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スポット  |    2024.06.11

モルモットとふれあえる穴場スポット|別府市「山地獄」

山地獄の入口(観光客の多い通りです)
山地獄の入口

名前は山地獄ですが、地獄めぐりとは異なり、温泉がメインの施設ではありません。
ここは小さな動物園で、モルモットやうさぎなど、愛らしい動物たちとのふれあい体験が楽しめます。
小さなお子様連れのご家族にもぴったりのスポットですので、のんびりと思い出を作るのに最適です。
そんな、温泉地として有名な別府市の隠れた名所山地獄をご紹介します。

山地獄とはどんな施設?

入ってすぐの爽やかな景色
入ってすぐに長閑な景色が広がります

別府市にある山地獄と聞いて、多くの方が想像するのは温泉施設かもしれませんが、実は小さな動物園です。ここの動物たちは、温泉の熱を利用して飼育されているそうです。

すぐ近くには地獄めぐりで有名な、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄といった観光地が隣接しています。山地獄にも温泉は湧いていますが、地獄めぐりのコースには含まれていません。

ここは山から湧き出る湯けむりを眺めながら、かわいい動物たちとのふれあいに癒やされる動物園です。地元で育った私も動物園とは知りませんでしたので、良い穴場を発見しました。

山地獄の楽しみ方

山地獄を訪れるのに最適な時期は、動物たちが活発な春と秋です。
この日は初夏の陽気でしたので、動物たちは暑さで少し伸びていました。どうせなら、元気な動物たちとふれあいたいですよね。
夏場は涼しい午前中に訪問する方が楽しめるかもしれません。

ふれあい体験が魅力なのですが、なかでも一番のおすすめは、モルモットとのふれあいです!
(個人的にもともと大好きな動物です)

他にも色々な動物への餌やり体験もあり、小さなお子様にもきっと喜んでもらえます。

餌やりができる主な動物たち

  • モルモット
  • うさぎ
  • ヤギ
  • カピバラ
  • ミニチュアホース
  • クジャク
  • ワラビー

モルモットまみれ!

山地獄で特に人気なのが、「モルモットまみれ」とも言えるほどのモルモットとのふれあい体験です。餌をあげると、プイプイとかわいい声で鳴きながら近づいてきます。もうメロメロです。とても人懐っこく、何度でも餌やりをしたくなります。抱きしめたい!
でも、とても怖がりなので、ビックリさせないようにしてくださいね。噛まれるとけっこう痛いですよ。

モルモットとは?

モルモットとのふれあい方
モルモットとのふれあい方

モルモットは南米アンデス地方原産の小型草食性げっ歯類で、可愛らしい外見とおだやかな性格から人気があります。非常に臆病な性格ですが、慣れると人懐っこくなり、甘えるようになることも特徴です。

体は小さく丸みを帯びており、ふわふわの毛で覆われているため、その愛らしい姿が多くの人々を魅了します。色や毛の長さはさまざまで、イングリッシュ・アビシニアン・テディなど毛並みの違いで複数種います。山地獄の主な品種は、短毛種でよく知られている「イングリッシュモルモット」です。

飼育には大きなスペースや特別な設備は不要で、主に牧草、野菜や果物、ペレットを与えます。
(ビタミンC源は必須です)

名前の由来には諸説あり、日本語で「モルモット」と呼ばれる動物は、オランダ語で「マーモット」を意味する「marmot」から来ています。170年以上前、オランダ商人が最初に長崎へ天竺ネズミを持ち込んだ際、彼らがマーモットと勘違いしたことから、「モルモット」という名前が生まれたそうです。

この子は我が家のイングリッシュモルモット「ふーちゃん」です

多くの「のんびり系動物」とふれあえます

モルモット以外にも、うさぎやヤギ、カピバラ、ミニチュアホースなど、様々な動物たちとのふれあいが楽しめます。うさぎやヤギは柵もありません。お子様はもちろん、大人も童心に帰ることができます。僕は小学生時代の、飼育係の思い出がよみがえりました。

気に入った子はお迎えできます

気にった子はお迎えできますよ

モルモット・うさぎ・ヤギは、お迎えできます。気に入った子がいたら、スタッフさんに相談してみてください。一目ぼれして衝動的にお迎えしたくなりますが、大切な命です。少し時間をおいて、必ず飼育本などで予習し、飼育環境を整えてからお迎えしてくださいね。

後日にお迎えのみで訪問する場合は、入場料は不要です。「お迎えの相談に来ました」と受付で声をかければ、飼育員さんとの面談ができます。
なお、お迎えの相談は、休日やお昼時を避けたほうが良いそうです。
(ヤギもお迎えできるのは、ちょっと驚きました)

スタッフさんにお聞きしたところ、お迎えの費用は以下のとおりです。

  • モルモット 3,000円
  • うさぎ 5,000円
  • ヤギ 30,000~50,000円

注意:ヤギは種類や大きさで費用が変わります。うさぎやモルモットは一律です。どの子も乳離れできていない赤ちゃんはお迎えの対象外です。

安心して楽しむために

山地獄を訪れる際は、汚れても大丈夫な動きやすい服装をお勧めします。動物と直接触れ合うと、思わぬ汚れが付くこともあります。動物たちの視点で、大らかな心で楽しみましょう。

また、動物の毛やほこりに敏感な方は、マスクの着用をお勧めします。
ちなみに、僕はモルモットが大好きなのですが、重度のモルモットアレルギーです。なので、しっかりマスクをしてふれあいました。

周辺エリアも人気の観光地なので、休日は特に混雑が予想されます。ゆっくり楽しむためには、平日の訪問がおすすめです。観光バスなどの団体客も多いので、人や車の往来にも注意してください。

山地獄の基本情報

・場所 〒874-0045 大分県別府市鉄輪御幸6組
・電話番号 0977-66-0647
・営業時間 9:00 – 17:00(通年)
・入園料 大人(高校生以上) 500円、小・中学生 300円
【公式】山地獄ホームページ:https://www.yamajigoku.jp/

まとめ:別府市「山地獄」で楽しむ癒やしの時間

別府市の山地獄は、温泉地とは一線を画すユニークな観光スポットです。動物たちとのふれあいでとても心が癒されます。小さなお子様連れや動物好きな方には特におすすめの場所です。
この記事が、山地獄の訪問を検討している方々に役立つ情報を提供できたら嬉しいです。別府市の意外な魅力を発見し、心温まる一日をお過ごしください。

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この記事を書いた人

ヨダキーおーの

大分県大分市在住のウェブライター「ヨダキーおーの」です。 「よだきぃ」は大分弁で「めんどくさい」という意味です。面倒なことが嫌いなので、どうすれば簡単にできるか?を考えるのが趣味です。 妻と柴犬の3人暮らし。出身は大分県別府市です。 にぎやかな場所は苦手なので、静かでゆっくりできる場所が好きです。 地方創生記事に関わることをきっかけに、身近なスポットを探検し、地元愛を深めていこうと思います。(出不精ですが元観光業です) SEO記事は、ITや経営の硬い文章が得意ですが、エッセイ的な優しい文章も書けるように日々勉強中です。

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