栄養価が高く、スーパーフードとして知られているキクラゲ。キクラゲの旬は夏ですが「じっくり育つ冬の方が美味しい」と話すのは、富山県下新川郡入善町でキクラゲ栽培をしている米原仁美さんです。
今回は、美味しい空気と水が豊富な入善町で育った「きくらげやさん」の生キクラゲについて紹介します!
きくらげやさん(株式会社ツーライン)
入善町で建設業を営む株式会社ツーラインは、およそ一年半前に、美味しい水が豊富なこの土地で新事業のキクラゲ栽培を開始し「きくらげやさん」をオープンしました。「きくらげやさん」では国産にこだわり、栽培期間中は農薬不使用で年間を通してキクラゲを栽培しています。
「きくらげやさん」のキクラゲ
「きくらげやさん」で栽培しているのは、アラゲキクラゲという品種です。一般的にキクラゲと呼ばれている黒いキクラゲの他、白いキクラゲ、乾燥させたキクラゲなどを販売しています。
・生キクラゲ(80グラム250円)
・白いキクラゲ(80グラム310円、B級品180グラム350円)
・乾燥キクラゲ(6グラム250円、14グラム500円、30グラム1,000円)
乾燥キクラゲはA級品の大きなキクラゲを贅沢に使用しているため、水に戻すと乾燥状態の7~10倍近くの大きさになるそうです!「きくらげやさん」の乾燥キクラゲを水に戻す際は分量に注意ですね。笑
キクラゲ
スーパーなどで市販されているキクラゲのうち、国産は全体の5パーセント以下だそうです。その中でも生で販売されているのは稀。さらに、米原さんのキクラゲは栽培期間中農薬不使用です。米原さんが栽培する“栽培期間中に農薬不使用で育った国産の生キクラゲ”がいかに貴重か分かりますね!
きくらげ栽培の現場に潜入!
生キクラゲが栽培されている貴重な様子を見せていただきました。
「きくらげやさん」のキクラゲは、キノコの菌が培養された菌床(きんしょう)と呼ばれるものに水を加えて栽培します。この菌床も国産です。
キクラゲは25度以上でよく育ちます。そのため、育ちやすい夏にだけ栽培している農家さんもおられるそうですが、こちらでは一年を通してキクラゲが収穫できるように整備されています。米原さんは「よく育つ夏がキクラゲの旬ですが、じっくり育つ冬の方が美味しい」と教えてくれました!
ご存じの方も多いと思いますが、キクラゲは漢字で「木耳」と書きます。栽培されているキクラゲを見ると、たしかに耳のように見えます!
キクラゲの栄養価
キクラゲには、不足しがちなビタミンDや、食品の中でもトップクラスの食物繊維、カルシウム、ミネラル、鉄分などの嬉しい栄養素がたくさん含まれています。妊婦さんや、お子さんから年配の方まで、幅広い方が必要としている栄養素が含まれていることから、スーパーフードとして知られています!
キクラゲ農家直伝レシピ
米原さんオススメのレシピは…ずばり、1分茹でるだけ!の“キクラゲの刺身”です!
< 材料 >
・生キクラゲ 適量
< 作り方 >
①お湯を沸かし、生キクラゲを投入!
②1分茹で、食べやすい大きさにカットする
③お好みのタレでいただく(ワサビ醤油、オリーブオイルとニンニクのすりおろし、酢味噌など)
このレシピは、実食した筆者も箸が止まらなくなったオススメの食べ方です!コリコリとした食感がクセになります。キクラゲは主張しないので、どんなタレにも合う逸材です!
また、茹でたキクラゲを冷凍保存しておけば、いつでもすぐ料理に使えて便利です!
他にも、「オイルとの相性が良いので、アヒージョやパスタなども美味しいです」と教えていただきました。みなさんも、様々な料理にご利用ください!
最後に
入善町の山間部で育ち、美味しい水や空気をたっぷり吸った米原さん自慢のキクラゲは、入善町内外のスーパーをはじめ、あいさい広場(入善町)、KOKOくろべ(黒部市)、まめなけ市場(朝日町)などで販売しています。お近くにいらした際には、ぜひお立ち寄りください!また、オンラインや自動販売機での販売も行っているため、いつでもどこででも購入できます!
他にも、毎月開催されている富山県護国神社ののみの市や、東京開催のイベントなどにも多く出店しておられます!
あなたの街でも見かけるかもしれない、富山県の入善町で育った生キクラゲ。一年で最も美味しい、今こそ食べてほしい!
見かけたらラッキー!ぜひ、国産の生キクラゲならではの食感を味わってみてください!
※訪れる際は下記のGoogle Mapを参照ください。
きくらげやさん(株式会社ツーライン)
住所:富山県下新川郡入善町舟見1381-1
電話番号:0765-78-2280
きくらげやさん(オンライン販売)