
新温泉町の湯村温泉街に、絶景が自慢の「Cafe98℃」があるのをご存知ですか?
中心街にある源泉「荒湯」を見下ろせる、唯一無二のロケーションが話題のカフェです。地元の豊かな食材を活かした料理が評判を呼び、観光客、地域住民、学生、ワーケーション利用者など、さまざまな人が集う“交流の場”として親しまれています。
今回は、地域おこし協力隊で「飲食に携わり地域の賑わいを作りたい」という想いを持って湯村に移住し「Cafe98℃」の店長を務める寺本翔汰さんにお話を伺いました。
地域おこし協力隊の企画から始まった絶景カフェのチャレンジ

「Cafe98℃」は、兵庫県新温泉町の湯村温泉街にあります。地域活性化の一環として、空き家だった部分を活用し、地域おこし協力隊が中心となって約4年前にオープンしました。
寺本店長:
店名の「Cafe98℃」は、湯村温泉の源泉温度に由来しています。カフェは2階にあり、店内から見渡す温泉街の景色が自慢なんです。ちょうど真下にある源泉「荒湯」の湯気が、窓の高さまで立ち上って見えるんですよ。ここにしかない唯一無二のロケーションに魅了され、リピーターになる方もたくさんいらっしゃいます。
コワーキングスペースも併設していて、観光客だけでなく、ワーケーションや勉強スペースを求める学生や町外の常連さんにも利用されています。ワーケーションスペース利用の方は出入り自由なので、ちょっと疲れたら目の前の足湯に行ってリフレッシュしてまた戻って作業できる点も評判ですね。
こだわりの地元食材を味わえる、ここだけのローストビーフ丼

「Cafe98℃」の定番人気は但馬牛ハンバーグだそうですが、実は店長の一番のおすすめは「但馬牛のローストビーフ丼」なんだとか!
寺本店長:
使っているのは、月に1頭しか出回らないような特別な牛肉です。子どもを産んだ雌牛で、以前は廃棄されることも多かったのですが、最近は『味が濃くて、ローストビーフにすると美味しく食べられる』ということで見直されています。
食品ロスを減らしたいと考える私たちは、地元のお肉屋さんと直接やり取りして、ほぼ買い占めています。この希少な牛肉を、ぜひ味わっていただきたいですね!
また、地元新温泉町で直接契約農家から仕入れた新鮮な野菜や米を使用するなど、食材にもこだわっています。

寺本店長:
スイーツは「荒湯キャラメルのシフォンケーキ」が人気です。湯村温泉名物の源泉「荒湯」で湯がいた自家製キャラメルソースを、店内で焼き上げたふわふわのシフォンケーキにかけて提供しています。テレビや雑誌でも紹介されていて、取材を受けることも多いんですよ。
景観、食材、そして人。すべてが地域資源

「Cafe98℃」を運営する地域おこし協力隊のメンバーは、今後カフェの売上をさらに向上させ、より多くの人で賑わう湯村のシンボルにしていきたいと考えています。
寺本店長:
オープン当初はコロナ禍で本当に大変でした。誰も来なくて……。でも最近はちゃんとお客様が来るカフェになってきた実感があり、まだまだ成長のポテンシャルを秘めていると感じています。次の協力隊の世代にも引き継いでいけるよう、街のシンボルのような賑わいのあるお店にしていきたいです。
別のところから移り住んだ地域おこし協力隊だからこそわかるこの町の良さを、カフェで表現したいという思いが強くあります。湯村温泉街の一等地とも言えるこの場所で地域に貢献できるよう、これからも魅力的なカフェづくりに全力で取り組んでいきます。
湯村温泉の “今” を五感で感じる場所「Cafe98℃」へ

寺本店長:
「Cafe98℃」では、湯村温泉の抜群のロケーションを眺めながら、地元食材を使ったこだわりの料理やスイーツを楽しめます。コワーキングスペースも完備しているので、ワーケーションや勉強したい方にも最適です。
観光の拠点としても、少し休憩したい時にも、ぜひ気軽にお立ち寄りください。スタッフ一同、笑顔でお迎えいたします!
Cafe98℃
住所:兵庫県美方郡新温泉町湯1260番地 2階
電話番号:0796-99-2626
営業時間:10:00~17:00
・ランチ(11:00~14:00)
・軽食・デザート(10:00~16:00)
・ドリンク(10:00~16:30)
定休日:水、木(祝日は除く)
公式サイト:https://www.cafe98degrees.com/ 、Instagram 、X
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