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フード  |    2026.09.05

「霧の森菓子工房 松山店」で新宮茶の魅力に出会う【愛媛県松山市】

松山市中心街の大街道から、松山城のロープウェイ乗り場(東雲口駅舎)へ続く約400メートルの緩やかな坂道にあるのが「霧の森菓子工房 松山店」

全国的な人気を誇る「霧の森大福」をはじめ、新宮茶を使ったスイーツやソフトクリームなどを楽しめるアンテナショップです。

ここには単なるお土産店ではなく、「新宮茶の魅力を松山から発信する」という大切な役割があります。

今回は、広報担当の高野さんに、霧の森大福を作るうえで欠かせない工程や松山店の特徴、今後の展望などについて伺いました。


松山店は「新宮への入口」

霧の森菓子工房 松山店は、道後観光の途中でも気軽に立ち寄れる店舗です。

高野さんは、

「新宮のお店をコンパクトにしたようなアンテナショップ」と話します。

店内には霧の森大福をはじめ、新宮茶を使ったお菓子やお茶が並び、現地まで足を運ばなくても新宮町の魅力を感じられる空間になっています。

観光客だけでなく、地元の方も多く訪れ、愛媛を代表する銘菓を求めて来店されるそうです。


手作業だからこそ生まれる抹茶の風味

霧の森大福を作るうえで、欠かせない作業があります。それが、抹茶をたっぷりまとわせる工程です。

高野さんは、「機械でもできるんですが、機械だと抹茶が十分につかないんです。だから最後は手作業で、しっかり抹茶がつくように仕上げています」と話します。

このひと手間があるからこそ、一口目から新宮茶の豊かな香りが広がります。

さらに、生クリームやこしあん、お餅も、新宮茶との相性を第一に考えた厳選素材を使用。

主役はあくまで新宮茶。その考え方が、商品全体から伝わってきます。


抽選倍率200倍超の「霧の森大福」を実食

今回いただいたのは、霧の森を代表する人気商品「霧の森大福」です。

食べて驚いたのは、外側にたっぷりとまぶされた抹茶の香りとほろ苦さ。抹茶の風味がしっかりと感じられますが、苦みが強すぎることはなく、その後に上品な甘さのこしあんと、なめらかな生クリームがやさしく包み込んでくれます。

やわらかな餅との一体感も心地よく、素材それぞれが主張しすぎることなく見事に調和していました。

抹茶好きにはもちろん、和菓子が苦手な方でも食べやすい上品な味わいです。

「霧の森大福がおいしいのは、新宮茶がおいしいから」高野さんの言葉どおり、新宮茶の魅力を存分に感じられる逸品でした。

半解凍でも楽しめる霧の森大福

霧の森大福は、しっかり解凍して食べるのはもちろん、半解凍でも違ったおいしさを楽しめます。

完全に解凍すると、お餅はやわらかく、生クリームとこしあんがなめらかに調和します。

一方で半解凍では、お餅が少しひんやりとしてアイスのような食感になり、暑い季節にもぴったり。

好みに合わせて味わい方を変えられるのも、人気の理由の一つです。


松山店の人気商品にも注目

霧の森大福以外にも、松山店には人気商品があります。

特に人気なのが「チャドレーヌ」。新宮茶を使ったマドレーヌで、個包装のためお土産としても選ばれています。

また、その場で味わうなら、新宮茶を使ったソフトクリームもおすすめ。

濃厚ながら後味はすっきりしており、お茶本来の香りを楽しめる一品です。

海外からの観光客にも人気が高く、道後散策のお供として購入される方も多いそうです。


品質を守るためお茶づくりにも挑戦

人気商品になった今でも、生産量を増やすことだけを目標にはしていません。

一方で、安定した品質を維持するため、新たな取り組みも始まっています。

2020年からは、自社で新宮茶の栽培をスタート。地元の生産者と協力しながら、霧の森大福に使う抹茶の原料を育てています。

しかし、新宮茶は農薬に頼らず栽培しているため、一気に収穫量を増やすことはできません。さらに山間地域では担い手不足などの課題もあります。

だからこそ、「量より品質」を守りながら、少しずつ未来へつないでいく取り組みを続けているそうです。


目指すのは世界へ、新宮茶のおいしさを届けること

今後の目標について高野さんは、海外への展開にも挑戦したいと話します。店舗を海外に構えるのではなく、まずはネットショップを通じて新宮茶を海外へ届けたいとのこと。

海外でその品質が評価されれば、それが日本国内でのさらなる認知にもつながると考えています。小さな産地だからこそ、品質で勝負する。

そんな新宮茶への誇りを感じました。


松山で新宮茶の魅力に触れてみませんか

霧の森菓子工房 松山店は、単に人気の大福を販売するお店ではありません。

地域の宝である新宮茶の魅力を伝え、新宮町へ興味を持ってもらうための入口でもあります。

道後観光の途中に立ち寄れば、霧の森大福はもちろん、新宮茶やソフトクリームなど、この土地ならではのおいしさに出会えるはずです。

その一口から、新宮町の豊かな自然や、お茶づくりに込められた想いを感じてみてはいかがでしょうか。

基本情報

霧の森菓子工房 松山店

住所:愛媛県松山市大街道3丁目3−1

休日:毎月第4月曜(祝日の場合は営業)、12月31日から1月1日

営業時間:9時30分~17時30分

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この記事を書いた人

世界のわたなべけん

地域に眠る人・場所・会社を取材し、 世界に向けて発信しています。 現場に足を運び、丁寧に伝えることを大切にしています。 地域の価値を最大化し、世界に届けるのがテーマです。

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