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人  |    2025.03.23

ご縁の町出雲から繋ぐパールアクセサリー「marl izm」の魅力

淡水パールをあしらい、女性らしさと魅力を引き出すアクセサリーの「marl izm」。

島根県出雲市で活動するハンドメイド作家のmikiさんにアクセサリーに込めた思いや今後の活動についてお話を伺いました。

100円ショップで出会った最初の仕事のパートナー

––– 「marl izm」について、なぜこの屋号にしようと思ったのでしょうか?

私が住んでいる出雲市は「ご縁の町」として知られています。

出会った「ご縁」を大切にしていきたいと思い「丸」を連想し、そこにパールを掛け合わせて「マール」という造語を作りました。「izm」は出雲からつけたものです。

「素敵なご縁がまあるく繋がりますように」と願いを込めました。

––– そんな願いが込められているんですね!mikiさんが実際に販売している姿は、本当に出会った全ての人を大切にされているのが伝わります。mikiさんはどういった経緯でハンドメイドを始めたのですか?

私がハンドメイドに出会ったのは小学校低学年の頃でした。

当時からミサンガを作ったり、ダンボールで工作をしたりものづくりが好きでした。

そんな姿を見ていた母が、出雲に100円ショップができたときに連れて行ってくれたんです。

そこで「Tピン・9ピン」というアクセサリーの材料を見たとき、すごく衝撃を受けました。

今までお店で見たアクセサリーが、資材を組み合わせることで自分でも作れたときはすごく嬉しかったのを覚えています。

–––当時から自作でアクセサリーを作っていたそうですが、作品のイメージはどこから湧いてくるのですか?

小学生の頃セーラームーンが大好きで、キャラクター達がつけているアクセサリーやファションの影響を受けたり、可愛いものにたくさん触れてきたので、デザインに悩むことはなく、自然と湧いてきたものがほとんどです。

–––marl izmの「お月様シリーズ」はセーラームーンを思い出しました。アクセサリーはパールを主に使っていますが、パールを使ったデザインにしようと思った理由をお聞かせ下さい。

以前からパールを使ったアクセサリーを作ったりしていたのですが、イベントでパールのアクセサリーをつけて下さったお客様を見たときに、その方らしい魅力が内側からキラキラしている様に見えたんです。

石の意味を調べると「愛情・円満・無垢の美しさ」と、まさに女性らしさを表す言葉で、これはパールを布教するしかない!と思い、パールをメインにすることにしました。

デザインは出会った人からインスピレーションをもらうことが多いです。

例えば、以前お花関係の仕事をされているお客様からお花をもらったとき、初めて黒いビオラを見ました。そこで、黒いビオラをモチーフにしたイヤリングを作ってみたんです。

こんなアクセサリーをつけたらもっと素敵じゃないかな?と考えているうちに、自然と点と点が繋がってデザインが思いつくことがあります。

アクセサリーを仕事にするターニングポイント

–––幼少期からアクセサリー作りを始め、現在ではさまざまなイベントに出店されているmikiさんですが、本格的に活動を始めたきっかけは何でしょうか?

一番のきっかけは三男の育休のときです。

当時会社員をしていたのですが、育休が被った同期から「ママがお下がりを交換できる場を作ろう」と誘ってくれて、一時期アクセサリー作りから離れていたのですが、もう1回アクセサリーを作ろうと決めた時期でもあります。

–––当時人生で一番悩んでいた時期だったそうですが…

三男の子育てに悩んでいました。

この子を育てていく自信もなく、未来が見えなくて明日への希望すら持てない日々を過ごしていました。

そんなとき同期から声をかけてもらって、実際に出店したときにお客様からの「ありがとう、可愛い」の言葉に、自分はまだ人に求められて良いんだ、もっと出来ることがあるかもしれないと思わせてくれたのは大きなきっかけでした。

ママのために立ち上がったもう一つのターニングポイント

–––アクセサリー作家として活動しながら、イベント主催というステップを踏まれたmikiさんですが、イベントを始めるきっかけは何でしょうか?

これは私の憶測かもしれませんが、イベントの出店者同士はすでに顔馴染みのグループができていて、新参者が気軽に出店できる場がないのでは?と疑問に思ったんです。

あまり知られていない作家さんも素敵な作品を作っておられるので、もっと出店しやすい環境を作りたいと思っていたんです。

そんなときにコロナウイルスが流行して、さらにイベントが出来る機会も減って、当時一緒に活動していたパートナーと現状を変えるために私達に何ができる?私達がやらなきゃ誰がやるんだ?と思ったんです。

感染対策やママ作家さんの悩みを総合的に考えて、最初に始めたのが委託販売型のイベントでした。

–––小さなイベントから大きなイベントと、コツコツと活動の幅を広げていったmikiさんですが、そのエネルギーはどこから湧いてくるんでしょうか?

一番は「ママのために」という一心でした。

それは私が育休のときに子育てに悩んだ経験があったからこそ、コロナ真っ只中のときはママ達の心が疲弊してしまうのでは…と心配だったんです。

日常の+αが許されなかった雰囲気だったからこそ、暗い雰囲気を変えたかった。

私が伝えている「ママ」は、来て下さるお客様だけでなく、出店側の「ママ」のことなんです。

出店側もイベントのメンバーと思っているので、誰一人も残したくないし、全員が売り上げを上げて気持ちよく終えることを大切にしています。

今後の展望は?

–––昨年も様々なイベントに出店・開催をしてきたmikiさんですが、今後どのような活動を計画されているのでしょうか?

最近お客様のためにもっと良いものを届けたいと思って、東京へ行って仕入れをしてきたんです。

正直資材はネットでも買えるのですが、パールって一粒一粒が一点物なんです。ネットでしっかり確認して取り寄せても、実際見ると色味やテリツヤ感が思っていたものではなかったことも多くて、実際に自分の目で見て納得したものをお客様に届けたいと思ったんです。

それが私なりのお客様への恩返しかな、と思っています。

今後しばらくイベントの活動はお休みをしますが、その間にもっとお客様に良い商品を届けられるように模索していく予定です。

「marl izm」に込められたご縁を一つひとつ大切にしてきたmikiさんが作ったアクセサリーには、人との出会いのプロセスが込められていました。

mikiさんの今後の活動が楽しみでなりません。

「marl izm」の最新情報はこちら

公式Instagram

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この記事を書いた人

ayaka.matsuura

初めまして、島根県でフリーライターをしています松浦綾香と申します。島根県でしか見れない景色やモノづくり文化、人、美味しいものを全国の方に届けられるよう、思いを込めて執筆しています。

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