前編では下瀬美術館の館内をご紹介しましたが、後編では展示物をご紹介します。
現在下瀬美術館では「開館一周年記念 下瀬美術館のひな祭り」を開催中です。
館内には見るだけで思わず笑顔になるような、可愛いひな人形が数多く展示されていました。
ここからは展示物の一部をご紹介します。
圧巻の光景!
下瀬美術館で一番目を引いたのが、このひな壇。
1列目(最上段)には、お内裏様とお雛様が凛々しく鎮座しておられました。
宝船を引っ張る人形や、
猿のお面をつけた人形などバラエティに富んでおり、見応え十分です!
絵本の世界を飛びだした
この光景、どこか見覚えがありませんか?
そうです!桃太郎が鬼退治をする一幕です。
どうでしょう。犬のこの堂々とした歩きっぷり。
鬼を退治した誇らしさが顔に出ているように筆者には感じられました。
人形だけでなく、絵本の一部も展示されていました。
子どもの頃に見た絵本の桃太郎のイメージとは随分違っており、しばらく絵にくぎ付けになりました。
華やかな花見の様子を再現
この華やかな展示物は、花見人形です。
可愛い女性たちの人形に加え、中央の桜の木が一層華やかさを演出しています。
この花見人形は昭和初期に三菱財閥の岩崎小彌太に依頼され、制作された「木彫彩色花見人形(作:七世大木平藏 )」がモデルとなっています。
女性たちが集まってお話をする様子が、ほっこりさせてくれます。
遠目で見ると同じような表情に見える人形も、近づいてみると気の強そうな人形、優しそうな人形など細かな違いがあります。
人形の表情も、ぜひ実際に下瀬美術館に来館して間近で見てください。
その他にも多種多様な展示物
こちらは12干支が勢ぞろいして、行進をしている様子です。
こちらは酉です。
腕を振って、意気揚々と行進する姿がとても愛らしい。
2024年の干支である辰は、先頭で堂々とした歩きっぷりです。
その調子で、2024年を力強く引っ張っていってほしいですね。
この他にも絵画や陶芸など、心躍る展示物が数多くあります。
「もっとじっくり見ていたい」と思わせてくれる魅力が、下瀬美術館にはあります。
筆者は全ての展示物を見るのに、1時間40分ほど要しました。
じっくりと時間をかけて展示物を堪能したい方は、見るだけでも1時間半~2時間程度の余裕を持って来館することをおすすめいたします。
時期によって展示物が変わる
下瀬美術館は、時期によって展示物が変わります。
開館一周年記念 下瀬美術館のひな祭りの展示物は、2024年4月7日(日)までです。
今回ご紹介できなかったものの中にも、素晴らしい展示物がたくさんあります。
ぜひ、足を運んでみてください。
下瀬美術館へのアクセス方法
下瀬美術館へのアクセス方法は以下のとおりです。
JR:広島駅から山陽本線岩国方面行へ乗車 玖波駅・大竹駅で下車
車:大竹ICから5分
大竹駅から無料のシャトルバスが出ていますが、これは「土日祝日限定」です。
平日は大竹駅・玖波駅ともに駅構内から出ているこいこいバスに乗車し、ゆめタウン大竹で下車し徒歩5分ほどで到着します。
チケット購入方法
下瀬美術館の入場チケットは、当日現地で購入する方法と前日までにオンラインで購入する2通りの方法があります。
一般の当日券は1,800円ですが、前日までにオンラインで購入すると1,500円になります。
少しお安くチケットが買えるので、おすすめです。
詳しくは、下瀬美術館ホームページを参照ください。
心落ち着けたい方にピッタリの下瀬美術館
下瀬美術館は、まさに日々の喧騒を忘れて心落ち着けたい方にぴったりです。
日常生活から離れて癒しを求めたい方は、ぜひ訪れてみてください。