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フード  |    2025.07.12

仙台名物!笹かまぼこの名付け親「阿部蒲鉾店 本店」

こんにちは!Mediallライターのシライシです。

今回は、宮城県の県庁所在地・仙台市の青葉区にある「阿部蒲鉾店 本店(あべかまぼこてん ほんてん)」に行ってきたので、その模様を紹介しようと思います。

仙台の名物として知られる笹かまぼこの名付け親といわれているのが「阿部蒲鉾店 本店」です。笹かまぼこは、明治末期に魚の食品ロスをなくすために作られたのが始まりといわれています。

仙台に来たら笹かまぼこは必ず食べてほしいので、ぜひ寄ってほしいスポットです!仙台市について知りたい方は、「【宮城県仙台市】緑と水で癒される「小松島公園」をのんびり散策|お子さん連れでも楽しめます!」で紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。

「阿部蒲鉾店 本店」とは

まず、かまばこは冷凍保存の技術がなかった時代に、大量にとれた魚をどう保存するかを解決する策として生まれました。

白身の魚をすり身にし、細い竹につけて焼いたものが蒲(がま)の穂や鉾(ほこ)の形に似ていたことから「かまぼこ」と呼ばれるようになりました。

笹かまぼこは、かまぼこを作る際、笹の葉の形に焼いたのが始まりといわれています。「仙台名産 笹かまぼこ」と命名したのは、阿部蒲鉾店の創業者だそうです。

「阿部蒲鉾店 本店」は、土地を売って得た750円(当時の価格)を元手に創業者の阿部秀雄(あべひでお)さんが開いた店です。

仙台空襲で一度更地になりますが、いち早く再建して営業を再開し、仙台の街を支えました。

その後、自動笹焼き機を開発しますが、笹かまぼこを仙台の名産にしたいという創業者の想いから、技術を独占せず、同業他社にも設計図を公開しました。

このような働きかけがあったからこそ、笹かまぼこは仙台の名産品になっていったのでしょう。それからも多様なニーズに応えていき、現在も仙台市の中心部で営業を続けています。

「阿部蒲鉾店 本店」に行ってみた!

ということで、実際に「阿部蒲鉾店 本店」へ足を運んだ模様をお届けします!

「阿部蒲鉾店 本店」は、仙台市営地下鉄東西線「広瀬通駅」から徒歩約6分、JR「仙台駅」から徒歩約5分、JR仙石線「あおば通駅」から徒歩約4分の場所にあります。

私はJR「仙台駅」から歩いていきました。クリスロードを通っていくと、「阿部蒲鉾店 本店」がありました!

私が足を運んだときには、すでに笹かまぼこを食べて楽しんでいる方がいらっしゃいました。

店舗の入り口には、全国蒲鉾品評会で農林水産大臣賞栄誉大賞を受賞したときの盾や、ジャパンフードセレクションでグランプリをとったときの盾が飾られていました。

また、入り口には手焼き笹かま体験の案内がありました。10時~17時まで受け付けているので、タイミングが合えばぜひ体験してみてください。

店内にはさまざまな種類の笹かまぼこがありました。食べ比べてみるのもおもしろそうですね。

私は、夏季限定の「四季の笹かまぼこ【枝豆】」を購入しました!やはり、○○限定という言葉を見ると、どうしても興味を持ってしまいます…(笑)

袋を開けて見てみると、細かい緑の粒が見え、枝豆が練り込まれているようでした。

笹かまの風味もしっかりありつつ、枝豆特有の香りもしてきてとてもおいしかったです!

みなさんもぜひ「阿部蒲鉾店 本店」へ足を運び、笹かまぼこを食べてみてください!

「阿部蒲鉾店 本店」の情報
施設の情報

施設名:阿部蒲鉾店 本店(あべかまぼこてん ほんてん)
住所:〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央2丁目3−18 阿部蒲鉾店本社ビル
アクセス:仙台市営地下鉄東西線「広瀬通駅」から徒歩約6分、JR「仙台駅」から徒歩約5分、JR仙石線「あおば通駅」から徒歩約4分
サイト:https://www.abekama.co.jp/

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この記事を書いた人

シライシタイヘイ

生まれてこのかた宮城県を出たことがないライター。 元塾講師で今はフリーライターとして活動中。 宮城県南部の魅力を中心に発信していきます!

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