能美市から小松市へ向かう道中に見つけた「加賀国府ものがたり館」の看板が気になり、行ってきました!
加賀国府ものがたり館は2023年7月にリニューアルオープンし、小松市の歴史や文化を体感できる施設です。
今回は7月1日〜10月9日まで行われていた開館記念展「加賀国府と源平争乱」を見ることができました。
「歴史=難しい」と思う人もいるかもしれませんが、加賀国府ものがたり館なら楽しく小松の歴史に触れられますよ。
加賀国府ものがたり館とは?
河田山古墳群史跡資料館という名で30年間親しまれてきた施設が、2023年7月にリニューアルオープンし「加賀国府ものがたり館」となりました。
弥生時代から加賀国までの歴史を知ることができる施設です。
2023年は加賀立国から1200年の節目の年。
今回のリニューアルオープンもこの節目の年を機に行われ、加賀立国1200年祭として「全国国府サミットin小松」などさまざまなイベントも予定されています。
外をゆっくりと散策するのもよし、加賀国府ものがたり館の中をじっくり見学するのもよしの歴史に触れられる場となっています。
展望テラスからは加賀国府が一望できる
私がまず向かったのは展望テラスです。
景色がよく、町を一望できました。
私は最初に展望テラスに向かいましたが、加賀国府ものがたり館を見学してから向かうのがおすすめです。
歴史を知った後に見ると、加賀国府の場所やその周辺の町の様子がわかり、歴史ロマンを感じられます。
3つの古墳を見学
階段を上ると、3つの古墳があります。
残暑が厳しい日でしたが、自然豊かな道を歩くのは心地よく感じました。
学生の頃、教科書で見た古墳が目の前にあるというだけで「おお!」と感慨深いものがあります。
思っていたよりも大きく、作った人たちの想いや大変さが感じられました。
古墳も加賀国府ものがたり館の見学後に向かうことをおすすめします。
加賀国府ものがたり館には古墳についての解説もあるので、他の古墳と比較しながら見学できますよ。
いざ!加賀国府ものがたり館へ!
リニューアルオープンしたことを知らなかったので、建物の綺麗さに驚きました。
目の前には古墳が!施設の中に古墳があるとは迫力があります。
丁寧に説明を受けて「へー!」の連続!
中に入ると学芸員の方が案内してくださり、小松の歴史について解説してもらえました。
地図を指さしながら丁寧に説明して頂く中で、私たちの今の生活に歴史が結びついていたと知り、驚きました。
何気なく通っていた場所が実は昔の交通・物流の要衝であるなど、歴史は過去のものではなく、生活の中でも感じられるものなのだと実感できました。
教科書で見た歴史を身近に感じる
教科書で見た前方後円墳について知ることができたり、甲冑や衣装を実際に見ることができたりと身近に感じることができました。
学生時代は歴史に苦手意識がありましたが、歴史に触れると自分の世界が広がる気がして楽しいものです。
百聞は一見に如かず…ということかもしれませんね。
石鹸作りを体験!
最後に瓦石鹸作りを体験しました!
石鹸素材の粘土を捏ねて、ボール状にしてから瓦のスタンプを押して文様を付けます。
綺麗に瓦の文様を付けるのは簡単そうで難しい…!
できたては柔らかいですが、乾燥させるとカチカチに固まります。
乾燥させるには意外と時間がかかりました。
無料の体験で、お土産に持って帰ることができます。
9月の体験は瓦石鹸作りでしたが、10月からは新しい体験に変わるそうです。
新しい体験も楽しみですね!
歴史に思いを馳せながら街歩きができる
加賀国府ものがたり館は建物の中も外も楽しむことができる施設でした。
歴史ロマンを感じられ、2000年以上昔の小松市を知ることができます。
街歩きをするときに
「あ、ここって古墳が近いって聞いたところだ」
「この川があったから利便性が良かったんだなあ」
と歴史を感じられるようになりました。
加賀国府ものがたり館で「小松市埋蔵文化財センター」もおすすめして頂いたので、次は埋蔵文化財センターについてリポートしたいと思います。
小松市の歴史や文化に触れてみたい人は、ぜひ加賀国府ものがたり館を訪れてみてくださいね!
施設の情報
加賀国府ものがたり館
住所:石川県小松市国府台3丁目64