東大阪市稲田新町にある「フレスポ東大阪」で、2024年10月6日、個性的なイベントが開催されました。
その名も『ねじワールドカップ』。
本物のねじを使った競技で成績を競い、もらえる景品も工場で仕入れたねじという、まさに「ねじづくし」のイベント。その熱気に包まれた会場の様子をお伝えします。
ねじワールドカップって?
大阪府東大阪市は「モノづくりの町」。第1次世界大戦の頃からねじの生産が盛んになり、今も数多くの町工場が軒を連ねています。
ねじワールドカップは、ねじをこよなく愛する地元メディア「週刊ひがしおおさか」さんが主催する、日本で唯一のねじ競技大会。
2018年から始まったこのイベント、なんと2030年に世界大会開催を目指しているのだとか!
会場に到着
今回の会場は「フレスポ東大阪」。2Fに上がると会場が見えてきました。
受付で成績を記録する用紙をもらい、名前を記入します。
今回用意された競技は3種類。
- ねじビルド
- ねじ探し
- ねじ寸切り
「ねじ探し」はまあ想像できますが、他は一体どんな競技なんだろう……?
「じゃあ、頑張ってきてください!」とスタッフさんに笑顔で送り出され、ドキドキしながら競技に向かいます。
ねじビルド
用意された箱に入っているのは、大量のナットとボルト。この中から、ピッタリの組み合わせを見つけるという競技です。
制限時間は1分、どれだけ多くの組み合わせを見つけられるかを競います。
太さ・長さ・色・形が全部違って、かなり難易度が高そうです。
実際にはめてみて、ピッタリかどうかを確かめます。合いそうと思っても、はめてみると意外とはまらない!!!
わたしの記録は3組、6歳の娘は2組でした。
ねじ探し
箱の中から、指定されたねじを探し出す競技。
今回探すのはこちらの5種類です。
よーく見て、同じねじを探します。
簡単そうに見えて、意外と難しい……!
これだ!と思っても、よく見ると頭部の形が違ったり、微妙に長さが違ったり。あらためて、ねじの種類の多さを実感しました。
記録は、わたしが32秒、娘が111秒。
ちなみに本日の最短記録は4秒らしいのですが、一体どうやって……?
毎日いろんなねじを見ている、ねじ工場の方でしょうか……。
ねじ寸切り
ねじ寸切りとは、長いボルトに上から下までナットを通し、かかった時間を競う競技。
ボルトは長いものと短いものがあります。娘は長い方に挑戦!長さは1mくらいあります。
ナットを勢いよく回転させて通していくのですが、だんだん手が疲れてくるようです。頑張れ!
下の方になってくると、体勢もつらくなってきます。
記録は118秒!頑張りました。
この日の最短記録は22秒となっていて、世の中にはユニークな特技を持った人がいるのだな……と思いました。
景品はもちろん……ねじ!
競技に参加した人は、1人1回「ねじガチャ」を回せます。
入っているのは、工場から仕入れた本物のねじ!
7種類の中から、2種類がランダム封入されています。
今回は、道路でよく見る「測量鋲」を得意とする「株式会社三和鋲螺製作所」のねじだそうです。
「ものづくりの町」を体感できるイベント
ねじワールドカップは、年に数回開催されています。
次回は2024年12月8日(日)、「フレスポ長田」にてねじワールドカップの拡大版『ねじフェス』を開催!ねじのイベントだけでなく、グルメなども登場予定だそう。
ねじワールドカップに参加すると、メンバーズカードにスタンプを押印。5こたまると特製缶バッジ or「ねじマスター認定書」、10こたまると特製Tシャツがもらえます!
カードは年度をまたいで使えますので、来年度以降も参加してぜひ集めたいところですね。
ものづくりの町・東大阪ならではのイベント『ねじワールドカップ』。
他ではできない体験をしたい!という方は、ぜひ遊びに来てください。
ねじワールドカップ
次回開催:2024年12月8日(日)拡大版ねじフェスとして開催予定
時間:10:00〜15:00 (随時受付 直接会場にお越しください)
会場:フレスポ長田 特設会場(大阪府東大阪市長田中2丁目5-23、大阪メトロ中央線 長田駅2番出口すぐ)
参加費:無料
対象年齢:3歳以上を推奨
主催:特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか