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スポット  |    2024.06.30

宮城県気仙沼市の穴場スポット『氷の水族館』と『シャークミュージアム』前編

天気が良くないと、どこに出かけるか迷うという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

宮城県には、天気に影響されることなく大人も子供も楽しめる気仙沼市の穴場スポット『氷の水族館』と『シャークミュージアム』があります。

今回は、暑い夏にぴったりの-20℃の世界が体験できる、珍しい『氷の水族館』前編と、同じ館内にある国内唯一のサメの博物館『シャークミュージアム』後編の魅力をご紹介いたします。

東日本大震災後、6年の歳月を経て復活をはたした『氷の水族館』

海の市入口

『氷の水族館』は、気仙沼漁港近くのお土産や特産品などを販売している商業施設、『海の市』内にあります。

地元企業岡本製氷により2002年に開業していましたが、東北大震災で被災し、休業。その後2017年に復活、リニューアルオープンしました。

-20℃の館内には、氷の彫刻やプロジェクションマッピングが上映されています。『氷の水族館』の入口脇の壁には、ベルギーの有名なアーティストPsomanさんが、氷と魚たちをイメージして描いたという壁画アートが壁一面に描かれています。この壁画アートはマスキングテープにもなっているので『氷の水族館』を訪れた記念やお土産にもおすすめ。

館内の透明度が高い氷は、高度な技術により1週間かけて凍らせています。中にはサンマやカツオなど気仙沼で水揚げされる80種・450匹の魚が展示。

地元企業である岡本製氷の氷にかける想い

館内

宮城県気仙沼市は、世界有数の漁業場三陸沖に面しており、日本一の漁獲量を誇るメカジキの他、サンマやホヤなどの豊富な海産物が1年中水揚げされる、漁業が盛んな港町です。ですので、新鮮な魚介類を流通させるために氷は欠かせません。

氷漬けの魚たち

『氷の水族館』は、「水産業だけでなく、氷を使って何か地域に貢献できないだろうか?」という岡本製氷の想いから建てられました。

氷の中に魚が展示される斬新なコンセプトの『氷の水族館』

氷の水族館入口

券売機でチケットを購入後、無料レンタルしてくれる防寒着を着用して-20℃の館内に入ります。

防寒着
子供用から大人用まで豊富なサイズが用意されている防寒着

館内は、風が吹いているわけではないので思っていたほど寒さは感じませんでした。しかし、同じ場所に立ち止まっていると指先がかじかみ、痛くなってきます。そのため、館内を撮影している途中で出てきてしまいました。神秘的な光景をたくさん撮影しようと思っていたので、長居できなくてとても残念です。

-20℃の氷の世界で魚が泳ぐ?!

館内
館内気温は-20℃に設定されているので、見学時間は10分前後という制限があります。

壁一面に広がる氷の中には、まるで海の中を泳いでいる瞬間をそのまま氷の中に閉じ込めたような魚が展示されています。

黄色、緑、青など様々な色に変化する照明に照らされた氷は、とても美しく、ゆっくり見学してほしいのですが、寒くてとても長い時間滞在することはできません。

しかし、館内は大体5畳位の広さですので、10分もあれば十分見学できます。

氷に閉じ込められた魚たち
氷の中を泳ぐ魚たちはとてもリアル。まるで今にも動き出しそうな雰囲気です。
氷のガチャ

館内に設置してある世界初!?の『氷のガチャ』。

脇の説明文を読んでみると、『氷のガチャ』の中には氷のカプセルが入っていて、中には魚の消しゴムが入っているそう。氷を溶かすと消しゴムが手に入るのだとか。

ちなみに、「当たり」の文字が書いてある氷が出たら豪華景品がもらえるそうです。

筆者は、『氷の水族館』に来た記念に回してみようと思ったのですが、あいにく小銭がなかったため今回は挑戦できませんでした。また、次回訪れた際の楽しみにとっておこうと思います。

ほやぼーやの氷の彫刻
気仙沼のキャラクター、「ホヤぼーや」の氷の彫刻。

館内にある氷の彫刻を手がけているのは全国展でグランプリに輝いた経験のある清水三男さん。

ここ、『氷の水族館』でしか見ることができない貴重な氷の彫刻もあります。館内の内装はイベントごとに変わっており、私はハロウィンのカボチャや七福神の乗る船の氷の彫刻をネットで見かけました。

氷の中の魚たちが泳いでいるかのような姿に魅了される!プロジェクションマッピング

プロジェクションマッピングの映像を少しお見せします。この素晴らしさをぜひ直接訪れて体感してみてください。

館内が一瞬真っ暗になり、映像と音楽が2分間上映されます。天井や壁、床を泳ぎ回るイルミネーションの魚を見ていると、まるで魚たちが泳いでいる海の中にいるような不思議な感覚を味わうことができ、思わず見とれてしまいます。

神秘的な雰囲気の中、魚たちの静と動を感じることができる、三陸の海をテーマにしたプロジェクションマッピングは迫力満点。

まとめ

『氷の水族館』は、普段中々体験することができない-20℃の世界で、氷の中を泳いでいるようなリアルな魚の姿を見ることができます。

これから暑くなる季節にもおすすめな『氷の水族館』。お近くに来られた際はぜひ足を運んでみてください。
※防寒着はレンタルできますが、館内は-20℃の氷の世界。真夏に暑いからといって靴下を履かないで訪れるのは注意が必要です。訪れる際は用意してきてくださいね。

後編では、同じ館内にある日本唯一のサメ博物館『シャークミュージアム』を紹介いたします。

氷の水族館

住所:宮城県気仙沼市魚市場前7-13海の市1F
営業時間:平日10:00~16:00 土日祝9:00~17:00(最終入館20分前まで)
     4月29日・30日9:00~17:00 5月1日~5月8日 9:00~18:00
     8月7日~15日9:00~17:00
電話番号:0226-24-5755 FAX:0226-22-9292
休館日:1月~6月第二第四水曜日 7月~12月無休
駐車場:無料
※アクセスや駐車場について、詳しくは公式HPをご覧ください。
入館料:大人600円 小学生400円 小学生未満100円
    氷の水族館&シャークミュージアム2館共通券大人1100円 小学生600円
公式HP:https://www.uminoichi.com/iceaquarium/index.html


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この記事を書いた人

kana

宮城県出身の猫が大好きなwebライター、kanaと申します。 ハンドメイド作品も作成しております。 観光スポットやグルメ情報はもちろん、まだ知られていないような地域の魅力を沢山伝えていきます。

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