみつソフトクリーム・はちみつレモネードなどの人気商品を、テラスでのんびりと味わえます。
牧場で採れたはちみつも販売しており、常に5種類以上の食べ比べが可能です。
季節ごとに咲きほこる花たち
市原みつばち牧場の魅力は、行くたびに新しい発見があるところ。
とくに、季節ごとに咲く花たちは、何度でも足を運びたくなる魅力を持っています。
- 春:菜の花
- 春~夏:クリムゾンクローバー・ムラサキハナナ
- 夏(8月) :ひまわり
- 秋:キバナコスモス
SNSへのアップも許可されており、フォトグラファーによる撮影会(事前申請が必要)も開催されるほどの人気ぶりです。
市原みつばち牧場に咲く花のなかでも、とくに人気なのがひまわりです。
ピークの8月には「まだ咲いてますか?」と電話での問い合わせがたくさん届きます。
そんな声にお応えして、2023年からは、種をまく時期を場所ごとに変える工夫を始めました。
本来だと8月上旬で見頃は終わりますが、下旬でも広場いっぱいに咲くひまわりが見られます!
美味しいはちみつを作る3つのこだわり
無農薬で育てた蜜源から作るはちみつは、市原みつばち牧場の自慢です。
「地産地消・国産の純粋なはちみつ」
聞いただけでもグッとくるようなこだわりは、どのようにして生まれているのでしょうか。
1.みつばち
牧場で飼育しているセイヨウミツバチは、狙った1ヶ所の花の蜜を採り尽くすまで、次の場所に移動しない性質を持ちます。
そのため、菜の花やクリムゾンクローバーなど、特定の花だけの味を楽しめる「単花蜜」の提供を可能にしているのです。
牧場内で販売しているので、お気に入りのはちみつを探してみると楽しいですよ。
2.地産地消
みつばちの飼育と、はちみつを採る作業が、すべて牧場内だけで完結します。
みつばちの飛行範囲である半径2キロ圏内に巣箱を設置し、牧場スタッフが採蜜のうえ、そのまま商品として提供。
新鮮な状態のはちみつを、オープンカフェでゆっくりと味わってみてください。
3.純国産
一般的なはちみつの中には、糖度を上げるため、加熱処理や砂糖の追加などをおこなっている加工はちみつなどがあります。
しかし、純国産にこだわる市原はちみつ牧場では、加熱等の処理を一切おこないません。
栄養素が失われず、酵素も壊さないため、健康にも良いのが特徴です。
地域の人とのつながりを大切に
市原みつばち牧場は、地域のつながりを大切にしています。
牧場最大のイベントである「市東38(みつばち)祭り」は、地元の人たちの協力がなくては開催できません。
2度目の開催となる2023年は、音楽ステージやキッチンカーの用意など、地域住民のサポートにより大成功を収めました。
市東38祭りは、ひまわりが咲きほこる8月に毎年開催予定のため、ぜひ足を運んでみてください!
また、ハロウィンやクリスマスなどに合わせ、定期的にマルシェも開催されています。
まだまだ進化の途中
市原みつばち牧場は、実はまだまだ進化の途中。
2023年現在は、以下のようなサービスの拡大に向けて動いています。
- 泊まれるキャンプの開始(現在はデイキャンプのみ)
- ドッグランの開設
- はちみつを使った新商品の販売
- センターハウスの建設
センターハウスは、はちみつのミュージアムやワークショップなど、遊びに来た人がより楽しめる施設になる予定です。
「牧場をロケ地としても使ってほしい!」とスタッフさんのお声もいただきました。
人気商品を試食
牧場で販売するはちみつのなかでも、希少性があり人気の高い「クリムゾンクローバー」を朝食でいただきました。
クセがなく、優しい味。
酸味が少なめで、しっかりとした甘さを感じられます。
こんがり焼いたトーストとの相性が良く、朝から特別な気持ちになれました。
自然を楽しみながら、地産地消のはちみつを味わいたい方は、市原みつばち牧場へ遊びにいってみてくださいね!
店舗情報
入場料:無料
営業時間:
ミニショップ&オープンカフェ 10:00~16:00 (火曜日・年末年始定休)
牧場内 10:00~17:00 (火曜日・年末年始定休、夏期変更あり)
アクセス:千葉県市原市高倉272
TEL:0436-63-3411