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スポット  |    2024.05.24

岡本太郎ファン必見!自宅兼アトリエで堪能する独創世界|岡本太郎記念館 【前編】

岡本太郎、それは日本を代表する天才芸術家。

今回は岡本太郎が42年に渡って自宅兼アトリエとして使用していた、南青山の【岡本太郎記念館】を訪れました。
スタッフの方にお話を伺いながら、取材した【岡本太郎記念館】の魅力を前編、後編に分けてたっぷりご紹介します!

岡本太郎記念館 外観

岡本太郎とは?

岡本太郎は1911年生まれ。
18歳でパリに渡り、哲学・社会学・民俗学を学びました。

岡本太郎の年表

岡本太郎といえば、大阪の万博記念公園にある《太陽の塔》をイメージされる方が多いですよね?
ほかにも《坐ることを拒否する椅子》や、《太陽の塔》と同時期に制作され、現在、渋谷駅に展示されている《明日の神話》など代表作は多数。

油彩はもちろん、彫刻、デザイン、写真、家具やカーペットなどの商業プロダクトも制作していました。
既成概念にとらわれない、自由に制作を続けた芸術家です!

岡本太郎記念館について

岡本太郎記念館は岡本太郎が生活し制作活動を続けた、自宅兼アトリエでした。
1998年5月7日、記念館として開館します。

岡本太郎記念館入口

岡本太郎記念館があるのは東京のオシャレなスポット、表参道。
表参道駅は東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線が乗り入れています。

表参道駅B3出口、もしくはA5出口から徒歩8分ほどで到着です!

さっそく入り口のドアノブにも岡本太郎の「あし」の作品が!
入り口から入るのが楽しくなります!

さっそくサロン・アトリエへ!

記念館は土足厳禁。
館内に入って靴を脱いで、用意してあるスリッパで館内を周ります。

入って右側が旧館と言われる岡本太郎が住んでいた自宅兼アトリエです。
耐震工事等は行いながらも、姿かたちは当時のまま。

アトリエに入ると、かおる油絵の具の匂い。
まるで、ついさっきまでここで、岡本太郎が制作していたかのようです。

岡本太郎のアトリエ①

今も岡本太郎のエネルギーが満ち溢れるアトリエ。
建設は、パリ万博日本館や神奈川県立近代美術館を手がけた建築家の坂倉準三です。

岡本太郎らしいこだわり満載の空間かと思いきや、オーダーしたのは左手の大きな北窓のみ。
この大きな窓から入る自然光は外せなかったのでしょう!

キャンバスが壁沿いの棚に収納され、絵の具が飛んだ床や画材などを見ることができます。
企画展に展示するキャンバス作品もここに収納されているそうですよ。

岡本太郎のアトリエ②

2階は当時、書斎として使用していました。(※現在は非公開)
岡本太郎が読んでいた書籍が本棚に収納されているのがわかります。

岡本太郎のアトリエ③
当時は応接室として使用していた

黄色と青の手の椅子には岡本太郎と、岡本太郎の養女であり、実質的なパートナーであった岡本敏子の写真があります。
岡本敏子は岡本太郎記念館の初代館長を務めています。

庭にも作品がたくさん

ミュージアムには自然豊かな庭もあります。
庭にも岡本太郎の制作した彫刻作品がたくさん。

庭の作品①
庭の作品②
庭の作品③

この庭でも岡本太郎は実際に、彫刻作品などを制作していました。
今ではまるで都心の中のジャングルのよう。

作品と自然に生えた植物が一体化して、新たな世界観を生み出しています。

《午後の日》/岡本太郎
ベランダから覗いている《太陽の塔》

ふと見上げてみるとベランダから 《太陽の塔》が覗いています。
庭の作品たちと会話を楽しんでいるようにも見えますね。

今回は、岡本太郎と岡本太郎記念館のアトリエ、サロン、庭のご紹介をしました。
後編では現在開催中の企画展とグッズ情報を紹介します!

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この記事を書いた人

ChicacoMurayama

【アーティスト/ライター】【神奈川県公認Mediallライター】 幼い頃から絵を描くことが好きで、画家活動を行う。また、読書、執筆、写真を撮ることも好きでフリーライターとしても活動。 作品は独自に研究し生み出した技法のサンドアート。コンセプトは「綺麗な世界、穏やかに心温まる世界」。展示販売、年に数回のワークショップ、ラジオでアートについて話したりアート普及活動も行う。 多めで見やすい写真とわかりやすい等身大の言葉で、アート、美術館・博物館をメインに画材、文具や神社、カフェなどを紹介していきます! 

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