2024年7月の暑い夏。全国各地から集めた2,500個を超える風鈴が飾られている「おふさ観音風鈴まつり」に足を運びました。
おふさ観音は身体の健康を授けるお寺といわれています。無事に夏を乗り切れるようにと、多くの方が訪れていました。
本記事では「おふさ観音風鈴まつり」の魅力について紹介します。
おふさ観音の由来
おふさ観音の正式名称は、高野山真言宗別格本山観音寺といいます。
現在の本堂がある場所は鯉ヶ淵とよばれる大きな池でした。この土地で暮らす娘「おふさ」さんが池のほとりを歩いていると、観音様が現れたとのこと。それがきっかけで池のそばに観音様を奉ることになったそうです。
本尊である十一面観音は、もともと身体に健康を授けるといわれていましたが、近年では厄除けや子授け・長寿などを願う人が訪れています。
「おふさ観音風鈴まつり」とは?
おふさ観音風鈴まつりは毎年7月1日〜9月30日まで開催しています。
風鈴の涼しい音色が厄を払うという仏教伝来の思想から、日本各地の風鈴が展示されています。その数は2,500個を超えています。
7月中旬にはライトアップも楽しめる「おふさ観音夏祭り」も開催されています。
夏の風物詩である風鈴の音色を楽しめるイベントです。
「おふさ観音風鈴まつり」は夏の風物詩
おふさ観音風鈴まつりは奈良の夏の風物詩として有名です。風鈴は30年ほど前に祖母の家で見た記憶があるくらい。おふさ観音の公式HPを見てわくわくしながら足を運びました。
2,500個以上の風鈴に感動
正門を入ってみると敷地内の風鈴の数と種類に驚きを隠せません。
2,500個以上の風鈴があるそうです。歩いているだけで夏を感じ涼しい気持ちになりました。
猛暑日ではありましたが、時折吹く風になびく風鈴の音色に癒されました。味わった人にしかわからない感動があります。
風鈴まつりは2003年から開催されていて、夏の風物詩として人気スポットになるのもうなづけます。台風等の荒れた天気でなければ雨天時も楽しめるとのこと。
本堂の前では、日本各地の風鈴が販売されていました。
見たことのない風鈴が多くあり、次回訪問の際には購入しようと思います。
四季折々の花が楽しめる
おふさ観音風鈴まつりは風鈴だけでなく、四季折々のお花も楽しめます。8月はひまわりが咲いていました。
「美しいお花たちによって、訪れる方々の心を少しでも安らげたい」という思いでたくさんのお花を育てているそうです。
美しい境内は、調和のとれた仏様の世界のようであることから「花まんだらのお寺」とも呼ばれています。
おふさ観音に御朱印はある?
おふさ観音では、「大和七福八宝霊場」と「大和十三仏霊場」の御朱印を通年で受付しています。また、風鈴まつり中には期間限定の御朱印もあります。代金は500円です。
また、バラまつりや堤灯まつり、めだかなどの御朱印もあります。さまざまなイベントで御朱印を楽しめるでしょう。
おふさ観音ではどんなイベントが開催されてる?
今年2024年のおふさ観音風鈴まつりは7月1日〜9月30日まで開催されていますが、ほかにも1年を通じてさまざまなイベントが開催されています。
春と秋のバラまつりは1995年から毎年開催している行事です。春は5月中旬〜6月末、秋は10月中旬〜11月末で、雨天時も境内に入れます。※詳しくは公式Instagramへ
おふさ観音で育てているバラは数千種類あり、香りや景色を楽しめるでしょう。秋にはバラまつりに足を運び境内を散策して風景を楽しむ予定です。
境内は入場無料で本堂内拝観料は300円です。
また、毎月17日・18日は月並縁日としています。縁日とはある神仏に縁の深い日のことで、その日に参詣すると功徳があるといわれており、18日とその前日の2日間は多くの参詣者でにぎわいます。
気になる人は公式HPでイベント内容をチェックしてみてください。
アクセス
施設情報
- 住所:〒634-0075 奈良県橿原市小房町6-22
- TEL:0744-22-2212
- 定休日:年中無休 開門時間7:00~17:00 (寺務所は午前9時〜午後4時)
- 入場料:境内は入場無料(本堂内拝観は300円)
- 駐車場:無料駐車場4か所 計22台
- SNS:Instagram
- 公式HP:おふさ観音
公共交通機関の場合
・JR「畝傍」駅から徒歩約15分。近鉄「大和八木」駅から徒歩約20分。
・近鉄「大和八木駅」より奈良交通バス「小房」下車徒歩約5分
・近鉄「橿原神宮駅」より奈良交通バス「小房」下車徒歩約5分
自家用車の場合
- 大阪方面/松原J.C.Tより阪和自動車道経由で約41分、松原J.C.Tより西名阪自動車道経由で約42分
- 京都方面/城陽I.Cより京奈和自動車道経由で約68分
※詳しくは公式HPへ
駐車場について
駐車場は無料で西、南、東、第2駐車場を合わせると22台ありますが、風鈴まつり時は混雑が予想されるため公共の交通機関がおすすめです。
通常駐車場は無料ですが、混雑時は有料になるケースもあります。
まとめ
おふさ観音風鈴まつりは全国各地から集めた2,500個を超える風鈴が飾られている夏の風物詩を楽しめるお寺です。境内は入場無料で本堂内拝観料は300円です。
私は7月の暑い日に足を運びましたが多くの風鈴の音色で涼しく感じました。
また季節によってさまざまな花があり夏はひまわり、春・秋はバラが楽しめます。
子ども連れからご年配の方まで風鈴の音色に癒されること間違いなしでしょう。