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もの・こと  |    2024.05.31

「君の名は」の町を訪ねて!心に残る聖地巡礼と味覚の旅|和歌山県かつらぎ町

8月23日(金)から24日(土)まで、行幸地下通路内マルシェと丸ノ内ビル地下1階で特産品を販売します。温暖な気候と肥沃な土壌で育った自慢のぶどうをはじめ、柿の葉寿司や加工品が勢揃い。かつらぎ町の魅力が詰まった特別な2日間、お見逃しなく!

こちらの町役場、見覚えはありませんか?
アニメ映画「君の名は」の「糸守町役場」のモチーフになった建物なんです。Tik Tokで最近耳にする「町役場から朝のお知らせです」というフレーズは「君の名は」の1シーンで流れたものであり、その町役場がここにあたるわけなんです。

場所は和歌山県北東部に位置し、車を使えば、関西国際空港から約40分和歌山市から約30分、新大阪駅からは約1時間30分でアクセスできます。

庁舎移転の計画が進められているそうなので、この建物が見られるのもあと少し。「君の名は」が好きな方は、ぜひ一度訪れてみてください。

かつらぎ町とは

かつらぎ町は、北に和泉山脈、南に紀伊山地を望む風光明媚な土地で、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、農業が基幹産業となっています。柿をはじめとする果樹栽培が盛んで、フルーツ王国として知られています。一方で、食料品や繊維製造業など地場産業も発達しています。また、アニメ「君の名は」のモデルとなった町役場や、世界遺産の丹生都比売神社など、観光資源も豊富です。自然の恵み、歴史と文化、産業が調和した、味覚と心の体験が楽しめる魅力的な町なのです。

柿が名産!食べ比べも楽しめる

かつらぎ町は「君の名は」の聖地以外に、フルーツ王国としても知られています。特に、日本一の柿の産地であり、以下のような豊富な種類の柿が味わえます。

  • 刀根早生柿(とねわせがき):丁寧に干して渋抜きされた「あんぽ柿」が有名
  • 平核無柿(ひらたねなしがき):種がないのでお子さんやお年寄りも安心
  • 富有柿(ふゆうがき):柿の王様。果肉がずっしり、ジューシー

また、渋柿を袋がけし、固形アルコールを同封することで渋さをぬく「紀の川柿」は糖度が高くとっても美味。手間暇かけたこの柿は、産地が少なく生産量も少ないため、高値で取引されています。かつらぎ町に行ったら一度は味わいたいですね。

フルーツ王国!一年中旬の果物を味わえる

柿以外にも、もも・ぶどう・梨・いちごなど1年中、旬の果物を味わえちゃうかつらぎ町。果物を美味しくいただくなら、旬の時期に完熟のもぎたてを味わうのが一番。かつらぎ町の観光農園で、フルーツ狩りを思う存分楽しみましょう。

2月上旬から4月下旬が旬。「清見」とポンカンを交配してできたデコポン「不知火」。コクのある甘さと酸味で世代を問わず人気です。

10月・11月はみかんが旬です。柿と旬の時期が一緒なので、両方味わえます。

7月初旬から8月下旬が旬。和歌山県は、西日本最大のももの産地なんです。ジューシーで濃厚な旨みを味わいましょう。

和歌山県のオリジナルいちご品種「まりひめ」

2月初旬から4月下旬が旬。オリジナル品種「まりひめ」はここでしか味わえません。酸味が少なく、お子さんも食べやすいです。

1年通して美味しい物が味わえる

8月下旬から、10月上旬が旬のぶどう。シャインマスカットやピオーネなど多品種を味わえます。なしや栗も合わせてどうぞ。

りんごの旬は11月。柿やみかん、椎茸と一緒に味わえます。

世界遺産・日本遺産もあります

かつらぎ町には、世界が認める文化遺産が残されています。史跡を訪れれば、日本の誇る伝統に思いを馳せられるでしょう。フルーツの味覚を堪能した後は、歴史ロマンに想いを馳せる時間も是非過ごしてみてください。かつらぎ町では、芸術に裏打ちされた文化の香りに触れられることも大きな魅力なのです。

丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)

高野山参詣道とともに世界遺産に登録された丹生都比売神社。高野山の総鎮守です。国の重要文化財である楼門(ろうもん)や、高さ7mを超える朱塗りの鳥居など、日本の古き良き景色が残っています。

高野参詣道三谷坂(こうやさんけいみちみたにざか)

丹生酒殿神社を起点として、丹生都比売神社へ参拝するための参詣道です。約5.5kmで、所要時間は約2時間半。道中には滝や田園風景、柿・みかんの畑が広がります。春には桜や桃が咲き誇り、気持ちの良いウォーキングができます。

(⚠︎歩く際はトレッキング用の装備を整えて臨みましょう)

まとめ

かつらぎ町は、アニメ聖地と豊かな自然が融合した魅力的な観光地です。「君の名は。」の舞台となった町役場をはじめ、世界遺産の丹生都比売神社や高野参詣道など、歴史ある観光スポットが点在しています。
一方で、柿、もも、ぶどう、みかんなど旬の果物が年間を通して楽しめる”フルーツ王国”でもあります。生産者の方々の情熱がつまった、新鮮でジューシーな味わいは格別です。観光農園でフルーツ狩り体験をすれば、その魅力を存分に味わえるでしょう。

さらに、キャンプ場やレジャー施設、温泉などのアクティビティ施設も充実しているため、家族連れや友人グループなど、幅広い層が楽しめます。聖地巡礼とフルーツ狩りをメインに、自然を満喫するアウトドアやのんびりとした温泉体験と、かつらぎ町の多彩な魅力に出会えます。

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この記事を書いた人

ゆう

6歳男児を育てる農学博士ライター。東京にいます。寺社仏閣・史跡めぐりが趣味。取材を通して、いろいろな人と出会えることに幸せを感じます。生まれ育った商店街が年々さびれていくのを目の当たりにし、地方創生に興味を持ちました。日本のよいものを日本中に届けたいと思い、Mediallで活動させていただいています。

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