駅でバスや電車の出発、友人との待ち合わせまで少しだけ時間が余ると、ちょっと損した気分になりませんか?
「何かしたいけど、あまり遠くまでは行けない…」
「休憩がてらカフェに入るのもいいけれど、せっかく訪れた浜松を最後の最後まで楽しみたい!」
そんなときにおすすめなのが、浜松駅から徒歩5分で行けるフォトスポット「らせん階段」です。お金をかけずに時間を有効活用しながら、異空間に迷い込んだかのような体験をもたらしてくれます。
駅から最短のアクセス方法も解説しますので、浜松駅での待ち時間や近隣観光の合間に、ぜひチェックしてみてください。
浜松駅近の隠れフォトスポット「らせん階段」へ!
らせん階段があるのは、浜松駅から北東へ約5分の場所。
浜松駅から近いにも関わらず、らせん階段は地元民にもほとんど知られていないスポットです。
色の異なる2か所のらせん階段にご案内します。
浜松駅側は赤
浜松駅から最も近い西側にあるのは、赤いらせん階段です。
赤より朱色に近く、少し落ち着いた色合い。鳥居の色と似ているためか、吸い込まれてしまいそうです。
中央に見えるのは空ではなく、屋根の白い部分。
雨の日でも降り注ぐ雨粒を気にすることなく撮影できます。
階段をのぼっていく人物も撮影できると、さらに写真映えしそうです。
少し足を延ばせば緑も!
赤いらせん階段から東へ3分ほど歩くと、緑バージョンにも出合えます。
こちらは少し青みがかった緑色。なんとも言えない色合いです。
赤いらせん階段よりも階数があり、見ごたえも十分。
撮影日はよく晴れていたため、アスファルトからの照り返しで階段が輝いていました。
階段の色と段差も相まって、竜が鱗をきらめかせ、とぐろを巻いて昇っているようにも見えます。
【ちょっとこぼれ話】映える色に塗り直す案も上がっていた!?
らせん階段を管理している浜松市文化振興財団の方にお聞きしたところ、裏側の色が鮮やかな理由は特にないそうです。数年前に色を塗り直したときに、錆止めの効果もあるペンキの中から担当者がその場で決めた色、と話してくれました。
驚いたのは、当時からすでに写真を撮っている方もいて、いわゆる ‟映える色” にする案が出ていたという話。「さすがにピンクはないか…」と断念したそうですが、もしかしたら少し明るめで元に近い色ではなく、もっと鮮やかな色になっていたかもしれませんね。
らせん階段があるのは浜松のシンボル「アクトシティ浜松」
ご紹介したらせん階段は、どちらもアクトシティ浜松にあります。
2024年で開館30周年を迎えたアクトシティ浜松は、浜松駅の北東に位置する複合施設です。ホテルやレストラン、専門店街などのほか、国際コンクールも開かれるコンサートホールが入っています。
屋上には「アクトの森」と呼ばれる屋上庭園が広がり、浜松のシンボルとして親しまれている場所です。
▼プロが奏でるパイプオルガンの音色を、無料で楽しめるオルガンミニコンサートも開催しています。
浜松駅からのアクセスは地下道がおすすめ
らせん階段のあるアクトシティ浜松は、浜松駅北口を出ればすぐ右に見える施設です。
地上からもアクセスできますが、らせん階段を下から撮影するのを目的とするなら、一番のおすすめは地下道経由。
アクセス方法を写真でわかりやすくご紹介します。
駅北口を出ると案内板には「アクトシティ→(右へ)」と書いてありますが、指示を無視して写真にあるエスカレーターで地下へ降りましょう。
エスカレーターを降りると看板には「アクトシティ↑(真っ直ぐ)」の文字が。今度は案内に従って、そのまま地下を進みます。
開けた場所に出たら、すぐ右に曲がってください。アクトシティ浜松へ続く通路の目印である青とBのマークを目指して歩を進めます。
右に曲がってすぐ、アクトシティ浜松へ続く地下通路Bが見えてきます。まっすぐ地下道を進んでいきましょう。
地下通路を抜けると、すぐ右手にあるのが赤いらせん階段です。
ここまで約5分。ゆっくり歩いても10分はかからないでしょう。
緑のらせん階段へは、地下の広場をそのまま通り抜けていきます。
右手にある木製ドアの奥は、アクトシティ浜松の中ホールや大ホールへ続くエントランスです。
雨の日は建物の中や屋根の下を通れば、濡れる心配もありません。
楽器のモニュメントの奥に見える円柱状の建物が、緑のらせん階段です。
写真に映っているエスカレーターに乗れば、頭上にフォトジェニックな光景が広がっています。
緑のらせん階段までは、駅から徒歩8分ほど。ゆっくり歩いても15分はかかりません。
撮影する時間を合わせても、30分もあればしっかり戻れる距離です。
浜松駅で時間ができたら、ぜひらせん階段へ
アクトシティ浜松にあるフォトジェニックならせん階段は、15~30分ほどで写真を撮って駅まで戻れる距離にあります。地元民にもほとんど知られていないフォトスポットで、階段の下を何人も通り過ぎていったにも関わらず、上を見上げる人はいませんでした。
地下道を通れば、傘を差さずに目的の階段までたどり着けるのも魅力。
らせん階段には天井がついているので、天気が悪くても撮影に手間取ることはありません。
浜松駅で少しだけ時間ができたら、ぜひらせん階段を訪ねてください。すき間時間を有効的に使って、赤と緑のらせん階段が作る幻想的な光景を見れますよ。
アクトシティ浜松
住所:静岡県浜松市中央区板屋町111-1
ホームページ:https://www.actcity.jp/