視・聴・嗅・味・触の五感。普段生活していると無意識に五感が刺激され、疲れが溜まって「自然な場所に行きたい、、!」「田舎でゆったりと暮らしたい」「あ〜〜逃げたい」など、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
そんな刺激いっぱいの五感を最大に癒し、頭の中を空っぽにしてくれるのが島根県隠岐諸島の海士町。
頭から足のつま先の全ての神経まで全て空にできた、いわばデジタルデトックスの最適地、海士町のご紹介です。
海士町とは
島根県本土より北の日本海に浮かぶ離島、隠岐諸島の一つが海士町です。
海士町には「ないものはない」「なくてもよい、大事なことはすべてここにある」という2つの意味のキャッチコピーを有しています。
私は現在石川県に住んでおりますが、片道だけで新幹線2回乗り換え→電車→船2回乗り換えを経て移動だけで12時間を費やしました。移動だけで一日潰れてしまったので、かなりの体力が必要です。
ただその先に待っていた島の姿は、都会で過ごしていたら絶対に味わうことができない街の姿と経験ばかりでした。
鳥の鳴き声や風の音、揺れる海の水面や土の香りなど五感が全て通り抜けて強く感じることができます。
少し車を出していけるような田舎ではない、島が浮いてその上に立っている感覚がある。ある種、私は日本であるけど、海外であるようにも感じました。
島が誇る特産品
そんな海士町ですが、特産品が多く、島ならではの新鮮で天然なものばかりです。『いわがき春香』黒毛和牛 の『隠岐牛』 『海士乃塩』『ふくぎ茶』 など、地域創生を目指したモノづくりをプロの手によって大事に守られています。お土産はどれもキラキラ光って輝かしいものばかりでした。。
島の協力で成り立つプロジェクト
また、近年は行財政改革や教育、島の魅力化プロジェクトなど海士町独自のプロジェクトにも力を入れています。島の人たちの協力のもとで、島を守る活動や将来島に生きる人たちのための活動に注力している様子が各メディアで目にすることができました。
Entô
今回宿泊したのは海士町の目玉の一つ、ホテルEntô。ユネスコ世界ジオパークの「泊まれる」拠点施設であり、一般的に言われる『ホテル』ではありません。世界と海士町を繋ぎ、島での交流と体験を生み出す宿泊機能を併せ持ち、地球と隠岐の成り立ちや島の魅力などを学べる展示室なども併設されているのがただの『ホテル』ではないということです。
さあ、ここからは私の旅行記としてお楽しみください。
12時間の移動を終え、船で海士町に到着!いきなり横にどーん!と大きな施設がお出迎えしてくれます。それがEntô。
船乗り場から徒歩3分でホテルに到着。エントランスの扉を潜るとすぐに、高い天井と真っ白でクリーンな印象の内装の開放感あるフロント。ゆったりとくつろぎながらチェックインすることができました。
続いては客室。全室オーシャンフロント。どこまでも続く海、行き交う船の姿と船が過ぎた後の均等に揺れる水面はいつまでも眺めることができます。
お部屋のアメニティもサスティナブルな取り組みをされていて、とてもシンプル。
また島のコーヒーショップが販売しているドリップコーヒーや煎茶のドリンクサービスがありました。
夜ご飯は街にお出かけし、朝食は併設されているレストランにていただきました。海士町で育て、獲れた食材ばかりを使用していて、感動するほど、絶品なものばかりでした。
ホテルEntô
〒684-0404 島根県隠岐郡海士町福井1375−1
公式サイトのAccessにて、おすすめの行き方がいくつか掲載されているので見てみてください。
海士町に行く際に注意すべき点
アクセス
私は石川県から大阪府まで新幹線で向かい、大阪府で飛行機に乗って行くという手もありましたが、費用が高かったので、今回は全て新幹線と電車を利用して行きました。
また、海士町に行くには必ず船に乗る必要があります。時刻表はこちらを見たら確実です。(数時間に1度のみの出航なので、船が遅れることはそうないそうです)
レストランの予約
全店舗予約必須と言っても過言ではありません。なんとか1店舗だけ入れたので、そちらにお邪魔しましたが、数日前から予約していくことをお勧めします。
海士町にコンビニがないので、早く閉まるスーパーで調達するor夜ご飯は我慢するしかありません。。
まとめ
魅力いっぱいの海士町はいかがでしたでしょうか。
8月の第4土曜日には、海士町の民謡「キンニャモニャ」を踊る島最大級のお祭りがあります。パレードや打ち上げ花火も行われ、島根本土からや旅行客など、このために来る方も多いみたいです。
遠くない未来に地盤の変動により本土と繋がり、いつ島がなくなってしまうかわからない尊さがとても神秘的です。
ぜひ一度海士町に訪れて「ないものはない」「なくてもよい、大事なことはすべてここにある」を体験してみてください。