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スポット  |    2025.03.25

全館オープン!ヨコハマの美術に触れる横浜美術館|神奈川県横浜市

みなとみらいにある横浜美術館。2021年3月から大規模改修工事を行い、2月より全館オープンしました。
今回は、全館オープンした横浜美術館の魅力、カフェなどの施設をご紹介します!

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横浜美術館全館オープン

横浜美術館外観
横浜美術館入口

2025年2月、横浜美術館は全館オープンを迎えました。
横浜美術館は1989年に開館し、2021年3月1日より、初めての大規模改修工事のため全館休館。

その後、2024年3月15日に一時的にリニューアルオープンとして「第8回 横浜トリエンナーレ」が開幕します。トリエンナーレ閉幕後に外部倉庫に運んでいた1万点以上の収蔵作品や蔵書を美術館に戻し、2025年2月8日全館オープンと、リニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ」が開始しました。

グランドギャラリー屋根
グランドギャラリー①
グランドギャラリー②

2階にあるのはグランドギャラリーと呼ばれる広い空間。自然光が入る開けた空間で、「じゆうエリア」として誰でも無料で入ることができます。
3階に上がるまでの階段にはところどころ現代アートが広がっていて、街や人とのつながりを大事にし、にぎやかな空間にしたいという思いから、あえてフリースペースにしたそう!

グランドギャラリー展示風景 横浜美術館
グランドギャラリー展示風景 横浜美術館

作品鑑賞もでき、作品のそばで休憩も取れる。
ときに3階まで上がる通路として階段を使用できる、横浜美術館ならではの面白く魅力的な空間です。

グランドギャラリー「まるまるラウンジ」
グランドギャラリー④

グランドギャラリーにある家具には様々な濃さのピンク色が使用されています。
横浜美術館の建物の柱や床材をよく見ると、灰色の中にピンク色が混じっていることから、ピンクをキーカラーとし、色のみを取り出して家具に使用することになったそう。

3階のホワイエ「おかえり、ヨコハマ」展示風景

3階に上がると、各ギャラリーの間には休憩できるスペースがあり、そこにもピンク色の家具が配置されていました。

一度、展示室に入ると、出口まで展示室の外に出ることができない美術館も多いもの。
ですが、横浜美術館では、展示を見て少し休憩したいと思ったときに、すぐに外に出て休憩できるようにしたい、という思いから、このような空間設計になっています。

3階に設置されているトリビア

3階のホワイエの家具の間には、なにやら紙の束も設置してありました。
紙には、建築にまつわるエピソードや、ピンクのキーカラーについてなどのトリビアがたくさん書いてあります。

ゆっくり休憩しながら、こういった情報を基に改めて美術館を見回してみると面白い発見があるかもしれません!

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ミュージアムショップ「MYNATE」

ミュージアムショップ「MYNATE」店内①

こちらは、ミュージアムショップ「MYNATE」。全館オープンに先がけ、2024年11月1日にオープンしました。
「MYNATE」は、「私の」を意味する「MY」と、ラテン語で「生まれる」を意味する「NATE」を組み合わせた造語です。

コンセプトは、地域の文化と本のあるお店。
展覧会グッズはもちろん、横浜美術館のオリジナルグッズや、美術書、横浜市内で活躍するクリエーターや企業の商品など幅広く揃えています!

ミュージアムショップ「MYNATE」ポストカード

特徴的だったのが、このポストカードの多さ!横浜美術館所蔵の作品など多数あり、ざっと見るだけで180種類を超えています!

「おかえり、ヨコハマ」展グッズ

もちろん、現在開催中(取材時は2025年2月8日)の展覧会「おかえり、ヨコハマ」展のグッズや関連する美術書なども販売しています。

グッズ

ほかにも、アートに関する本や雑貨、画材なども販売していて、カラフルな画材は小さなお子様にもピッタリです!

カフェ 「馬車道十番館 横浜美術館 喫茶室」

馬車道十番館 横浜美術館 喫茶室店内①
馬車道十番館 横浜美術館 喫茶室ロゴ

こちらは、美術館併設カフェ「馬車道十番館 横浜美術館 喫茶室」。
馬車道十番館は、横浜の関内近くの馬車道にある喫茶室、バーを併設したフレンチレストランです。

1970年に開館し、ほかにも横浜市内に5店舗展開しています。
こちらの店舗はコーヒーや紅茶、軽食やデザートなどを楽しめる喫茶室で、美術館とのコラボ商品なども取り扱っています。

馬車道十番館 横浜美術館 喫茶室壁面イラスト①
馬車道十番館 横浜美術館 喫茶室壁面イラスト②
馬車道十番館 横浜美術館 喫茶室店内②

店内には、馬車道十番館の人気商品ビスカウト缶やオリジナルコーヒーの箱に描かれているものと同じイラストが展示されています。
横浜にまつわるものや、洋風のモチーフなどのイラストで、店内のテーブルや椅子もレトロな西洋を意識したものになっています!

ケーキとお土産商品
レジ周辺のお土産商品

ランチにもピッタリなハッシュドビーフライスや開港カレーなどの食事から、横浜土産としても人気な焼き菓子ビスカウトや、テイクアウト可能なケーキも販売しています。

イチゴパイとロイヤルミルクティー
イチゴパイ

今回は、イチゴパイとロイヤルミルクティーを注文!

サクッとしつつも柔らかいパイ生地に濃厚なカスタードクリームとイチゴがはさまれていて、贅沢な味わい。
いちごの酸味も加わるので甘すぎず、見た目が可愛らしいのも魅力です!

HANIWAソフトクリーム

こちらは「おかえり、ヨコハマ」コラボ商品。「おかえりYOKOHAMAパフェ」と「HANIWAソフトクリーム」の2種類です。
今回は「HANIWAソフトクリーム」を注文。どちらも展示作品にある埴輪を模したクッキーがメインに使用されています。

美術図書室

美術図書室

こちらは美術図書室。美術専門の図書室で約24万冊(2023年度末現在)の蔵書があります。
現在、開催中の展示にまつわる本や図録はもちろん、美術関連の本や雑誌、これまでの図録も無料で閲覧することができます。

ほかにも映像資料も揃えてあり、展覧会を楽しんだあと、よりアートについて知りたいと思った方にもおすすめです!

美術図書室室内①
美術図書室室内②

横浜美術館に遊びに行こう!

リニューアルオープンした横浜美術館。大規模改修工事後のオープンを楽しみにされていた方もたくさんいるでしょう。
歴史的にも観光としても人気な「みなとみらい」。
ぜひ、みなとみらいでアートに触れてみてはいかがでしょうか?

横浜美術館

住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1  
電話番号:045-221-0300(代表)
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:木曜日、年末年始
観覧料:展覧会ごとに料金は異なります。詳しくはHPの各展覧会リンク先よりご確認ください。

https://yokohama.art.museum

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この記事を書いた人

ChicacoMurayama

【アーティスト/ライター】【神奈川県公認Mediallライター】 幼い頃から絵を描くことが好きで、画家活動を行う。また、読書、執筆、写真を撮ることも好きでフリーライターとしても活動。 作品は独自に研究し生み出した技法のサンドアート。コンセプトは「綺麗な世界、穏やかに心温まる世界」。展示販売、年に数回のワークショップ、ラジオでアートについて話したりアート普及活動も行う。 多めで見やすい写真とわかりやすい等身大の言葉で、アート、美術館・博物館をメインに画材、文具や神社、カフェなどを紹介していきます! 

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