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フード  |    2023.12.20

話題のカレー屋が移転オープン!ここは子どもも楽しめる秘密基地?札幌市「カレーとチュロスの店 WAYAWAYA Cafe」

札幌市南区で7年愛されたカレー屋が白石区に移転。カレーとチュロスのお店「WAYAWAYA Cafe」となって2023年4月にリニューアルオープンしました。

とてもおいしいトマトカレーは、奇跡の特技をもつオーナー夫婦の集大成。

そしてオーナーは札幌を拠点に駆け回る「お笑い芸人」

早速紹介していきましょう。

カレーとチュロスのお店「WAYAWAYA Cafe」

とても明るいWAYAWAYA Cafeの店内。

札幌市内南区で7年営業していた「札幌朱咖喱喫茶【ついDEにあそこ】(さっぽろあかかりーきっさ ついでにあそこ)」がリニューアルオープンした店です。

新店舗WAYAWAYA Cafeでオーナー夫婦にお話を伺いました。

オーナーは芸人「盛合でぇすけ」と奥様の「ちかちゃん」

盛合でぇすけさんは札幌を拠点に活動しているお笑い芸人。テレビやラジオなどの忙しい毎日に加え、WAYAWAYA Cafeの2号店ともいえるキッチンカー「でぇスペZカーニバル」で飛び回る日々。

お店は主に奥様のちかちゃんが切り盛りしています。

健康的でおいしいWAYAWAYA Cafeのカレー、誕生の秘密は「奇跡の特技の合わせ技」から誕生しました。

【カレー誕生秘話①】奇跡の味覚の持ち主「盛合でぇすけ」

もともと大手ラーメンチェーンの店長だったでぇすけさん、辛い物が苦手で甘口カレーにも砂糖を入れないと食べることができなかったそう。

カレーを作るきっかけになったのは、当時働いていたラーメン店の部長に新しいメニュー「カレーを使ったラーメン」を考えてほしいと相談されたことでした。

従業員にもお客様にも寄り添い、気遣いができる部長を尊敬していたでぇすけさんは早速カレーの研究を開始、当時札幌にあったカレー店のほとんどを食べ歩いたそうです。

あらゆる店のカレーを食べてるうちに、いつしか「効きスパイス」ができる奇跡の味覚を習得。

でぇすけさんが開発したカレーを使ったラーメンは、大ヒットだったそうです。

ラーメンのヒットから数年、じわじわと「オリジナルカレーで勝負したい」という思いが強くなりラーメン店を退職、カレー屋オープンに向けて準備を始めます。

【カレー誕生秘話②】抜群の料理再現センス「ちかちゃん」

もともと料理が大好きで、お店で食べた味を再現することが趣味だった奥様のちかちゃん。

でぇすけさんのカレー屋オープンに協力するため、趣味で楽しんでいた再現料理で研究が開始されます。

味の特徴をでぇすけさんが伝える、ちかちゃんが料理する、試食して調整する、の繰り返し。

何度も何度もくり返す気の遠くなる作業、スパイスの割合、カレーに使う野菜やお米も微調整を重ねてたどり着いたのはイタリア産高級トマトを贅沢に使った「1日分のトマト朱(あか)カリー」

オープン当時から今も大人気の看板メニューです。

まろやかな酸味がスパイスの旨みを引き立たせます。

女満別産のジャガイモと相性抜群!

※画像引用:WAYAWAYA Cafe公式Instagram

【カレー誕生秘話③】離婚危機!?

お店に出すカレーが決まり、WAYAWAYA Cafeの前身である札幌朱咖喱喫茶【ついDEにあそこ】がついにオープン。

料理は得意だけど飲食店の経験ゼロのちかちゃん、慣れるまで調理も接客も大変だったといいます。

そこに経験豊富で仕事に細かいでぇすけさんの言葉にちかちゃんの不満爆発、プライベートで揉めたことが一切なかった夫婦に亀裂が…。

「もう嫌だ、出ていく!」

こんなやり取りは一度や二度じゃなかったそうです。

今では笑い話ですが、当時は深刻だったと話してくれました。

ふんわりしたお人柄のちかちゃん、WAYAWAYA Cafeのカレーは注文を受けてからひとつずつ丁寧に調理。

プルプルでツヤツヤなお肌は、トマトのおかげ?

おいしくて健康バランスのとれたカレーを提供したい

移転前のメニューをそのままに、懐かしいロゴも。
カレー以外のメニューも絶品!光ってしまった上から2行目は「生姜が効いた醤油ザンギ定食」(すみません(汗))

おいしくて健康バランスのとれたカレーを提供したいという思いで研究したオリジナルカレーは油控えめ、牛乳のかわりに豆乳を使用。

ごはんは、アントシアニンが豊富に含まれる黒米をまぜて使用しています。

取材当日に注文したのは、鶏肉の無水パキスタンカリー。

ほぐした鶏肉のジューシーさが感じられて旨みもたっぷり。素揚げしたほくほくジャガイモにもよく合います。

黒米をまぜて炊いたごはんはモチモチ食感。

カレーの上に散らした緑は「カスリメティ」という乾燥したハーブ、ほんのり甘い香りと苦みが食欲をそそります。

食後にいただいたカフェオレ。

豆は札幌で人気の珈琲専門店「宮の森珈琲」さんのオリジナルブレンド。

すっきりしたコクがスパイスで熱くなったお口をまろやかにしてくれます。

カレーとの相性もばっちり。

カップの下にちょこんと出没するミニでぇちゃんがかわいい。

コーヒー豆も販売しています。

【みらいチケットやってます】子どもが集まる空間つくり

いずれ子ども食堂をやりたい、まずはチュロスで夕方の小腹を満たして楽しんでほしいという思いを込めて。

WAYAWAYA Cafeのもう一つの自慢はチュロスと豊富なドリンクメニューです。そのため、カフェ利用もおすすめです。

店内にはたくさんの漫画や本、おもちゃやゲームがあり下校時刻になるとチュロス片手に楽しむ近所の小学生たちの姿があるそう。

実はこのチュロス、お店にくるお客様から頂いた「みらいチケット」を使ったプレゼント。

みらいチケットとは、大人が購入したチケットで来店した子どもが金額分の飲食ができるというシステム。複雑な家庭環境の子どもたちにお腹いっぱい食べてもらいたいという思いが込められています。

たまたまYouTubeで見たみらいチケットというシステムにでぇすけさんも大いに共感し、移転をきっかけにWAYAWAYA Cafeでも取り入れました。

大きな窓から明るい光が差し込む店内、たくさんの漫画や駄菓子、懐かしのゲームたち。

子どもだけで入る飲食店はドキドキワクワクの大人体験。まるで自分たちだけが知っているような秘密基地。

広く見渡せる店内は大人の目が届き、子どもも安心して楽しめます。

キッチンカー「でぇスペZカーニバル」のメインメニューのチュロス。

店内で揚げたてを頂けます。

サラダも自慢なんです!

WAYAWAYA Cafeは、「キヨハチチョップドサラダ」のフランチャイズ店も兼ねています。

キヨハチチョップドサラダは札幌市東区に本店、円山と菊水にも店舗がある話題のサラダ専門店です。

新鮮な野菜を小さく刻んだチョップドサラダは、カレーとの相性も抜群!

カレーのトマト、チョップドサラダの新鮮野菜、最強ビタミンコンビです。

まとめ

キッチンまわりのカウンターに座るミニでぇちゃんは、ちかちゃんの手作り。

WAYAWAYA Cafeのこれからについて、でぇすけさんに聞きました。

「まずはお店を、WAYAWAYA Cafeのカレーを知ってもらうこと。
しっかり基盤を固めて将来的には5店舗ほどの展開を目指す。
そして雪が解けたころにキッチンカーをもう1台増やしてお笑いの営業兼ねて道内を回りたい」

飲食業も芸歴も長く酸いも甘いも噛み分けてきたでぇすけさん、ますます忙しくなりそうです。

目の届かないところにもこだわったWAYAWAYA Cafe、カレーが苦手な人も一度試す価値ありですよ。

詳細情報

店名:カレーとチュロスのお店「WAYAWAYA Cafe」
  ※旧札幌朱咖喱喫茶【ついDEにあそこ】
住所:北海道札幌市白石区本郷通8丁目南3-23 ETERNAL F

アクセス:地下鉄東西線南郷7丁目駅より徒歩6分
駐車場:あり
営業時間:11:00~21:00
定休日:水

HP:https://www.handshakee.com/Tsuideni_asoco
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取材のご協力、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

マミ

札幌うまれ札幌育ち。 音楽大好き、ドライブ大好き。 ラジオ好きすぎて、コミュニティFMのパーソナリティになっちゃっいました。 楽しそうな場所へふらりと出現します。 基本的にひとり行動が大好き。ひとりでも楽しめる場所・人・モノを紹介します。

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