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もの・こと  |    2025.07.10

「ワーク・ライフ・ニュー・バランス」で働き方改革|株式会社識学が月額制オンラインサロン「HYO-SHIKI」を開始

独自の組織運営メソッド「識学」を用いた組織コンサルティングで、これまで4,600社以上の導入実績を持つ株式会社識学。

同社は7月1日より、BtoC向けオンラインサービス「HYO-SHIKI(ひょうしき)」の登録受付を開始しました。

HYO-SHIKIは、月額550円(税込み)というリーズナブルな価格で、全ビジネスパーソンに向けて「正しい働き方」を伝えるオンラインサロンです。

「ワーク・ライフ・ニュー・バランス」という新たな価値観のもと、日本の労働生産性低下に歯止めをかけるサービスとしてHYO-SHIKIは誕生しました。

株式会社識学とは

2015年設立の東証グロース上場企業で、独自の組織運営メソッド「識学」を用いた組織コンサルティング事業を展開。

「識学」は人間の意識構造における誤解・錯覚の発生メカニズムを体系化した理論で、正しい認識により正しい行動を導くことを目的とします。

組織内の相互誤解と事実誤解を解消し、属人化から仕組み化への転換を支援。
4,686社への導入実績を持ち、代表の安藤広大氏による関連書籍は累計170万部を突破しています。

従来のライフ・ワーク・バランスと異なる概念「ワーク・ライフ・ニュー・バランス」を提唱

「労働時間が短くなる一方で、労働生産性は上がらない。これが今の日本の実態です」と現在の働き方に疑問を呈するのは、株式会社識学の安藤広大社長。

6月26日に同社で開催された記者発表会において、データを示しながら日本の労働に関する問題を鋭く指摘しました。

「日本では労働時間の短縮が進む一方で、労働生産性は継続的に低下し、G7各国の中でも最下位となっています。さらに、仕事が好きと答える日本人の割合も46.2%と少なく、働きがいを感じている人も世界と比較して100人中6人と、働くことへの意欲そのものが失われているのが現状です」(安藤社長)

OECD加盟国の労働時間ランキング

順位国名労働時間(2023年)
1コロンビア2297時間
2メキシコ2207時間
3コスタリカ2170.5時間
4チリ1953時間
5ギリシャ1897時間
6イスラエル1880時間
7韓国1872時間
8ポーランド1803時間
9アメリカ1799時間
10チェコ1766時間
24日本1611時間

G7各国の労働時間推移(1990年→2023年)

国名変化率
日本-21%
ドイツ-14%
イタリア-7%
フランス-9%
カナダ-6%
イギリス-5%
アメリカ-4%
(同社資料より引用:2025/6/16 | NewsPicks 調査報道)

安藤社長はこの根本原因を「ワーク・ライフ・バランス」という従来から浸透してきた横並びの考え方に問題があると分析します。「ワークとライフのバランスを取ろう、そのために働く時間を少なくしよう」という発想が、現在の「頑張って働かなくてもよい」「働きすぎるのは良くない」「頑張ることがダサい」という風潮を生み出したと話します。

働くことに対する意識変化(1998年→2024年)

項目1998年2024年変化
基本的に仕事が好き54.0%46.2%-7.8pt
自分は給料以上に働いている48.9%42.6%-6.3pt
休みが多いよりも給料が高いほうがいい53.2%49.7%-3.5pt
責任ある地位にいる方がいい21.5%16.1%-5.4pt

働くことに「エンゲージメントを感じる」社員の比率

国名比率
日本6%
韓国13%
中国19%
全世界平均23%
アメリカ31%
(同社資料より引用:2025/6/16 | NewsPicks 調査報道)

その働き方に新しい風を生み出したいとして、同社では「ワーク・ライフ・ニュー・バランス」という新しい概念を提唱しています。

識学が提唱する新概念「ワーク・ライフ・ニュー・バランス」

これは、横並びの「ワークとライフのバランスを取る」考えとは異なり、「ワークからライフのバランスを取る」という働き方に対する意識変革を促す新しい概念です。本来、人は働くことで人生の糧を得られます。働くことでライフを充実させるための原資が得られると、同社では定義づけしています。

「働くことは人生を削る行為ではなく人生を育てる行為です。『働く人はかっこいい』という価値観のもと、HYO-SHIKIは働くことの価値をあらためて学べるサービスを提供します」(安藤社長)

月額550円(税込み)で学ぶ正しい働き方「HYO-SHIKI」はコンテンツも充実している

HYO-SHIKIでは月額550円(税込み)でさまざまなコンテンツを利用できる

新しい価値観を広めるために、株式会社識学が新たに開始したのがBtoC向けオンラインサービス「HYO-SHIKI」です。

これまでBtoB事業に特化してきた同社初の個人向けサービスであり、「迷わず疑わずに行動できる自分になる」ためのシンプルな意思決定のメソッドが、月額550円(税込み)で学べます。

同サービスでは、今後以下のコンテンツを提供予定。

機能名説明
①HYO-SHIKIケーススタディーLIVE配信セミナーを通じて具体的な職場の課題を扱う。「誰よりも早く昇給昇格するためにはどうしたらいいか」といった実践的なテーマの講義が受けられるほか、LIVE配信中は登壇者への直接質問も可能。
②HYO-SHIKIスクール識学理論を基礎編と実践編に分けて体系的に学習できるオンラインスクール。各ロジックは週に1回(1時間×2)で開催し、アーカイブ動画も視聴できる。
③HYO-SHIKI理解度チェック受講内容の理解度をWEB上でセルフチェックが可能。基礎編・実践編のテストを何度でも受験できる。
④HYO-SHIKIコラム日常のちょっとした意思決定エピソードを毎週紹介。
⑤識学QA解説動画識学導入企業向けに提供していたケーススタディ解説勉強会のアーカイブ動画を視聴できる。
⑥旧AKCC動画旧オンラインサロン「AKCC(安藤広大・コミュニティ・カレッジ)」にて開催した動画の視聴が可能。

コンテンツでは、組織でよく見られる「1個飛ばし」(上位の役職者が中間管理職を飛ばして直接指示を出す行為)の弊害など、具体的なケーススタディを通じて、複雑化した現代の働き方をシンプルに整理する方法を学べます。

HYO-SHIKIはオンラインサービスのため、全国どこからでもアクセスが可能です。安藤社長は「大事なのは働くことに対する本質にどう向き合うか。そこには場所や土地は関係なく、ビジネスにおいて自分がどう成長するか。本質を学べる機会になります」と語り、全国で活躍したいビジネスパーソンに向けて、HYO-SHIKIは十分な価値を提供できると強調します。

また、働くことの本質について事業戦略本部の吉原将之本部長は、生産性向上の課題に触れながら、HYO-SHIKIで学べる同社のメソッドを紹介しました。

「情報があふれる現代では、『何をやるか』を決める前に『何をやらないか』を決めることが重要です。生産性を上げるために最初にしなければならないことは、やらなくていいことをやらないこと。つまり、無視できる選択肢を持つだけでも働き方は大きく変わります」(吉原本部長)

HYO-SHIKIでは、こうした実践的な意思決定のメソッドを、具体的なケーススタディを通じて学ぶことができます。

今後は個人プレイヤーの働き方に対する価値観の変革を促す

これまで法人向けのコンサルティングを展開してきた株式会社識学において、HYO-SHIKIの月額550円(税込み)という価格は破格の設定だといえるでしょう。

個人向けサービスに参入した理由について安藤社長は次のように話します。

「働く人はかっこいいという価値観を、多くの日本人に広めていきたいと考えています。月に50社ずつ導入企業を増やしても、日本の働き方を変えていくには時間がかかりすぎます。一般プレイヤーの方から常識をガラッと変えられないかと考え、サービスの開発に至りました」

「初年度の登録目標は1,600〜2,000名を目指しています。しかし、今のところHYO-SHIKIというビジネスで収益を上げていこうとは考えていません。世の中の常識を変えていくためにやりたい。従業員の皆さんが『なんでここを厳しくしてくれないんだ、なんで成長できる環境を用意してくれないんだ』と、逆のクレームが出るような世の中を目指して取り組んでいきます」(安藤社長)

働き方の価値観を変えるHYO-SHIKIと識学の取り組みにこれからも注目したい

吉原将之本部長(左)と安藤広大社長(右)

株式会社識学の新サービス「HYO-SHIKI」は、日本の働き方に対する価値観の変革を目指す新しい取り組みです。

提唱するワーク・ライフ・ニュー・バランスには「働く人はかっこいい」というメッセージが込められており、一人ひとりの考え方が転換されることで、働き方に対する価値観を根本から見直すことを促しています。

月額550円(税込み)という手軽さで全国どこからでもアクセスできることも、今後飛躍を目指すビジネスパーソンにとって有益な選択肢となりそうです。

働き方の本質を見つめ直したい個人にとって、今後注目すべきサービスといえるでしょう。

HYO-SHIKIの登録・申し込みはこちらから

URL:https://akcc.shikigaku.jp/

会社概要  

会社名株式会社識学 (SHIKIGAKU. Co., Ltd.)
公式URLhttps://corp.shikigaku.jp/
本社所在地〒141-0032
東京都品川区大崎2-9-3
大崎ウエストシティビル1階
電話番号03-6821-7560
事業内容「識学」を使った経営、組織コンサルティング
「識学」を使った従業員向け研修
「識学」をベースとしたwebサービスの開発、提供
「識学」関連書籍の出版
設立2015年3月
代表者代表取締役社長 安藤 広大
従業員数227名(役員・パートアルバイト除く)※2025/2/28時点
上場東証グロース市場(2021年)
主な受託実績株式会社串カツ
田中ホールディングス
株式会社ホギメディカル
ジブラルタ生命保険株式会社
三菱商事エネルギー株式会社
株式会社アナグラムゼブラ
株式会社日清食品
株式会社株式会社PRTIMES
株式会社ドットライン日野自動車ラグビー部など

プロフィール

株式会社識学
代表取締役社長 安藤 広大氏

1979年、大阪府生まれ。
2002年、早稲田大学卒業後、株式会社NTTドコモに入社。 その後、ジェイコムホールディングス株式会社(現ライク株式会社)を経て、2013年「識学」と出会い独立。識学講師として数々の企業の業績アップに寄与。 2015年、識学を1日でも早く社会に広めるために、株式会社識学を設立。

組織マネジメントに関する執筆多数。ダイヤモンド社から発刊された4部作品ではシリーズ累計170万部を超えるミリオンセールスに。

株式会社識学 事業戦略本部本部長
上席コンサルタント
吉原将之(よしはら まさゆき)氏

略歴
・2017年 株式会社識学入社
・ブリティッシュ・カウンシル(英国政府外郭団体)PRマーケティン グ&セールス部長
・英国国立ウェールズ大学経営大学院MBAプログラム マネージング ディレクター
・ヒューマンアカデミー株式会社 インバウンド・アウトバウンド留学 事業/日本語学校事業 事業部長
・Southeast Missouri State University(米国)inbound student academic advisor
・University of Central Missouri(U.S.)Master of Teaching English as a Second Language(英語教授法修士)取得
マネジメント経験
100名以上/日系/外資/政府機関/民間/グローバル

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この記事を書いた人

成海 眞

埼玉県在住のライターです。地域や人が持つ魅力を届けたくライター活動を始めました。想いを言葉で発信したい方のお手伝いができればと思っています。趣味はコーヒー・神社仏閣・お城巡り・ドライブ・ゴルフ。家では家事全般を担当しております。

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