宮城県川崎町。仙台市内から車で40分のところにあるのは、東北地方唯一の国営公園、国営みちのく杜の湖畔公園。南東北の主要都市である仙台市、山形市、福島市から20~50㎞圏内に位置し、釜房湖のほとりに整備された広大な公園です。お年寄りから小さなお子さんのいるご家庭まで、開園と同時に多くの方が訪れ、南東北の暮らしに欠かせないシンボルとなっています。
今回は、国営みちのく杜の湖畔公園の魅力と、公園内で開催されていたアウトドアイベント「Outdoor Park in MICHINOKU 2024」をご紹介します。
みちのく公園
国営みちのく杜の湖畔公園は、開園以来「みちのく公園」の愛称で広く親しまれ、今年4月には累計入場者数が2,000万人を突破しました。何度も足を運びたくなるみちのく公園は豊かな自然を活かした3つの地区に分かれています。公園の面積は647.4ha。この広さは、東京ドーム138個分、東京ディズニーリゾートだと3倍以上に相当します。
北地区・・・キャンプ場、動物ふれあい、ドッグランなど自然体感エリア
南地区・・・こども向けの遊具、広場、ボート乗り場など遊びのエリア
里山地区・・散策、クラフト体験など文化の学びエリア
花と緑に囲まれた遊びのエリア 南地区
公園の中心部ともいえる南地区には、子供が一日中遊べるプレイスポット、芝生で自由に過ごせる広場、軽食がとれる売店やテラスなど、自然に囲まれた憩いの場がたくさん。
なかでも、季節の花を年中楽しむことができる花畑では、約150万本のポピーが見ごろを迎えていました。
南地区を訪れる方の多くは、小さな子さんやワンちゃん連れのファミリー層。アウトドアに欠かせないテントや椅子をカートに乗せ、お気に入りの場所で過ごしていました。
遊具で子供と遊ぶのも、木陰で読書をするのも、スポーツで汗を流すのも、すべてが叶う開放的な空間で、思い思いの過ごし方ができるみちのく公園。
蔵王連峰や釜房湖、1年を通して楽しめる花々に囲まれ、日常を忘れて過ごしてみるのはいかがですか。
Outdoor Park in MICHINOKU 2024
5月25日(土)と26日(日)の2日間、Outdoor Park in MICHINOKU 2024が開催されていました。アウトドアグッズの展示販売やBBQ講座などのワークショップをはじめ、バンジージャンプやスライダーといった大型アクティビティ、地元グルメのキッチンカーなど、80店舗以上のブースが勢揃い。
公園内にある「やすらぎの池」ではカヤック体験、釜房湖ではSUP体験も。Outdoor Park in MICHINOKU 2024では、小さな子供はもちろん、大人も一日中楽しめるアクティビティが満載でした。
行列必須!焼きたてが食べられるBBQ講座とソーセージ試食会
数ある出展者の中でも一際賑わいを見せていたのがAussie Beef(オージー・ビーフ)のBBQ講座と、Johnsonville(ジョンソンヴィル)のソーセージ試食会。なんと参加費用は無料!
快適生活研究家の田中ケンさんから直々に美味しいお肉の焼き方を学びつつ、自分で焼いたお肉をその場で食べるまでがセットになった神がかったワークショップには、時間になると人だかりが。
BBQ講座を受けられるのはジャンケン争奪を勝ち抜いた強運たち。負けた方でも、そばで話を聞きながら、田中ケンさんが焼いたお肉を食べることができるのだから、やはりどう考えても神ワークショップ。
小さなお子さんに良いところを見せようと奮闘するお父さんの姿がたくさん。
決して一方通行な説明ではなく、参加者と掛け合いをしながら、終始笑いに包まれた雰囲気のBBQ講座では、自然と歩いている人も足を止めて聞き入っていました。
赤身の美味しいAussie Beefのキューブロール!!
今回BBQ講座で使用していたお肉は、ヒレ肉、サーロインと並ぶ高価な部位にあたるキューブロール(アメリカ産のビーフでいうリブロースと同じ部位)。この部位の名前を聞かれた際に反射的に答えられないと、お肉を没収されるリスクがあるこのBBQ講座では、参加者がずっと「赤身の美味しいAussieBeefのキューブロール」と繰り返し唱えながらお肉を焼いていました。
お肉をひっくり返すタイミングは、表面がほんのり汗をかいたとき。そして回数はたったの一度だけ。これを知れただけでも美味しく焼けるコツを掴むことができました!
BBQ講座と交互に行っていたのが、もう一つの目玉イベント、ソーセージ試食会。Jonsonvilleのソーセージをその場で豪快に焼き、なんと1本まるまる無料で配布!
去年初めて参加し、今年もこのワークショップを目的に再び参加されたご家族もいらっしゃいました。Johnsonvilleのソーセージはネットでも購入できるそうです。
Johnsonville -ジョンソンヴィル-公式オンラインショップ
https://www.johnsonville.co.jp/
公園全体がアウトドアフィールド
豊かな自然に囲まれ、1日では遊びつくせないほど魅力がつまったみちのく公園。季節とともに変化する景色はもちろん、今回ご紹介したイベント以外にも、1年を通して様々なイベントや自然体験が各エリアで開催されています。自然を感じながら、日常を忘れられる贅沢な公園へ、ぜひ一度訪れてみてください。
国営みちのく杜の湖畔公園
住 所:宮城県柴田郡川崎町大字小野字二本松53-9
入場料:有料
駐車場:あり(有料)
アクセス:
・宮城川崎ICから公園まではクルマで直進約5分
・[ 東北自動車道 ] 仙台宮城IC~宮城川崎IC 約20分/福島飯坂IC~宮城川崎IC 約45分
・[ 山形自動車道 ] 山形蔵王IC~宮城川崎IC 約20分
※その他の詳細は、公式ホームページよりご確認ください。
https://michinoku-park.info/