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もの・こと  |    2023.07.31

人々の心を照らし背中を押す。緑と光に包まれた軽井沢高原教会。

軽井沢高原教会について

軽井沢高原教会の外観。

長野県軽井沢町に佇む三角屋根の教会。ここは、かつて北原白秋や島崎藤村、内村鑑三ら偉人たちが集った「芸術自由教育講習会」を原点とする軽井沢高原教会です。

何事においても慎みが求められた時代、自由に語り自由に討論できる貴重な場所「芸術自由教育講習会」を原点とする教会が軽井沢高原教会です。

「芸術自由教育講習会」の理念から内村鑑三より「星野遊学堂」と名付けられました。 

軽井沢の森の中に佇む教会の中からは四季折々の自然が見え、訪れた人々の心を穏やかに包み込んでくれます。

私が観光で訪れた日には、美しいハープの演奏でおもてなしをしていただきました。

祭壇にはハープとオルガンが置いてあります。 

軽井沢の自然に彩られる挙式

教会では新たな門出を祝う挙式も行っています。集った方々をハープとオルガンの演奏で祝福し、牧師から新郎新婦様に労いのメッセージが伝えられるそうです。

また、お二人の実りある人生を願って行われるライスシャワーには、牧師が直接農園に出向き、生産者の方々と一緒に礼拝を行った稲穂が使用されています。

ライスシャワーを浴びる新郎新婦様。
教会の入り口に並ぶ新郎新婦様。

人々の背中を押す感動的なメッセージ

信者を募る場ではなく、軽井沢の自然とキリスト教の愛のもと、多くの人々に開かれた教会であること。

そして、訪れた方々の心の交流の場になることを理念に掲げてきた軽井沢高原教会。

新緑に包まれた軽井沢高原教会。

そんな教会の想いを体現しているのが、公式HPに記載されている40個以上ものメッセージです。

宗教や思想に囚われず『現代に生きる人々の背中を押すようなメッセージを届けたい』という想いから発信されています。

数あるメッセージの中でも、私が特に好きなメッセージを3つご紹介します。

1『世界を変えるには、たった一言あればいい。』

2『誰かになることが、自分を磨くことではないから。』

3『ちゃんと泣けるのは、強さです。』

いかがでしょう。

人生、夢、仕事、恋愛‥どのようなテーマであっても、気付きを与えてくれて、そっと前を向かせてくれるメッセージばかりですよね。

こちらのメッセージの詳細はぜひ公式HPをご覧ください。あなたの人生の支えとなる言葉に出逢えるかもしれません。

1年を通したイベントを開催

1年を通してさまざまなイベントを行っている軽井沢高原教会。その中でも特におすすめしたいイベントが夏の「サマーキャンドルナイト」と、冬の「星降る森のクリスマス」です。

軽井沢高原教会 サマーキャンドルナイトの様子。

まだ灯りのない時代。かつてこの地を訪れた宣教師たちが人々の幸せを願い、ランタンを持って街を照らしていました。

そんな当時の風習を受け継ぎ『訪れる人の心を照らしたい』という想いから森全体を温かなランタンの光で包み込みます。

大切な人と訪れたい特別な空間です。

冬には軽井沢の澄んだ空に、綺麗な星が見えるそう。満天の星とランタンに包まれた、幻想的なひとときを過ごすことができます。

軽井沢高原教会 星降る夜のクリスマスの様子。

軽井沢高原教会 星降る夜のクリスマス期間中には、礼拝と聖歌隊の方々の歌声を聞けるクリスマス音楽礼拝も行われます。

牧師の礼拝と聖歌隊の美しい歌声を聞くことができます。 

軽井沢の森の中に佇む教会は、春夏秋冬どの時期に訪れてもその時々ならではの姿を見せてくれます。

春には温かな陽の光が、夏には気持ちの良い新緑が、秋には深まる紅葉が、冬には森一面に広がる雪景色が。自然に包まれた教会だからこそ見られる、美しい風景が1年を通して感じられます。

まとめ

電車の中刷り広告で見つけた感動的なメッセージをきっかけに、いつか訪れたいと思っていた軽井沢高原教会。

今回、訪問・取材をさせていただき、一番に感じたことは軽井沢ならではの豊かな自然の魅力とスタッフの方々のホスピタリティです。

誰にでも開かれた場所であり続けること、人々の心に灯りをともすような存在であること。

100年の歴史を超えた今でも当時の理念はそのままに、現代に生きる人々を温かく包み込む軽井沢高原教会。

その美しい自然と優しい想いに、ぜひふれてみてはいかがでしょうか。

教会の情報

アクセス

〒389-0195

長野県軽井沢町星野 Google Maps

見学時間10:00 – 17:00

※挙式が行なわれている際など、教会内へ入ることができない時間があります。

※軽井沢高原教会 サマーキャンドルナイトの詳細はこちら

(画像出典:すべて軽井沢高原教会)

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この記事を書いた人

SAORIN

トラベルライターのSAORINです。 コピーライター歴6年。東京都吉祥寺在住。 「Writing=Lighting/書くことは光を当てること」 をモットーに、豊富な取材経験とコミュニケーション力を活かして地域の魅力を発信します! 担当エリアは、吉祥寺や地元の茨城県、旅に訪れた日本各地です。

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