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スポット  |    2024.03.16

移住者が作った、子供も大人も過ごせる居場所「みよたの広場」はこちらです【長野県御代田町】

長野県御代田町の旧役場跡地にできた「みよたの広場」は

「子どもも大人も過ごせる居場所となり、よい循環を生み出す拠点となり、新たな関係を結びなおす場となること」を目指し、広場をつくるために御代田町への移住者が中心に立ち上げ、2022年8月にオープンしました。

「子どもも大人も過ごせる」ために、いろいろと仕掛けがあるみたい。

ちょっと覗いてみましょう!!

そもそも長野県御代田町はどこにある?

御代田町は、国内屈指の避暑地として名高い「軽井沢町」の隣町(西隣)にあります。

軽井沢町標高931m(町役場位置)、浅間山(標高2,568m)の南東斜面に広がる地域
御代田町標高838.74m(町役場位置)、浅間山の南麓に広がる地域

40代の町長自ら移住者を自認する御代田町。長野県が今年1月に発表した2023年の「年間人口増減」調査によると、御代田町の社会増減率(転入・転出による人口の増減)は、インバウンド要素と思われる白馬村、野沢温泉村に次いで県内第3位の増加率。人口増減率(社会増減率+自然増減率)でもプラスと、長野県では数少ない人口増の自治体となっています。

なんだ?ここは!!

さあ、話を「みよたの広場」に戻しましょう。

本、コーヒー、焚き火、薪割り、ペットもOK、定期的にイベントを開催します...ふ~む、楽しそう。でも、

看板は「広場」とありましたが、実は木工所の敷地なの? 中に入ってみると

いやいや、マークのついたコーヒー(A-2)以外は、よ・く・わ・か・ら・な・い。

ご説明しましょう!と広場を運営する「御代田の根」のジョージさん

答えはこれです!

 A-1 オープンストーブ。薪で調理ができる場所です。
 A-2 キッチンカー。みよたの喫茶が入ってます。
 B-1 リビングトレーラー。本もWi-fiもあります。
 B-2 ロケットヒーターのベンチ。枝を燃料として暖かくなります。
 C-1 薪棚。骨組みの中が空洞になるので、中のベンチで寛げます。
 C-2 あったかベンチ。薪をもやしてベンチを温めます。

どうやって、こんな施設ができたの?

ーー結構大がかりな設備が数多くありますが、どういった経緯でこの広場ができたのですか。

(ジョージさん)御代田町は移住により他の土地から転入してくる方が多いのです。

そういった方たちが子供さんと安心して遊べる場や、親御さんだけでなく従来から住まわれている方との交流の場としての機能も持たせた場所を作ろう!

と数人の移住者の発案が「みよたの広場」の始まりです。

ーーそれが「一般社団法人 御代田の根」という形に発展して、広場を管理運営されているのですね。

(ジョージさん)ええ。この広場はスタート時に日本財団による「子ども第三の居場所」事業より助成を受け、行政や地域の人たちの協力もあり、徐々に今のような設備も整いました。

  • 放課後に小学生がここで遊んでから帰宅したり、
  • 余った建築資材や土壌改良用の落ち葉を近隣からご提供いただいたり、
  • 親御さんが休みの日に運営を手伝ってくれたり、
  • イベントにご家族全員が参加されたり、

と、1年経過した時点で集いの場として、こんなことが出来たと思います。

広場のイベントってどんな様子?

  • キッチンカーでのカフェ運営、
  • 月に1度のマルシェイベント(日曜市・土曜夜市)
  • 幼児も楽しめるちいさいひろば
  • カレーの日(子ども食堂)
  • オープンミーティング(広場の運営に関心のある方と議論する場)
  • 薪割りゾーン「ありがとうの薪」

など、定番となったものの他にも、

  • 焚き火の型を学ぼう 〜ロングファイヤー
  • 玉ねぎの皮染めのイースターエッグづくり
  • どろんこあそびde土壌改良!
  • 広場でブランチ
  • 御代田花火をみんなでみよう

などを、月々のイベントとして実施しました。

2年目の「みよたの広場」は?

ーーお話を聞いているだけでも十分な1年目のスタートだと思えるのですが、今後の活動はどのようになりますか。

(ジョージさん)1年目は学校にチラシを配ったり、新聞に折り込み広告を入れたりしましたが、やっぱり月1回の日曜マルシェからだんだん人が集まり、ここの存在を近隣の人たちも認知してくれたと思います。

これからは、この広場がより多くの方にとって「自分の場所」となり、運営に関わる人が増えていくようにしいきたいと皆で考えています。日本財団の助成もあってこれだけの規模のものができましたが、助成期間は有期(3年間)なので、人々が集い、ここに植えた木々が森になるくらいまでの道筋をつけられるよう、維持できる仕組みを多くの人と考えていければと思っています。

最後に

(ジョージさん)広場を運営するための助成金がなくなることを見据え、「友の会」という寄付制度を設けています。広場に共感してくださる方、応援してくださる方から、毎月一定の金額(月額1000円/2000円/3000円のいずれか任意)を寄付いただく仕組みです。
金銭面での支援だけでなく、関心のある方には広場の運営(予算執行の意思決定など)にも関与していただいています。

どんなところかもっと知りたい!

という方には2つの道筋が用意されています。

Instagram

https://www.instagram.com/miyotanone/

Discord

みよたの広場のDiscordサーバーに参加したい方は、下記招待リンクからご参加ください。
”みよたの広場サーバーへ参加する 招待リンク ”

みよたの広場 https://note.com/miyotanone/n/nad5d4f68fc4e

インタビューに協力してくれたジョージさんと、「ありがとうの薪」の仕事を手伝っていた親子のお二人の笑顔が、これからこの広場に関わる多くの人の笑顔に繋がることを期待しながら、みよたの広場を後にしました。

※写真協力:一般社団法人 御代田の根

みよたの広場

住所:長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1851

[電車でのアクセス]
東京駅よりJR北陸新幹線「軽井沢駅」にて下車(約60分)、
しなの鉄道に乗り換え 「御代田駅」下車(約20分)。
御代田駅からMMoPまで徒歩約10分。 MMoPの道を挟んだ向かいにあります

[車でのアクセス]
上信越自動車道「佐久IC」より5.6km(約13分)、
「小諸IC」より17km(約20分)、
「碓氷軽井沢IC」より26km(約40分)
施設内に駐車場あり

・子どもの遊び場・スタッフ滞在時間:
 平日(月/火/水) 13:00〜17:00
 週末(土/日)   11:00〜17:00
・みよたの喫茶・営業時間:
 平日(月/火/水) 13:00〜17:00
 週末(土/日)   11:00〜17:00
・イベント・ワークショップ:適宜開催
※時間は予告なく変更する場合があります。最新の情報は下記カレンダーおよびInstagramをご確認ください。

みよたの広場HP https://hiroba.miyotano.com/

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この記事を書いた人

Kunie

20代で首都圏エリアの情報誌のライターをしていました。その後、一般企業に転職。東京から長野へ移住、単身赴任、親の介護を経て子供の独立を機に退職。地元誌のインタビュー記事を担当させていただいたご縁から、20代から長いトンネルを経て、またライターで働いてみようと日々奮闘中です。

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