新年度、新生活が始まり、生活環境やリズム、周りから求められるものが大きく変わった方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
急激な変化に対応するのが並大抵のことではないことは、想像に難くありません。
しかも近年の働き方では仕事優先ではなく、ワーク・ライフ・バランスという、仕事と人生のバランスを取りつつ「自分らしく生きる」ことが叫ばれています。
本記事でご紹介するのは、湘南在住で、常に自分を変化・進化させ続け、仕事と家庭をバランス良く両立、さらにサーフィンの腕前がアマチュアトップクラスである、横川勝信さんです。
横川さんは現在の職に就くまで、それこそ紆余曲折の人生を送ってきました。
「踏み出す一歩」に迷っている方、「新しいことにチャレンジ」することを躊躇している方には、特に読んでいただきたい内容になっています。
❝自分らしく生きる人生を送って欲しい。失敗したとしても、なんとかなる。
〜横川勝信〜
なんとかできる自分であるために、チャレンジをすることを恐れないでほしい。
何回でも間違って良い。生きていくのに、正解も間違いも無いし、たくさん間違っても良いんだよ。❞
現在の生活
横川さんは、藤沢市の海沿いで、奥様、小学生の男の子、生まれたばかりの女の子と家族4人暮らし。
現在の職業は、美容会社の広報関連と、事業戦略の統括をされています。現在では何不自由無く生活できており、幸せな家庭を築かれ、お子さんを持つパパとして、大好きなサーフィンをしながらの会社勤めです。
もうひとつ、大好きなサーフィンからの収入もあり、サーフィンの先生としても活動されています。
「どちらの仕事も、好きなことから派生した仕事ではありますね。現在は安定的にマネタイズできるお仕事に就いています。”流行り”じゃないですけど、複数の仕事を持つスタイルは早い段階から取り組めていました」(横川さん)
─若い頃の生活を思い返し、話しを続けてくださいます。─
「サーフィンが第1優先で、サーフィンしながら生きていける”その日暮らし”を重ねていって。結局その暮らしをするために、今、社会人として働いていて必要とされる、課題解決力を身に着け始めたと感じています。20代の頃にいろんなことをやったんですよ」
─結婚を期に、職業訓練校へ入校。興味があったWeb関連の学科を卒業し、就職活動を始められました。─
Webデザイナーとして
「システム開発企業で、Webデザイナーとして入社しました。30歳でやっと社会人経験です。(笑)ここで経験できたのが組織マネジメントで、経営的な視点にも携わらせていただけたことが大きいです。5年間勤めました。
課題解決力プラス、マネジメントと経営思想を身に着けました。それが今、活きてる気がします」(横川さん)
─仕事が評価され、次第に昇級・昇格をしていった横川さんですが、体調を崩され、適応障害を患ってしまい、休職期間に入ります。─
サーフィンのコーチとして
※以下画像、ご本人から提供
─20代のうちに、サーフィンの腕前をメキメキ上達させた横川さん。休職期間は、自身の経験に基づいた「サーフィン上達方法」をベースに、サーフィンHowto動画をまとめるきっかけになったのだとか。─
「休職期間中に、自分の人生観を見直しして、自分の好きなサーフィンをアウトプットしてみました。
それがYouTubeにつながって。YouTubeをやってみたら、僕がアウトプットするサーフィンのHowto要素に需要がある、っていうところに気が付けたので、プロサーファーでサーフコーチである”和光大プロ”にサーフィンのコーチ理論を教えてもらい、コーチの仕事をするようになります。
個人事業主として活動していました。そこで気がついたのは、雑務から接客まで、1人で全てをやっていかなければいけないっていうところです。リソースに限界があるなって思いましたね。 やっぱり組織の力っていうのは、すごく魅力的だなと強く認識しました」(横川さん)
─横川さんは、この時期あたりから、住んでいる湘南の企業へ就職しようと考え始めました。就職するまでの期間は、夜にコンビニでバイトをしていたこともあるそう。─
「1年間ほど個人事業主でやってみて、安定的に家族を養うだけの収入を得ていくってのは、それこそ生半可じゃなかったです。
やはり自分の不安定な収入だけだと、家族は養えませんし。夜バイトをしながらコーチ業をする、みたいな感じの生活だったんですけど。自分には限界を感じて、 再就職を決意して、今の会社と巡り合った、って感じかな」(横川さん)
─数社に履歴書を送るなど、就職活動を行なったそうです。結果、動画編集者として再就職します。─
美容会社の広報部長へ
「映像編集者が欲しい、って状況だったと聞いています。
社長が直々に面接してくださったんです。面接の時に、将来の展望とかそんな話をさせていただいて、意気投合して即決いただいたんです」
─巡り合わせというか、ご縁みたいなものがある、と気付かされたそう。─
「半年くらいで広報部長に昇進しました。その1年後くらいに執行役員に昇進します。非常にありがたく感じています。
やっぱりタイミングとか、巡り合わせというか。ここに来て今思いつくのは、自分が求められてるとこに、フィットさせていくことができた、ということですね」
─自分自身が、心の平穏を保つことの大切さを教えてくださいました。─
「収入、仕事、 家族、サーフィン。この4つのバランスがすごく大事なんですよね、自分にとっては。
収入の部分で大事だと思うのは、”家族を守れる”ってところ。それと同じくらい大事に思っているのは”時間”ですね、時間もある程度自由が利くこと。大切な家族や、好きなサーフィンがある。好きな時にできるようになりたい。そういう環境を作りたかったんです。
どれも欠けてはいけないし、どれも充実を感じていることが、自分の心の平穏、自分のためなんですよね。
それが崩れてしまうと、歪みや無理が来てしまうというか。僕の場合は全てが壊れちゃう気がしています。
20代の頃は正直、与えてもらって生きてきました。
30代・40代になって与える側、守る側になっていくんだなと、やっと最近わかってきたぐらいです。(笑)」
踏み出す一歩に迷っている方へ
─選択の軸は自分のため、ということが大事と横川さんは語ります。─
「自分のため。自分を大事にできて、自分のやりたいことをするのは、自分のためがあるからこそ。その結果、誰かに貢献ができるんですね。
自分をないがしろにしたり、自己犠牲の上でやることは、人のためにならないってことに気がつきました。
やれることはなんでもやってみる。好きなことや、目的を達成するためにやれることは何でもやってみる。それを掛け合わせていくと、引き出しが増えていくんです。僕はその結果、やりたいこととか、好きなことで報酬が得られるような働き方ができるようになりました。
指示されたことや答えの導き方を、手順やマニュアルにあるような内容で、その通りをやってみるっていうのもすごく大切なことだと思います。
ただし、それだけだと、そのプロセスが大事になってしまうというか。マニュアル通りやっているか、やっていないかという部分に着目しがちじゃないですか?
仕事では、目的を”達成する”か”達成しない”かっていうところに全集中していくんです。仕事で求められるものは、課題解決力だから。
課題解決の積み重ねをするのに重要なのは、変わらず普段と同じことを繰り返すというよりも、課題解決のために行なう“チャレンジ“です。
“普段と違うことをやってみる”というのが、自分の人生においては良かったんじゃないかなって思います。
ただその代わり、やっぱり失敗しちゃってることとかもたくさんあるし、迷惑をかけちゃったこともたくさんあるけれど。でも結果、自分の人生にとってはプラスですから。
だから、失敗したとしても、なんとかなる。
なんとかできる自分であるために、チャレンジをすることを恐れないで欲しい、と強く願います」
─インタビューの最後を、次のように締めくくってくださいました。─
「“自分らしく生きる”人生。この思いが伝わると良いですね」
まとめ│新しいことにチャレンジするのは大変だけど怖くない
現在は、美容会社の執行役員にまで上り詰めた横川さん。
それまでに自分がチャレンジして「普段と違うことをやっていく」ことを繰り返し、課題解決力を身に付けました。
そんな、横川さんの経験則から伺い知れたことのまとめをここで。
新生活において変化を求められている皆さんへ、心強い応援メッセージになるのではないでしょうか。
- 目の前の課題に対して、今の自分にできることの中でどうするか考え込むより、新しいことにチャレンジする
- 勇気を持って踏み出せば、変化や進化がきっとあるはずで、失敗してもなんとかなる
インタビューで聞けたのは、変化することを恐れないで、自分を常に進化させ続けると、仕事も家族も好きなことも大切にできる、バランスの取れた生活を手にすることができた、というお話でした。
いつもと同じ行動をして、違う結果は望めないのではないでしょうか。
やったことが無くても、興味があるのであれば、まずはトライしてみる。
好きなことなら、とことん追求してみる。
新生活、何か新しいことにチャレンジしてみようではありませんか!!
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