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ライフ  |    2024.01.13

小松市在住の私から見た震災と現状【前編】|令和6年能登半島地震

この度の令和6年能登半島地震において、
被害に遭われた地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
早く日常が戻ってきてくれることを祈っております。

令和6年になったばかりの1月1日。16時10分に石川県能登地方に大きな地震が発生しました。

執筆している現在は地震発生から8日が経過した1月9日。

私が住んでいるのは、比較的福井県寄りの小松市です。

地震によって大きな被害が出ている能登は遠く、能登の奥に位置する珠洲市までは車で3時間ほどかかります。

この距離があっても、地震の大きな揺れを感じました。福井県や富山県、新潟県など他県でも被害が出ているほど大きな今回の地震。

この記事では地震発生当時の私の体験、そして現在の石川県の状況をお伝えします。今回は前編として震災当日の私の体験を綴りました。

一回目の地震は小さな揺れ

午前中にイオンモール新小松へ行き、お昼を食べて買い物をして昼過ぎには帰宅していました。

子どもたちと遊び、ポケカをしていたところ、ぐにゃんと体に違和感のある揺れを感じた気がしました。

しかしこの揺れに気づいたのは私だけ。咄嗟にスマホを手に取り、地震情報を見てみたものの情報はありませんでした。

揺れからすぐに情報を収集しようとしたため、まだネット上に情報が出ていなかったのだと今は思っています。

また、気のせいだと思っていたので、あまり深く調べなかったことから情報を見つけられませんでした。

実際には私が感じた揺れは気のせいではなく、16時6分に発生した能登地方を震源とした震度5強の揺れによるものだと後に知りました。

震度5強は経験したことのない揺れだった

一回目の地震の4分後、16時10分。スマホからビーと恐怖を感じる音が鳴り響きました。

そしてその直後、震度7の地震が能登地方を襲い、小松市も震度5強と大きく揺れました。

私自身、阪神淡路大震災と東日本大震災の発生当時は福井県におり、揺れを感じたものの、震源からこれほどまでに近かった経験はありませんでした。

震度5強の初めて経験する揺れは想像以上です。ぐらんぐらんと揺れながら、家がミシミシと鳴ります。

家のどこかで物が落ちる音がして、パリンと割れました。テレビが倒れそうになり、夫が押さえていました。

子どもたちはすぐにダイニングテーブルの下に隠れ、怯えていました。

揺れがおさまり、すぐにテレビをつけて、スマホを確認しました。そこで能登の地震を知りました。

津波警報におびえながら自宅で待機

地震によって家の花瓶が割れたものの、その他に大きな被害はありませんでした。(たくさんのフィギュアは棚から落ちました)

テレビを見ると津波の文字。

自分の住んでいる地域に津波警報が出る初めての経験でした。

津波が来る!!!

私が住んでいるところは高台にあり、津波はきっとこないはず。日頃そう思っていました。

防災マップを見ても安全とされている地域です。

しかし恐怖が襲い、より内陸へ逃げなければならないのだろうかと考え、外に出ました。

外には同じことを考えたのか、近所の人が家から出てザワザワとしている様子。

それ以外に変わった点はありません。

近所の人は逃げることなく、自宅に戻っていました。

私も家に戻ると、夫に「大丈夫」と言われ、避難はせず家で待機することに。

その間も何度もスマホがけたたましく鳴り、ぐらぐらと揺れました。子どもたちは自転車用のヘルメットをかぶり、ダイニングテーブルの下から出られなくなりました。

余震で眠れない夜

余震は続き、夜中も揺れました。

お風呂に入っている間に強い揺れがきたら…と思うとお風呂にも入れず。

子どもたちは恐怖からダイニングテーブルの下に布団を敷いてやっと眠りました。

小松市ですらこの状態です。能登の人たちはどんな思いで過ごしているのか…と何度も考えました。

防災への蓄えを考えさせられた

うちには防災リュックが一つあり、さらに人数分のヘルメットがあります。

しかしリュックの中身を覚えておらず、何が入っているのか分かりませんでした。

防災への意識が低かったと感じています。

また、情報を精査しなければならなかったと思います。

当時さまざまな情報が出ていて、最初は全て本当だと思っていました。

しかし被災していない人がSOSのポストを投稿しているなど、嘘の情報も多くありました。

今もそうですが、X(Twitter)で言われていることが正しい情報とは限りません。

次回は私が実際に目の当たりにした現状や知人から聞いた状況をお伝えしたいと思います。

現在さまざまなところで募金活動が行われています。下記には、石川県共同募金会と日本赤十字社石川県支部が連携して行っている義援金受付についての説明があります。

令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について

個人で被災地に入ることは絶対に控えるよう通達されています。

今自分にできることを考え、行動することが大切ではないでしょうか。

石川県発表:令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について

令和6年(2024年)1月に発生した能登地方を震源とする地震により被災された方々への支援を強化するため、石川県は日本赤十字社石川県支部および石川県共同募金会との連携により、災害義援金の受付を開始しました。
義援金の窓口、振込先などの詳細につきましては、石川県公式ホームページをご確認ください。

石川県公式サイト:令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について:https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suitou/gienkinr0601.html

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この記事を書いた人

平尾 夏紀

福井県永平寺町出身、就職は富山県、現在は石川県在住。WEBライター歴6年の30代。ポケモンGO、ポケカを好むポケモン好き。2年前からはSnowManの虜に。生粋の北陸人がまだ知られていない北陸の食や行きたくなるような場所をたっぷりご紹介します!

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