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人  |    2024.09.13

北海道をけん玉ひとつで盛り上げる!色褪せない楽しさを新発見|けん玉アーティスト堀田さん

北海道苫小牧市在住の「おばけ〜ん」こと堀田(ほりた)さんは、けん玉の楽しさを広めようと道内のイベントで活躍中。

子どもの頃、けん玉に夢中になったという人も多いのではないでしょうか。

まるでけん玉が生きているかのようなパフォーマンスをInstagramで披露している堀田さんにお話を聞いてきました。

けん玉パフォーマー堀田さん

けん玉を自由自在に操る堀田さんは、北海道苫小牧市在住のパフォーマー。

けん玉の楽しさを広げたい、共有したい、自分がいちばん楽しみたいと道内のイベントに積極的に足を運んでいます。堀田さんが出店するブースはいつの間にか人が集まり、大人も子どもも関係ない不思議な空間ができていました。

懐かしくて新しい、自然に笑顔が生まれる場をつくる堀田さん。その魅力を取材しました。

けん玉を始めたのは10年前

堀田さんがけん玉を本格的に始めたのは10年前。息子さんが参加した地域のけん玉教室でした。

息子さんのけん玉を真似しながらやっているうちに、どんどん魅力にはまっていったと言います。

けん玉の技は200種類〜300種類と言われており、プレイヤーがオリジナルで作り出す技もあるため今も増えているそうです。また、10段まであるけん玉検定や、プロのけん玉師も目指せるスポーツです。

息子さんの付き添いのつもりが、けん玉の腕をメキメキと上達させる堀田さん。ついに日本けん玉協会2級指導員、健康けん玉指導員を取得します。

紅白歌合戦で三山ひろしさんと共演?

この中に堀田さんいるかな?

けん玉と言えば、演歌歌手の三山ひろしさん、そして紅白歌合戦を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

もはや大晦日の名物ともいえる「けん玉ギネスチャレンジ」の一般参加者として、2023年の紅白歌合戦に堀田さんが参加しています。

ギネス記録は達成しませんでしたが、大晦日のNHKホールで過ごした時間はとても貴重だったそうです。

3年前から愛用ラトビア産のけん玉

堀田さんが愛用しているのは、ラトビアにあるOkendamaと言う会社のけん玉。

ひとつひとつ手づくりされているOkendama製のけん玉について、出会いやこだわりを伺いました。

メーカー主催のコンテストがきっかけ

堀田さんがOkendama社のけん玉を知ったのは3年前。Okendama社がInstagramで募集していたビデオ投稿コンテストでした。

なんとなくコンテストに動画を投稿すると、見事に入賞!

賞金は20ユーロ、現在の日本円に換算すると3,000円〜4,000円くらい。

当時はよく知らない海外の会社であること、そしてけん玉を購入した場合の送料と変わらない金額だったと言うこともあり、受け取らず無視していたそうです。

定期的に試作品が送られてくるように…

堀田さん愛用のOkendama社のけん玉。色の違う板を組み合わせた繊細なデザインと玉のイラストが個性的。

コンテスト入賞後、賞金を受け取らず無視し続けていると、Okendama社から試作品を送りたいとの申し出があり、受け取ることにした堀田さん。

送られてきたけん玉は、今まで経験したことのない手触りと使いやすさで驚いたそうです。作りこまれた美しいデザインと手触りは日本の木材にはない、ラトビアならでは。

すっかりOkendama社のけん玉に惚れ込んだ堀田さんは、Instagramでパフォーマンス動画を投稿するようになります。

Okendama社のけん玉で堀田さんがInstagramの動画投稿を始めると、定期的に試作品が届くようになります。数回にわたって試作品のけん玉を受け取ると、堀田さんの中でOkendama社のイメージが変わっていきました。

イベント販売用に仕入れを開始

すっかりOkendama社のけん玉に惚れ込んだ堀田さん。定期的に購入するようになりInstagramの投稿を続けます。

もっとけん玉の楽しさを広げられないかと模索しているときに、旭川市でイベントに出店しないかと誘われました。イベント出店を機に、Okendama社のけん玉も仕入れ販売をスタート。

旭川市は「旭川をけん玉のまちにする」と市も応援するほど、町おこしの一環としても力を入れています。

そんなけん玉が盛んな旭川の初出店イベントは大いに盛り上がり、たくさんの繋がりが生まれました。

キャラクター「おばけ〜ん」

引用:Instagram

堀田さんのアイコンに使用されるけん玉を持ったかわいいおばけのキャラクター「おばけ〜ん」

この作家さんに出会ったのも、旭川のイベントでした。

なんとなく「おばけにけん玉を持たせてみたい」と漠然としたイメージを伝えただけで誕生したのが「おばけ〜ん」

今も堀田さんのアイコンとして大活躍です。

今後の活動は?

イベントのブース。けん玉体験や販売も行っています。

おばけ〜んブースを盛り上げる堀田さんの今後の活動について伺いました。

カルチャーセンター講師

イベントを通じて知り合った人に誘われて、不定期でカルチャーセンターのけん玉講師としてけん玉の楽しさを教えています。

初めてけん玉を触る超初心者から、中級者まで楽しみながら技を習得。小さなお子様から最高齢は80代まで、年代問わず喜んでもらえるそうです。

堀田さんの教え子からプロが誕生するかも?

イベントでみんなと楽しみたい

自分がプロになって目立つより、みんなで楽しむことを大切にしている堀田さん。これからも積極的にイベントに参加したいと言います。

堀田さんのブース周辺はいつの間にか人が集まり、輪ができていました。

ここから、イベントの様子をお届けします。

遠近法ではありません(笑)手前左が普通のけん玉、右が大けん玉。後ろにあるのは筒状の「筒けん」
中央にあるよさこいの鳴子のような「ヘラけん玉」は日本発祥。その右上がカナダ発祥の「ピルけん玉」

堀田さんのブースは、体験用のけん玉がたくさん用意されています。お馴染みの形から初めて見るものまで自由に遊べて楽しい。

懐かしさと珍しさでブースに吸い寄せられます。

堀田さんもコツをレクチャーしてくれます。
成功したときの表情を見てるだけで、こっちも楽しい。
けん玉販売も行っていますが実はイベント出店のための「口実」だそうで、売り上げは期待していないとのこと。
ラトビアのOkendama社けん玉。高級なため普段はあまり売れないとのことですが、この日は複数個売れていました。
ステージパフォーマンスのMCもお見事!
出演前に念入りに練習するけん玉仲間たち。
堀田さんのけん玉仲間。子どもから大人まですごい技の数々を披露してもらいました。

まとめ

イベントを通して家族ぐるみで仲良しに。子どもにも大人気の堀田さんです。

けん玉パフォーマー堀田さんを紹介しました。

パフォーマンスのすばらしさはもちろん、温かい人柄で初対面でも不思議な安心感があります。

ひとりで始めたイベントの出店とパフォーマンスですが、今はたくさんの人に囲まれ、堀田さんを目当てに来る人もいるほど。

練習中に玉が目にあたって大けがをしたこともありますが、すっかり完治。

これからの活動も楽しみです。

おばけ〜んこと堀田さん

イベント出店予定、依頼、相談はInstagramのDMからお願いします。
https://www.instagram.com/kendama_daisaku_ken_dama_yoyo/

インタビューに使わせていただいたのはMOIWA三荘KITCHEN Logさん。
素敵なお店です。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

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この記事を書いた人

マミ

札幌うまれ札幌育ち。 音楽大好き、ドライブ大好き。 ラジオ好きすぎて、コミュニティFMのパーソナリティになっちゃっいました。 楽しそうな場所へふらりと出現します。 基本的にひとり行動が大好き。ひとりでも楽しめる場所・人・モノを紹介します。

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