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スポット  |    2024.07.22

宮城県気仙沼市の穴場スポット『氷の水族館』と『シャークミュージアム』後編

前編では、宮城県気仙沼市の商業施設、海の市内にある-20℃の世界が体験できる珍しい『氷の水族館』を紹介しました。

後編では、サメの漁獲量日本一を誇る気仙沼市ならではのサメをテーマにしたサメ博物館『シャークミュージアム』を紹介します。

日本唯一のサメ博物館『シャークミュージアム』

入口

『シャークミュージアム』の場所は『氷の水族館』と同じ商業施設、海の市内にあります。

『シャークミュージアム』も『氷の水族館』と同様に、東日本大震災の影響で休業していました。しかし、沖縄美ら海水族館の協力を得て、2024年4月にリニューアルオープンしています。

海の市の案内

『シャークミュージアム』は、サメのオブジェの展示や、サメの生態や特徴をパネルを使って解説している、サメについて詳しく学ぶことができる体験型ミュージアムです。

シャークミュージアムの見どころ

案内図

リニューアルして新たに加わった「サメ・シアター」

サメシアター入口

入口を入ってすぐの通路左側には「サメ・シアター」があります。

シアターでは、サメの生態を解説する動画や美ら海水族館の貴重な映像が15分間上映されます。

クイズ形式で楽しく学べる「サメ・トリビア」

ウバザメのオブジェ

通路を奥に進んでいくと「サメ・トリビア」があります。入口には、なんと全長8mもある大きなウバザメのオブジェが出迎えてくれます。

その迫力に驚き、筆者も思わず「すごい!」と声を出してしまいました。

壁面の海の中の絵
壁一面に海の中の絵が描かれています。
サメトリビア

「サメ・トリビア」内のほとんどがクイズ形式になっているため、サメに興味がない方やお子様でも楽しく学ぶことができます。

世界中で500種類以上いるサメの生態を詳しく学べる「サメ博士の学習室」

サメ博士

「サメ博士の学習室」では、ホホジロザメのオブジェやサメの生態などを、パネルを使って解説しています。また、生きたサメも水槽にいますので間近でじっくり観察することができますよ。

ホホジロザメのオブジェ

ホホジロザメは映画「ジョーズ」に登場しているサメです。

そのため、サメと聞くとホホジロザメを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

サメがいる水槽
写真では分かりにくいですが奥の方に小さなサメが泳いでいます。

迫力満点!巨大なサメの歯が入口となっている「ダイブトークシアター」

ダイブトークシアター

「ダイブトークシアター」では、サメの生態や行動などが上映されます。専門家による解説もあり、映像を見ながらサメについて学ぶことができます。

サメの意外な魅力について学ぼう!

サメの交尾について

筆者は、サメも卵に精子をかけて体外受精をする魚だと思っていました。しかし、鮭などの体外受精を行う魚は硬骨魚類に分類されるのに対し、ほとんどのサメは軟骨魚類に分類されているそうです。そのため、サメは主に体内受精をする珍しい魚なのだとか。

サメの歯

さまざまな種類のサメの歯が展示してあり、パネルを使って特徴を解説しています。

サメの歯は、種類や食性に応じて形状や大きさが異なり、それぞれ違いを比較できます。また、狩りの際に歯が欠けたり抜けたりすると、すぐ新しい歯に生えかわるのだそう。筆者は歯医者が苦手なので、傷ついたらすぐに新しい歯が生えてくるサメがとても羨ましいです。

サメに襲われないために

「サメ博士の学習室」の最後のパネルでは、サメに襲われないためにはどうすれば良いのか解説しています。

映画のイメージが強いため、サメは人を襲う生き物なのだと筆者は思い込んでいました。同じように、サメが人を襲うイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?

しかし、実際は世界中のサメのほとんどが人間を襲うことはないそうです。とはいえ、全く襲わないわけではありません。

パネルでは、サメが生物を襲う方法や、サメに襲われないための4カ条などを学ぶことができます。

サメに襲われないためにはどうすれば良いのか、しっかり知識を身につけておきましょう。

最先端のサメの研究をみることができる「サメ博士の部屋」

サメ博士の部屋

「サメ博士の部屋」は、沖縄美ら海水族館とのコラボ展示です。

美ら海水族館のサメ研究者たちが行っている最先端の研究結果をパネルや映像を使って解説しています。

サメの卵

こちらは、サメの卵の展示。サメには子供を産む種類と、卵を産む種類がいるそうです。

サメ研究者が使っていた道具
サメ博士の部屋にある、サメ研究者たちが実際に使っていた道具
出口

サメ博士の部屋の出口には、サメの歯のレプリカが4種入っているという「サメの歯ガチャ」があります。

サメプリクラ

『氷の水族館』の近くには、世界で唯一の「サメのプリクラ」があります。訪れた記念に撮影してみてはいかがでしょうか?

さいごに

まだまだ謎が多いサメですが、現時点で分かっていることをパネルを使って解説していたり、クイズ形式になっていたりするので楽しく学ぶことができますよ。

『シャークミュージアム』は、ここでしか体感できないサメの魅力がたくさん詰まった施設です。サメ好きな方はもちろん、大人から子供まで楽しく学ぶことができます。

気仙沼市には他にも魅力的な観光スポットがたくさんありますので、宮城県に来られた際はぜひ訪れてみてください。

シャークミュージアム

住所:宮城県気仙沼市魚市場前7-13海の市2F
営業時間:9:00〜17:00(最終入館16:00)
電話番号:0226-24-5755 FAX:0226-22-9292
休館日:1~6月 不定休 7~12月 無休
※詳しくは公式HPをご覧ください。
駐車場:無料
※アクセスや駐車場について、詳しくは公式HPをご覧ください。
入館料:大人600円 小学生300円 
    氷の水族館&シャークミュージアム2館共通券大人1100円 小学生600円
団体割引10名様以上10%引き
    障がい者割引10%引き
公式HP:https://www.uminoichi.com/museum/index.html#museuminfo6

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この記事を書いた人

kana

宮城県在住のKanaと申します。 芸術やアートが好きで、パステルアート作家としても活動しています。 Mediallでは、観光スポットやグルメ情報はもちろん、まだ知られていない宮城県の魅力を全国の皆様に発信していきます。

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