こんにちは!Mediallライターのシライシです。
今回は、宮城県の県南に位置する市・角田市の西根地区にある「田んぼアート」に行ってきたので、その模様を紹介しようと思います。
角田市は、自然豊かな田園風景と宇宙への夢が共存するまちです。福島市や仙台市から車で1時間ほどで行くことができます。角田市について知りたい方は、「【温泉】宮城県角田市にオアシス現る!天然温泉もみの木を徹底リポート」で紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
西根田んぼアートは、テレビで紹介されて連日来場者が多く、来場者数は100人を超えるそうです!西根田んぼアートの見頃は9月頃までとのことなので、気になる方は本記事をご覧いただき、早めに足を運んでみてください!
そもそも田んぼアートとは?
田んぼアートとは文字通り、田んぼに描くアートのことで、田んぼをキャンバスに見立て、色の違う稲を使って巨大な絵や文字を描きます。
全国でもちらほら見られる田んぼアートは、カラフルで本物の絵のようですよね!田んぼアートでは品種の違う稲を使い分け、色や影を表現しています。
西根田んぼアートでは「黄色大黒」や「紫大黒」、「べにあそび」などの品種を使っていました。同じ赤色を表現するにも違った品種を使うそうです。
近くで稲を見ると、このような感じでした!
田んぼアートのはじまり
田んぼアートというと、青森県南津軽郡田舎館村で行われているのが有名ですよね!田舎館村の田んぼアートは、1993年に村おこしが目的で始まりました。主に日本人の芸術作品をモチーフにしています。
西根田んぼアートは2007年からはじまり、角田で有名な牟宇姫(むうひめ)やH-IIロケットなどが描かれてきました。2010年以降になると、日本全国に広まっていきました。
北は北海道、南は鹿児島県まで田んぼアートが開催されています。宮城県付近だと、岩手県・秋田県・山形県・福島県で見ることができます。
福島県鏡石町の田んぼアートについては、「これぞ自然美!田んぼアートを見よう|福島県鏡石町」で紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
西根田んぼアートができるまでの流れ
西根田んぼアートができるまでの流れは、下記のとおりです。
- 田んぼ一面につや姫(米の品種名)を植える
- 測量で杭打ちする場所を指定して杭打ちをし、杭にビニールテープを巻きながら囲む(今回は杭を2300本使用)
- ビニールテープを巻いた文字と絵柄の中のつや姫を抜く
- ビニールテープ内の絵柄と文字の中へ9種類の苗を手植えする
- 杭とテープを撤去する
設計図を作るのはとても細かな作業とのことで、プロの測量士が作っています。はじめから「遠くから見る」ということを想定して作られているそうです。
これまでの西根田んぼアートで描かれたもの
これまでに、西根田んぼアートで描かれたものは、下記の通りです。
- 花の絵(コスモスとパンジー)
- ロケットと「ニシネン米」の文字
- チューリップ
- おむすびコロコロ
- かくだの里から笑顔と元気を(角田市の統一スローガン)
- 角田市観光PRキャラクター ひかりちゃん☆とヤンマ
- 巨大ホタル
- ガブリ君
- 牟宇姫(むうひめ)
- 牟宇姫バージョンアップ
- 羽生結弦選手と阿弥陀如来坐像・H2ロケット
- 羽生結弦選手と不死鳥・ブルーインパルス
- 羽生結弦選手 FLY!YUZU!!
これだけ多くのアートが描かれてきましたが、今年の西根田んぼアートでは何が描かれたのでしょうか?
見どころ
西根田んぼアートの今年のモチーフは、notte stellata(ノッテ・ステラータ)を演じる羽生結弦さんと、仙台藩主伊達政宗公の騎馬像です。宮城ならではのデザインと、細部まで色鮮やかに描かれる自然のアートが見れるのは西根田んぼアートだけです!
また、自然のアートなので時期ごとに少しずつ変化が楽しめるのも魅力です。遠方や海外の方も何度もいらっしゃるそうです。
まとめ
食べるだけではなく、見ても楽しいお米。そんな魅力をこの夏はぜひ、口だけでなく目でも味わうのはいかがでしょうか?
また、田んぼアート事業は寄付金で運営をしているそうです。来たときには皆様のお気持ちお願いします!とのことでした。
西根田んぼアートの情報
施設の情報
施設名:西根田んぼアート
住所:〒981-1516 宮城県角田市高倉内田地区
営業時間:24時間営業
電話番号:080-7808-5345(西根田んぼアートを楽しむ会事務局)
アクセス:東北自動車道白石インターチェンジより車で約20分
駐車スペース:4~5台
公式SNS:https://twitter.com/tanboart_hy
https://www.facebook.com/tamboart.nishine/
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