2025年大阪・関西万博。
その会場で、ひときわ異彩を放つのが、パナソニックグループが手がける体験型パビリオン「ノモの国」です。
ここは「心を映す不思議な世界」。
コンセプトは「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」で、訪れた人は、一人ひとりに渡される“結晶”を手に、音・光・風に包まれた空間を冒険することになります。
巨大なミストの滝をくぐり抜けたり、心の動きに呼応する映像に出会ったり。五感をフルに使って、自分でも気づかなかった“内なる可能性”と出会う体験が待っています。
子どもたちはもちろん、大人も思わず「こんなの初めて…」とつぶやいてしまう。「ノモの国」は、まだ誰も知らない“自分への旅”の始まりです。

テーマは「Unlock」―子どもも大人も、こころの鍵をひらこう

「さあ、一歩踏み出すのじゃ。勇気を持って。」
そんな言葉に導かれて足を踏み入れるのは、心を映す不思議な世界「ノモの国」。パナソニックが長年取り組んできた「人を理解する」ための研究と、光・音・風を操る演出技術によって生まれたこの体験は、簡単なエンタメとは一緒にできない「内面の旅」です。

一人一人に手渡される「結晶」は、この国での冒険のキーアイテム。体験を通じて、それは「魔法の道具」のように使われ、心の声に小さな光を与えてくれます。
見た目の形状はどれも同じですが、これからあなたとともに冒険し、あなたの思い出が記録されるもの。どうか、直感でひとつ――あなたにとって特別な結晶を手にとってみてください。
この国で、まったく新しい自分に出会う

誰一人として、同じ物語を生きている人はいない。それぞれが、それぞれの歩幅で、“あなただけの物語”を生きている。
そんなことを、ふと感じさせてくれる体験が「ノモの国」の各エリアに待っています。

たとえば、最初のエリアは「命が巡るどこの森」。
無数に立ち並ぶ光の柱のようなオブジェの間を進みながら、結晶をかざすと、森の息づかいのような音や光が、そっと語りかけてくる。
「まだ知らない自分に会ってみない?」
「面白いと思えば面白く、怖いと思えば怖ろしく。」
自分の気持ち次第で、見え方も感じ方も変わってくる、不思議な空間です。

次の空間では、立ち並ぶ高い柱のひとつひとつに、あなた自身の“こころ”が映し出されます。結晶をそっとかざすと、あなたの持つ個性や弱さ、そして可能性について、やさしく語りかけてくれるような言葉が現れます。
それは、短所と思っていたことが、別の見方で肯定されるような体験。子どもだけでなく、“自分なんて”と心を閉ざしている大人も、そっと背中を押されるかもしれません。

最後の空間では、ついに“可能性”が羽ばたくとき。頭上からふわりと降りそそぐ色とりどりのミストに包まれ、結晶を通して育まれた“あなたの蝶”が空へと舞い上がります。それはまるで、自分自身の背中にそっと羽が生えたような瞬間!
「私にも、できるかもしれない」
そう思ったとき、自分の中に眠っていた“なにか”が目を覚まし、動き出したくなるのです。
あの日私も、夢中で蝶を目で追いました。それは、その小さな命を応援していたのではなく、自分自身の一歩を信じたいと思ったから。

体験の締めくくりに受け取るのは、あなたの冒険の記録が映し出された「Unlockカード」。スマホでQRコードを読み込めば、あの体験がWEB上でよみがえります。
このカードは、冒険の証であり、未来へとつながる“鍵”のような存在。カードを手に、最後の展示エリア「大地」へ向かいましょう!
Unlockカードを手に、「大地」へつながる冒険の続きを

ここでは、人と自然が循環の中で支え合いながら暮らす未来のあり方を、さまざまな展示を通して体感することができます。
カードをリーダーにかざせば、展示と自分の物語がつながり、体験がまたひとつ深まっていきます。風の音、やわらかな光、ほんのりと感じる香り──思わず足を止めてしまうような感覚の連続に、子どもも大人も夢中になれるはずです。
さあ、未来へ向かって羽ばたこう

五感を通して感じる、自分の可能性。
自分にはもう無理かもしれない――
そんなふうに思っていた心が、ふと軽くなる。この体験は、大人にこそ、届けたい。
ノモの国の物語は、すでにアニメとしても公開されています。パビリオンに行く前に動画を観ておけば、あの世界がもっと深く、自分の中に広がっていくはず。よかったら、あなただけの冒険の入口を、ここからのぞいてみませんか?
◆ノモの国 オリジナルアニメを観る(公式サイト内)
◆パナソニックグループパビリオン『ノモの国』(公式サイト)
※こちらの記事は、三菱未来館の許可を得て取材・撮影を行っています。
