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もの・こと  |    2023.08.08

49年続いた歴史とともに紡いできた「あじさい×ライトアップの世界」

言葉で日常に彩りを与えていく、Mediallライターのめておーらです。

今回は水戸市北西部を会場とした「水戸のあじさいまつり」というイベントについて紹介します。このイベントは今年で49回目を迎えました。街中でも自然が楽しむことのできる保和苑を中心に、色々なところであじさいを堪能できる名所として人気の催しです。

今回は期間限定イベントである「あじさいライトアップ」の模様を実際に現地に足を運んだ感想も踏まえて紹介していきます。

引用元:水戸コンペティション協会《保和苑》(https://mitokoumon.com/facility/historic/howaen/)

「水戸のあじさいまつり」とは

水戸のあじさいまつりは今年で49回目を迎えたイベントで、水戸市街北西部、保和苑を中心とした「水戸のロマンチックゾーン」を会場に、様々な催しが行われます。保和苑は徳川光圀公(通称:水戸黄門)が名付けたとされる純日本庭園です。会場では西洋あじさい・がくあじさいなど約100種6,000株が色鮮やかに咲き誇っています。また、その他の会場では水戸八幡宮があり、山あじさいを中心に約60種5,000株のあじさいが見られます。

見どころいっぱいのあじさいロード

この時期の水戸市街北西部では、道を歩いていてもあちらこちらにあじさいが見られます。「水戸のロマンチックゾーン」と呼ばれる全長3.8㎞の道のりではピンク、青、白と色とりどりのあじさいが日常を楽しませてくれます。

最近では水戸市内にレンタルサイクリングができる場所や、自転車走行ゾーンが作られたので、自転車でロマンチックゾーンを観光するのもおすすめです!ちなみに車だと駐車場は有料ですが、自転車だと駐輪場は無料で提供されています。

期間限定イベント

主な期間限定イベントを紹介します。あじさいまつりの期間は6/10~7/2なのですが、その中でも1週間限定での開催だったり、2日間限定のイベントもあるので何度行っても飽きません。イベントの内容としてはあじさいの名所をバスに乗って周遊する「観光漫遊バス~水戸のあじさい満喫編~」や、地元の高校生によるあじさいのハーバリウムづくり体験などがあります。

ここでは、6/17~6/25までの期間で行われた「あじさいライトアップ」について紹介していきます。

保和苑での神秘的な光景「あじさい×ライトアップ」

「あじさいライトアップ」は19:00~21:00の間で行われ、保和苑を順路に沿って歩きながら、その道中で見られるあじさいの光に照らされた姿を鑑賞するイベントです。いくつかの撮影スポットもあり、多種多様なあじさいを見ることができます。

見事に咲き誇る保和苑のあじさい

出迎えたのは映えること間違いなし!「あじさいの壁」

まず出迎えてくれたのは、保和苑の入り口前にある大きな「あじさいの壁」でした。前のベンチに座ると、まるであじさいに包み込まれているかのような不思議な気持ちになりました。ここで写真を撮る人も多く、たくさんの人が見入っていました。

出入り口前も豪華な展示でワクワクな気分にさせてくれます。

池エリアで見つけた幻想的な花筏(ハナイカダ)

保和苑には明星ヶ池と呼ばれる池があり、期間中はその池に花筏が浮いてありました。あじさいをベースとした花筏は撮影スポットとして人気のようで、この期間は人だかりができるそうです。

私が行った時は人が並んでいて、少ししか堪能できませんでした。しかし噴水や灯篭のような塔もあり、とても幻想的な風景でした。個人的にはもう少し筏が大きければうれしかったなという感想を持ちましたが、満足できました。

明星ヶ池と噴水と花筏。花筏にはあじさいが敷き詰められていました。

珍しいあじさいの数々

「あじさいライトアップ」では多種多様なあじさいを見ることができました。円の形をしたあじさいだけでなく、長細いあじさいやひとつひとつの花びらが目立ったあじさいなどがありました。

また色もピンク、青、紫、白と鮮やかであるのに加え、ライトが当たることによってより神秘さが生まれ非日常の世界にいるような気分になりました。

この時期にしか見られない〇〇〇が見れた!!

順路通りに歩いていくと、川に下りられる階段がありました。夜の暗い中でしたが、「電気をつけずにお進みください」との声かけが。恐る恐る階段を降りるとそこには木々の影と川のせせらぎの音しかなく、あじさいは見られませんでした。

森の音に耳を癒されながら入り浸っていると「もうすぐホタルが飛び交います」というアナウンスが!そう、「電気をつけずにお進みください」という意図は、ホタルの発光を遮らないでくださいということだったのです。私が訪れた時間が少し早かったのか数回しかホタルの発光を見ることができなかったのですが、近くに住む人にお話を伺うと、ホタルの隠れ見どころスポットでこの時期はよく見られるのだとか。

悲しかったのが、次々と来た人々が電気をつけながら進んでいたということです。確かに足元が見えにくく、階段でもあるので電気をつけたいのはよくわかるのですが、考慮してほしいなとも思いました。

今回は水戸であじさいを見られるイベントに参加しました。県庁所在地ではありますが、このように自然の音や景色を五感で感じることができて良いリフレッシュになりました。来年は50周年ということでどんな催し物が開催されるのか楽しみです。

水戸のあじさいまつりの詳細はこちらから↓↓

水戸のあじさいまつり « 一般社団法人 水戸観光コンベンション協会 (mitokoumon.com)

保和苑の詳細

保和苑 « 水戸市の観光情報サイト「水戸旅」【公式】水戸観光コンベンション協会 (mitokoumon.com)

住所:茨城県水戸市松本町13-19

アクセス:JR水戸駅北口バスターミナル7番のりばから栄町経由茨大・渡里方面行きバスで約15分、「保和苑入口」下車、約3分

※あじさいまつりの時だけ駐車場有料(500円/h)

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この記事を書いた人

めておーら

@広島→茨城 04年生まれの大学1年生。 ライティング×農業×地域コンサルで人に光を与える人になりたいです。 「書く」「発信する」に異常なほど熱意を燃やしています。 高校生で執筆活動を開始し(非営利目的)、大学生になって営利目的でのライティングを始めました。 これまでの取り組み:高校生新聞、ランサーズ、mediall、水戸経済新聞

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