過ごしやすい季節になってくるとおでかけが楽しくなりますね。
自然の中でアートにも触れ合える場所で、心と体が開放感に包まれる1日を過ごしてみませんか。
町田駅は新宿駅や横浜駅から電車で約30分。
今回ご紹介する「芹ヶ谷公園」の広さは11.3haにもおよび、東京ドームの約2.5倍です。
町田に住んでもうすぐ30年の筆者が市民の憩いの場である芹ヶ谷公園をご紹介します。
町田駅前の光るオブジェがお出迎え
今回は駅からの行き方をご説明します。
公園まではJR・小田急町田駅からゆっくり歩いて約15分です。
JR町田駅中央改札を出て右、または小田急線西口改札を出てJR線の改札に向かった先左手に「光の舞」のオブジェが銀色に輝いています。※オブジェ=モノ、作品
動くブジェの周りは待ち合わせ場所にもよく使われています。夜になるとこの前で歌を歌う人や大道芸を披露している人も。
こちらの彫刻作品から原町田大通りを真っすぐ北に12、3分ぐらい歩きます。
公園の入り口はいくつかありますが、せりがや会館を目指すとこのような門にぶつかります。
このまま、まっすぐ歩いて行きます。
この丸いオブジェは、東京都庁の都民広場の赤い彫刻で有名な井上武吉氏の作品です。
公園内に点在しているオブジェは緑の中で彩りを与えています。
彫刻の横左手の階段に沿って下に降りて行き、左に折れて進むと噴水広場です。
芹ヶ谷公園は水と緑に思い切りひたれる場所
よく人が集まる場所は広い公園内の中心「虹と水の広場」です。日陰のベンチで皆が思い思いの時を過ごしています。
噴水のシーソーは一定の時間を過ぎると勢いよく水が流れて回転します。水流にじっと耳を澄ますと時を忘れることもしばしば。
噴水の中を子どもたちが喜んで遊ぶ姿も夏によく見る光景です。水しぶきのまわりは気温が少し下がっているので涼しく感じられます。
広場には桜の木がぐるっと植えられていて、春にはまた違った趣を楽しめます。春まつりなどのイベントも市民の楽しみになっています。
奥の方ではじゃぶじゃぶ池も。
水だけでなく、芹ヶ谷公園では森林浴で清々しい空気も楽しめます。
走り回れる広場や奥にはすべり台などもあります。秋にはお子さんとどんぐりを拾って遊ぶのも楽しいですよ。
公園内は自然だけでなく、版画美術館もあります。
芹ヶ谷公園は世界の版画アートにも触れられる
噴水広場から南方面に歩いて行くと国際版画美術館に到着です。
この日は「版画家たちの世界旅行 -古代エジプトから近未来都市まで」展が開催されていました。
世界の版画家たちと一緒に私も世界旅行に浸って来ました。
版画美術館には国内外の版画作品が3万点以上も収蔵されています。時代も奈良時代から現代までの幅広い作品群。年中魅力的な作品が企画展示されているので、スケジュールは要チェックです。
ちょっと疲れたら喫茶室「けやき」で休憩
版画美術館の名作鑑賞や公園内の散策で疲れたら、喫茶室「けやき」で一休み。
日本橋の名店「ミカド」の本格的なコーヒーが提供されます。(コーヒー1杯380円~:2023.9月現在)
サンドイッチやカレーなどの軽食、ケーキやパフェなどのスイーツも楽しめます。
筆者も汗をたっぷりかいたのでちょっと一息。
至福のコーヒーを味わいながら、窓の外に広がる景色も堪能できました。
街の喧騒を離れて憩いの場所へ出かけよう
JR・小田急線町田駅は大勢の人が絶えず行き交う場所です。
人に流されるままでいると、迷子になることも。
引っ越したばかりのころは筆者もよく方角がわからなくなっていました。
そんなにぎやかな街でも、駅から歩いて15分弱で静かな公園に行けます。
子どもから大人までのびのびと過ごせる芹ヶ谷公園。
自然とアートどちらも親しめる場所で1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
四季折々の変化も楽しめますよ。
芹ヶ谷公園の情報
●芹ヶ谷公園
所在地:東京都町田市原町田5-16
開園時間:午前6時から午後6時まで
(6月から8月までは午前6時から午後7時まで)
休園日:年中無休
駐車場:あり 1時間まで無料 経過時間により加算
芹ヶ谷公園のホームページ
●町田市立国際版画美術館
開館時間:平日 午前10時~午後5時(入場は4時30分まで)
土・日・祝日 午前10時~午後5時30分(入場は5時まで)
休館日:毎週月曜日(祝日および振り替え休日にあたった場合はその翌日)
12月28日~1月4日
観覧料:企画内容により変動
町田市立国際版画美術館のホームページ
●喫茶室けやき
営業時間:平日 午前10時30分〜午後4時30分
土・日・祝祭日 午前10時〜午後4時30分
休業日:美術館の休館日と同様
喫茶室けやきのホームページ