この度の令和6年能登半島地震において、
被害に遭われた地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
早く日常が戻ってきてくれることを祈っております。
前編では小松市在住の私が体験した震災当日の様子を記しました。
後編は1月14日に執筆しています。
震災から13日が経過しましたが、昨晩も余震がありました。
毎晩のように余震があり、そのたびに避難されている方たちへ思いを馳せます。
ここからは、私が知る限りの小松市の現状、そして知人から聞く内灘町、金沢市の状態についてお話させて頂きます。
震度5強の揺れは大きな爪痕を残している
上の写真は、小松駅付近の歩道を写したものです。
地震の影響でブロックが浮き上がり、歩ける状態ではなくなっています。
市内にはこのような場所がいくつかあり、小松市の隣である加賀市も同じような状況です。
私がよく通る道沿いでは、神社の灯篭が倒れ、そのままの状態で放置されていました。
こちらは加賀市の源平橋の様子です。地面が陥没しています。
源平橋の周辺は地震の影響が大きく、道路の片側が通行できず、迂回するような形になっています。
小松市においても地震によって道路の状態が悪く、通行止めとなっている場所がいくつかあると市から連絡がきました。
また、店にも大きな爪痕を残しており、イオンモール新小松の3階部分では現在も営業できない店舗があります。
加賀市にあるアビオシティ加賀に行ったところ、エスカレーターが使用不可となるなど地震の影響を感じざるを得ない状態に驚きました。
場所によっては、蛍光灯が落ちる可能性があるため立ち入り禁止の張り紙も。
今ここで地震が起きたら…と考えると恐ろしくなりました。
知人から聞いた内灘町・金沢市の様子
内灘町に親戚がいる知人に話を聞いたところ、地震直後から多くの世帯が断水状態となったそうです。
しばらく断水が続き、現在は復旧しているとのこと。
しかし内灘町の被害状況は深刻で、液状化しているところも多い状態です。
また、金沢市は場所によって大きな被害が出ているものの、中心部である金沢駅前では被害は見られませんでした。
しかしながら被災地であることから、観光客が激減しています。
金沢駅前は観光客が鼓門の前で写真を撮り、人でにぎわっている場所です。先日金沢駅前を通りましたが、いつものにぎわいはなく、閑散としていました。
観光地への影響は大きく、石川県内の観光地は大きな打撃を受けています。
少しずつ復興へ進みたい
道路の陥没など小松市でも影響が出ていますが、ほとんど以前と変わらない日常を送れています。
ただ、震度5強の地震や余震から、子どもたちが地震に敏感になるなどストレスは感じているのかもしれません。心をケアしながら生活を送らなければならないと感じています。
復興への道は簡単ではありません。
観光地への影響も大きく、石川県全体として危機感を感じています。
石川県は、3月に北陸新幹線延伸を控えています。交通がより良くなるので、県外の人たちには、被害の少ない金沢や加賀温泉へ遊びにきてほしいと思っています。
また、石川県では災害義援金の受付を行っています。
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について
直接的なボランティアの形でなくても、石川県で観光することや義援金などで支援ができます。
復興には時間がかかるかもしれません。
社会全体で能登を支え、復興へと進んでいければと思います。
石川県発表:令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について
令和6年(2024年)1月に発生した能登地方を震源とする地震により被災された方々への支援を強化するため、石川県は日本赤十字社石川県支部および石川県共同募金会との連携により、災害義援金の受付を開始しました。
義援金の窓口、振込先などの詳細につきましては、石川県公式ホームページをご確認ください。
石川県公式サイト:令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について:https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suitou/gienkinr0601.html