滋賀県の中部、琵琶湖の東岸に存在する近江八幡市。
安土城や近江商人など歴史が深く、またたねや・クラブハリエの本店を構えている市でもあり、滋賀の中では知名度が高いといえるかもしれません。
そんな近江八幡市の観光に欠かせない場所が、日牟禮八幡宮です。
「日牟禮八幡宮」は近江八幡市にとって特別な神社
日牟禮八幡宮の玄関口である鳥居は8.8mもの高さがあり、その迫力は写真からも伝わるのではないでしょうか。
一方で傍らには、飛び出し坊やが並んでいるのが愛らしく、滋賀県ならではの光景といえます。
そして鳥居を潜りしばらく進むと「日牟禮八幡宮」の楼門と本殿が現れます。
日牟禮八幡宮は皇室や将軍家からの崇敬を受けながら、厄除開運、商売繁盛などのご利益がある近江の守護神として、広く信仰を集めてきました。
そもそも「近江八幡市」の由来は、日牟禮八幡宮にあるとされています。
日牟禮八幡宮に八幡さまが祀られていたことが「八幡」の由来となり、昭和29年の市制移行後に「近江八幡」になりました。
日牟禮八幡宮は、市にとって特別な神社だといえるでしょう。
公式サイト 日牟禮八幡宮
日牟禮八幡宮で行われる左義長まつり
日牟禮八幡宮は毎年3月に「左義長まつり」が行われる場所でもあります。
引用:近江八幡左義長保存会
左義長まつりの見どころの1つは「ダシ」です。
写真で担いでいる左義長は担ぎ棒と大松明以外は、全て乾物や穀物といった食材で作られているのです。
左義長を担いで旧城下町を練り歩いたり、日牟禮八幡宮の内外で左義長同士をぶつけあったり。さらに2日目の夜には、火除け厄除けの願いを込めて左義長が奉火されます。
日牟禮八幡宮は観光客だけでなく、地域の方にとっても特別な場所になっています。
地域で守ってきた「八幡堀」
そして日牟禮八幡宮の鳥居を潜ってすぐに石の階段を降りると、八幡掘が存在します。
全長4,750mの八幡掘は時代劇の撮影スポットとしても有名で、水戸黄門やるろうに剣心など幅広い作品のロケ地となっています。遥か昔である歴史の雰囲気が残る場所といえます。
石畳の小路があり、何気ない景色に風情があります。
八幡堀は戦国時代に作られ、交通路や生活の場として活用されていました。しかし昭和頃には汚いまま放置され、埋め立てる話も出ていたようです。
まちの人々が堀を守るべきだと当時始めた清掃活動は、現在も続けられています。この美しい景色は地域の人々によって守られ続けているのです。
八幡掘は和船で周ることもできます。旅の思い出にぜひ利用してみてください。
まとめ
日牟禮八幡宮や八幡堀は、街並みが美しいだけでなく、歴史の深い場所としてもおすすめの観光スポットです。
日牟禮八幡宮・八幡掘近辺には、他にも城下町の雰囲気が残る風情のある街並みが残っています。近江牛が食べられたり高級宿があったり。またお洒落なお店が所々にあるので、若い方にも楽しんでいただけるかと思います。落ち着いた場所を観光したい方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
・車でお越しの場合:名神高速道「竜王」インターより15km(駐車場無料)
・公共交通機関でお越しの場合:JR「近江八幡駅」または近江鉄道「近江八幡駅」下車→近江鉄道バス「八幡堀」にて下車
追伸
最後に、日牟禮八幡宮近辺で個人的におすすめのお店をいくつか紹介します。気になるお店があれば、あわせて訪れてみてくださいね。
店名(主に販売する物) | 公式サイト |
AmaimonyaAI(ケーキ) | https://amaimonya-ai.movabletype.io/ |
GoingNuts!(ナッツ) | https://going-nuts.com/ |
TWO RABBITS BEER HOUSE(クラフトビール) | https://www.tworabbitsbrewing.com/ |
たねや 近江八幡日牟禮ヴィレッジ(和菓子・洋菓子) | https://taneya.jp/shop/shiga_himure |