富山県内を走っている「富山地方鉄道」。その中でも、富山県黒部市の区間で春と秋に販売されている特別な切符があります。それが「くろワンきっぷ」。この切符、なんと500円で電鉄石田駅~宇奈月温泉駅までの区間が1日乗り放題になるという画期的な切符なのです!今回の期間は2024年9月14日~10月30日までの土日祝日と、11月23日。
ただ、この切符を購入できるのは富山県黒部市在住あるいは通勤・通学などで黒部市に関わりのある人のみ。利用できる方には、ぜひこの機会に活用していただきたいです。
「自分には関係ないな~」と思ったそこのあなた!くろワンきっぷは使えないかもしれませんが、富山地方鉄道で行くことのできる場所には魅力的な場所がたくさんあります!
今回は、そんな富山地方鉄道で行ける場所を紹介しますので、ぜひ黒部巡りの参考にしてくださいね。
くろワンきっぷを持って電鉄黒部駅を出発!
まずは電鉄黒部駅で切符を購入。ここから黒部の旅が始まります。(黒部市には「あいの風とやま鉄道黒部駅」「新黒部駅」「電鉄黒部駅」があるので注意!)
新幹線でお越しの方は「新黒部駅」がすぐ近くにあるので、そこから乗車することをおすすめします!
駅全体が緑色のレトロな「舌山駅」
まず降りたのが「舌山駅」。新黒部駅からは1駅で着きます。
ここは私的フォトスポット。レトロで薄い緑色がかわいらしい駅、撮影場所にいかがでしょうか。
無人駅のこちらは、静かで昔の香りがします。
やさしい緑色があまり見かけない雰囲気で珍しいですよね。
「宇奈月温泉駅」の周辺を散策!
次に降りたのが終点の「宇奈月温泉駅」。駅に着いてから、周辺を散策しました。ここもまたレトロな街並みで、思わずカメラを構えてしまいます。
宇奈月温泉駅の前には温泉の噴水!?
これは宇奈月温泉駅を映した写真なんですが、なんと、噴水から湯気が出ています!
宇奈月は新幹線駅の名前が「黒部宇奈月温泉駅」になっているほど、温泉で有名な地域。宇奈月温泉駅を降りると、温泉の噴水が私たちを迎えてくれます。
福多屋菓子舗で味わう、宇奈月の味
宇奈月温泉駅の周辺を歩いていると、お菓子屋さんを見つけました。
水まんじゅう、栗蒸し羊かん、わらび餅……など、美味しそうな言葉が並んでいたので寄ってみることに。
いろいろ悩んだ末「うなづき小町」というお菓子を購入。170円です。
やさしい甘さのサツマイモのお菓子でした。ほろほろとしていて、食べやすいサイズ感なところも良いです。
福多屋菓子舗さんのホームページはこちら。
HoLo家であたたかみのある雑貨に出会う
雑貨店に、カフェとガラス体験ができる工房が併設されている「HoLo家(ほろや)」。
見ていて楽しい雑貨がたくさんありました。
中でも私がかわいいと思ったのは、トロッコ電車やホタルイカの絵柄のポーチ!
富山県滑川市で有名なホタルイカと宇奈月を走るトロッコが、まるでクレヨンで描いたようなデザインになっているところに惹かれました。
「トロッコ電車って何?」と思われた方は、ぜひこちらのページをご覧ください。
つぼや煎餅店で出来立ての煎餅をいただく
続いて伺ったのは「つぼや煎餅店」。
煎餅を焼いておられる時間に訪れると、出来立ての温かいものを食べることができますよ。
私がいただいたのは「山びこせんべい」。なんと1枚30円でした。
こちらの煎餅の名前はトロッコ電車の「山彦橋」が由来だそう。ほんのり甘く、出来立ては温かくて固すぎずパリパリとした食感が美味しかったです。
お店の方は「昔ながらの味を守っています」と笑顔でお話してくださいました。
「湯めどころ宇奈月」で1年後の自分に手紙を書く
つぼや煎餅店さんの向かい側に「湯めどころ宇奈月」という総湯があります。観光案内所も併設されているので、宇奈月の観光に迷ったらぜひ寄りたいスポットです。
こちらに立ち寄ったところ、おもしろいものを発見。
こちらは旅の思い出などを綴って、1年後の自分に届けるポストです。
私も未来の自分に向けて、宇奈月での思い出とともに手紙を書いてみました。
届いた時に自分がどんなことを思うのか、楽しみです。
書き終わった手紙はこちらのポストに投函してきました。
レトロを楽しむ黒部の旅
富山地方鉄道で行ける、黒部市内のおすすめスポットを紹介しました。
しかし、まだまだ黒部市には魅力的なお店や、体験のできるところがたくさんあります。
特に宇奈月は温泉のまちとして知られていますが、その街並みがレトロで素敵なところにも注目していただけると嬉しいです。
温泉旅行で宇奈月を訪れる方も、市内に住む方も、ぜひ黒部市の魅力に浸ってくださいね。
Information
電鉄黒部駅
住所:富山県黒部市三日市815