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スポット  |    2024.06.15

親子で楽しむ絵本の世界!「魔法の文学館」|東京・江戸川区

絵本を開けば、大人でも童心に帰って親子で楽しめる「魔法の文学館」。

ここは、『魔女の宅急便』の著者である角野栄子さんの絵本・児童書をはじめとする世界中の児童文学に触れられる場所です。
文学館は、東京都江戸川区のなぎさ公園内の一角にあります。

どんな場所にあるのかワクワク心を躍らせると、小高い丘の上に文学館を見つけました。建物は、建築家・隈研吾氏の設計によるもの。

入り口を入ると、角野さんの好きな「いちご色」に染まった世界が目の前に広がります。
館内は、『魔女の宅急便』の舞台「コリコの町」をイメージして作られました。

「コリコの町」をイメージしたいちご色の世界

大人も子どもも絵本を手に取れるライブラリー

絵本・児童書が館内のあちこちの本棚に

館内のあらゆるところに絵本・児童書の数々。角野さんが中心になって選書した蔵書は1万冊を超え、約8千冊が公開されています。

スタッフさんによると、本棚の上のほうには大人が読める文字の小さめの本、下の方は比較的小さい子向けの本が置かれているとか。

「ぜひ本を手に取って、好きな場所で親子で楽しんでくださいね」とのこと。
角野さんは、「大人こそ、絵本の世界に触れてほしい」とおっしゃっているそうです。

さっそく本棚を眺めると、子どもが小さいときに読み聞かせしてあげた本ばかりでなく、自分が子どもの頃に読んだ懐かしい本が沢山。
1冊1冊手に取ると、頁をめくる手が止まらなくなり、すっかり絵本の世界に浸ってしまいました。

ここを訪れた方は、自分だけの思い出の1冊にまた出会えるかもしれませんね。

企画展と角野さんのアトリエを再現したコーナー

企画展「びっくりレストラン」

館内は自由に回れるので、2階に上がってみましょう。

ギャラリーでは、企画展「びっくりレストラン」が開催中でした。角野さんの作品には、美味しそうな食べ物が沢山登場します。展示品やオブジェで視覚に訴えるだけでなく、おもちゃで遊べるコーナーも。子どもが遊具に触れながら絵本の世界に親しめます。

2階にも絵本コーナーがあり、大人も子どもも、リラックスしながら本を読めるスペースに。

アトリエを再現した一角には、角野さんのカラフルなファッションもディスプレイされ、おしゃれの秘訣が解説されています。

川沿いの景色と食事を楽しめる喫茶コーナー

旧江戸川が楽しめるテーブル席

お腹が空いたり喉が渇いたりしたら、3階の喫茶コーナー「カフェ・キキ」に行ってみましょう。大きな窓の外に旧江戸川と緑が広がり、開放感にあふれた空間です。

ランチには『おばけのアッチ』に出てくるオムライス山をイメージした「キキライス」や「かくれんぼカレー」など、かわいいネーミングのメニューはいかがですか。

カフェメニュー
いちごラテ650円 ハートをあなたに(ミニパフェ)700円

今回は「いちごラテ」とミニパフェ「ハートをあなたに」を注文。
いちごラテは甘酸っぱいいちごのジェルとミルクが優しい味わい。パフェの中身は、いちごムースやアイス、チョコなど。味も食感もさまざまに楽しめます。

テラス席

晴れたら、外のテラスで食べるのも気持ちよさそう。広々とした景色に心が解放され、四季折々の花や緑も楽しめます。

絵本のキャラクターが大活躍

おばけのあっち

館内の見どころはまだありますよ。
1階の黒猫シアターでは、「おばけのあっち」が親子を絵本の世界に連れて行ってくれます。時間制なので、時間になったら中に入ってシアターを楽しんでくださいね。

他にも、角野栄子さんの絵本の中に出てくるキャラクターたちがあちこちで大活躍。
どんな楽しいしかけが隠れているかは、現地に行ってからのお楽しみ。お子さんと一緒に館内を探検してみてください。

ショップ

ショップコーナーでは、ぬいぐるみやバッジ、キーホルダーなどかわいらしいグッズが揃っています。

魔法の世界を親子でたっぷり楽しもう!

訪れたのは日曜日で、小さいお子さん連れの家族が沢山来館していました。平日だと、大人の方も結構いらっしゃるとか。角野さんの絵本の館は、子どもから大人まで大人気なんですね。

ポニー乗り場 子どもは無料

館内の外には、ポニー乗り場や広い芝生広場、楽しい乗り物に乗れるコーナーも。
雨の日も晴れの日もこの公園なら、1日中楽しめそう。

絵本は、私たちをどこへでも連れていってくれる魔法の杖のようなもの。
お気に入りの1冊との出会いを大切にしたいですね。

慌ただしい日常から少し距離を置いて、絵本の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)

住所:東京都江戸川区南葛西7-3-1 なぎさ公園内
電話:03-6661-3911
開館時間:9:30~17:30 (最終入館 16:30)
休館日:火曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

入館料
一般(15歳以上)   700円〈500円〉
こども(4歳〜中学生)  300円〈200円〉
※〈〉内は江戸川区在住者、在勤者、在学者の割引料金

入館方法
日時指定の事前予約制が基本(抽選式と先着順の組み合わせ)
空きがあれば当日入館も可能

喫茶コーナー
営業時間:10:00~17:30(ラストオーダー17:00)

アクセス
・東京メトロ東西線「葛西駅」から
都営バス〔葛西21〕にて約10分「魔法の文学館入口」下車
都営バス〔葛西24〕にて約10分「なぎさニュータウン」下車

・JR京葉線「葛西臨海公園駅」から
都営バス〔葛西21〕にて約10分「魔法の文学館入口」下車
※各バス停から徒歩5分

駐車場
料金:最初の1時間は200円、以降1時間毎に100円

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この記事を書いた人

瀬崎 貴子

地方から東京の郊外に移り住み、あっという間に子育てが終了。この街が第二の故郷となりました。ここで多くの人に支えられたので、街の魅力を少しでも伝えていけたらと思います。人とのつながりを大切に生きていくのが目標。小京都や美術館めぐり、食べ歩きが好きです。

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