山口宇部空港に隣接する山口宇部ふれあい公園に、2023年5月27日にオープンしたインクルーシブ大型遊具広場。
飛行機が大好きな2歳の息子のために、広島から少し足を延ばして遊びに行ってきました。
この記事では、山口県初のインクルーシブ遊具のあるこの公園ならではの魅力をご紹介します。
見るだけでワクワク!子どもたちに大人気!

巨大な滑り台、高さ10メートルの展望タワー、そして空に浮かぶ飛行機!
「飛行機」「空港」「空」をテーマにした遊具広場は、子どもたちの冒険心を刺激します。

58もの多彩な遊具が設置された広場の中心には、地上から高さ約10メートルの大型遊具があり、最上部は山口宇部空港や広大な芝生広場を見渡せる絶景ポイント。
「UBE」の文字が入った飛行機のオブジェがシンボルとなり、まるで今飛び立ったかのような臨場感があります。
本物の飛行機も見れるかも!?

公園が山口宇部空港に隣接しているため、タイミングが良ければ実際の飛行機の離着陸を間近で見られます。
私はタイミング良く飛行機が着陸した姿を目撃できました!
まわりの親子連れからも「おぉー!」と歓声が上がっていました。
すべての子どもが一緒に遊べるインクルーシブな設計

この公園の最大の特徴は山口県内初のインクルーシブ遊具。
障がいがある子もない子も年齢や性別にかかわらず一緒に遊べるよう設計されています。
車いすのまま遊べる砂場スタンドやバリアフリー設計、手先を使ったり、音が出たりと五感を使う遊び、空港トラックをモチーフにした遊具など、子供心をくすぐるデザインの遊具がたくさん!
よーく見ると遊具にハートが隠れていました!きれいな空をバックに写真を撮るのもおすすめです。

遊具広場の大部分はゴム舗装が施されており、転んでもケガの心配はありません。

また、各遊具には対象年齢を示すシールが貼られているので、子どもの発達段階に合わせた遊び方ができます。
さらに、夏場の利用にも配慮して、水飲み場とミストシャワーも設置(7月〜10月まで毎日10時頃〜17時頃まで稼働)。

遊びやすさへの配慮も万全で、子どもたちが長時間安全に遊べる環境が整っています。
子どもたちが選んだ遊具デザイン
とても興味深いのは、この遊具のデザイン決定プロセス。
市内の小学校や幼稚園・保育園の子どもたちによる人気投票が実施され、子どもたちの声が反映されているのです。
この遊具をデザインしたタカオ株式会社の羽原健二さんのコメントによると、「おもしろそう!行ってみたい!と思える公園を作りたかった」とのこと。
また「近い将来この公園のように障がいの有無なんて気にならない車いすも義足も義手も一つの個性として感じる世の中になると信じています」という思いも記されていました。
その言葉の通り、飛行機が雲の上を飛ぶデザインなど他にはない魅力が沢山詰まった公園になっています。

遊具からほんの少し離れた場所には、広々とした芝生広場もあります。
そんな山口宇部ふれあい公園のインクルーシブ大型遊具広場は、単なる遊び場を超え、みんなが一緒に楽しめる工夫がいっぱいの特別な経験ができる場所。
子どもも大人も笑顔になれる週末のお出かけ先として、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
アクセスと施設情報
住所:山口県宇部市沖宇部625(山口宇部空港そば)
開園時間:8時〜21時
駐車場:133台 無料
電車をご利用の方:JR宇部線「草江駅」から徒歩400メートル
バスをご利用の方:宇部交通局バス停「山口宇部空港」から徒歩500メートル