静岡県伊豆半島の南端『南伊豆町』では、町を挙げてワーケーションでの滞在促進を進めています。
2月に町主催の“ワーケーション体験ツアー”に参加したので、ちょっとだけご紹介します。
海あり、山あり、温泉あり、花ありのワクワクする町
南伊豆町の最寄り駅は伊豆急下田駅。そこからバスで20分ほどの場所にあります。
3方を海に囲まれ、世界ジオパークと認定されている伊豆半島のジオサイトがあるなど、自然と歴史を満喫できます。温泉もあり、所々湯煙が上っています。この日は土手に並ぶ河津桜と菜の花が美しいシーズン。平日にもかかわらず観光客もいて活気のある町です。
中心地には品揃え豊富なスーパー、衣料品店、ドラッグストアといったお店が並び、不自由なく暮らせるところでもあります。
ここはグルメの宝庫!
南伊豆町は駿河湾と相模湾に面していて、“伊勢エビ”や“金目鯛”、深海にしかいない“タカアシガニ”も獲れるなど、魚介類が豊富です。
今回の体験ツアーでは、“金目鯛の煮付け”をいただきました。参加者全員が「小ぶりの魚だろう」と思っていたら、魚がドーンと器いっぱいに乗っていて皆大興奮。 大ぶりなのに身が柔らかく、しっかりと味が染み込んでいて、これぞ地元の味。贅沢な一品でした。
またこの町には、温泉で栽培する“温泉メロン”も名物。
この温泉メロンを使ったスイーツが、町のあちらこちらでいただけるのですが、今回は道の駅にある『農林水産物直売所 湯の花』にて、“温泉メロンソフト”をいただきました。 メロンの甘さが濃厚で、ソフトクリームとのバランスが良いのが特徴です。
※サイトに表示されている価格は改定されています、お店にてご確認ください
おいしいものがたくさんの南伊豆町。オシャレなカフェも点在して、カフェめぐりも楽しめます。
アクティビティ充実のワーケーション
今回の体験ツアーでは、アクティブなワーケーションを体験してきました。
その中のひとつが“カヤックでのお花見ツアー”。
町の東側を流れる青野川河口から上り、中心地の桜並木を眺めるもの。川から桜を愛でる風流な企画です。 しかし、風流と言えない現実が待っていました。ツアー開始後から潮が引き始めたことで、川の水も下がりオールが砂に刺さっての重労働。乗ったら帰るまで降りられないカヤックに2時間半奮闘して、体中バキバキになりましたが、とても貴重な体験でした。次回はぜひ、夏のシーカヤックに挑戦してみようと思います。
実はその日の朝、町立武道館で”朝ヨガ”も体験していました。インストラクターは『みなみいずヨガ』の村瀬先生。とっても明るくステキな先生です。もし移住したらレッスン通っちゃいそう!
朝に体を動かし脳内をリフレッシュ。その後のワークがはかどります。
ワーケーションのできる場所と南伊豆町を知るツール
ワーケーション体験ツアーでの拠点は、ゲストハウス『ローカル×ローカル』。
町役場の近くにあり、どのエリアにもアクセスしやすい場所にあります。 ここで参加者の交流が行われましたが、その共有エリアにはテーブル以外にデスクがあり、リモートワークを意識した作りになっています。客室はオーナーが個室にこだわっているので、各部屋でもワークしやすい環境。とても居心地がよくリラックスして滞在ができました。
ゲストハウス
南伊豆町には、”ワーケーション”を意識した施設がたくさんあります。
そんな情報は『南伊豆パス』で探してみてください。町内のガイドブックですが、お得なクーポンがついています。2023年4月に新刊が登場します。
1回のワーケーションでは知り尽くせない魅力ある『南伊豆町』。帰りたい場所がひとつ増えました。